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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えて、ポカンとしたのは事実です。
よくわからなかったのも事実です。
暴力的な描写もすごいし、459ページもあるのに、あっと言う間に読み終えたし、
文章の力はすごいですね、なんというのか最初から最後までずっと押されている感じ、
例えが適切ではないとわかっているのですが、ところてんの押し出しというか、羊羹を押し出しているというのか、そんな感じでした。ずっと押されて、押し返すなんてことは無理無理。
最後の最後の解説で、少し理解ができた気がします。
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読み終わった後、ドッと疲れたような気がした。
テーマが濃ゆくて、なかなか頭の中で整理出来なかった。一括りに「在日問題」と言われても世間一般
的に難しいと解釈する方も多いと思う。
私も難しいと感じます。でも目を背けていい問題だとは、思ってもいないです。何が正しいのか、何が間違っているのか、それは人それぞれと言えば、無責任に感じるが、でもそう考えてしまうのです。
この作品は、小説の概念を超えた、著者の心の叫び
だと感じています。
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最後の10P分が余分かなと思ったが、個人の思惑を超えて社会は流動的に動くということを言いたかったのかな。差別問題はされる側とする側が表裏一体で、ほんの少しの揺らぎで攻守が変わってしまうのか。
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ー 他の国がもっとひどいからって、だからって日本の現状を見逃していいわけない。日本の現状だって、飼い馴らされて気づいてないかもしれないけど、いや、かなりのディストピアだから。何も明確なジェノサイドや強制収容所の再来だけがディストピアじゃない。ディストピアは今だ。要するに、やっぱり人類は歴史から学んだんだな。この、じわじわとした、言い訳と詭弁ばっかりの、誰も責任を取らなくていいような、 毒ガスではなくただ憎悪を募らせて空気を悪くし、マイノリティを窒息させるこの締め出し方こそ、奴らの学んだ新しいクレンジング方法だ。俺たちは騙されない。そこの知恵比べに負けはしないさ。 ー
これはすごい作品。エネルギーに引き込まれる。
反韓、反日、反共、といったイデオロギーはさておき、そういったイデオロギーの中で生きる人々の生々しい“生きる声”を描いた作品。
ヘイトクライムに参加する人も、アンチヘイトクライムに参加する人も、無関心な人も、そもそもそんなものの存在すら知らない人も、みんながこれを読めば世界が少しは優しくなれるかな。
マルローの『人間の条件』をもう一度読みたくなった。
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かなり読みづらく、読了までに相当時間がかかってしまった。
読みづらいというところもあってか内容も頭に入って来づらく難物であったと言わざるを得ない。
あまり関心のないテーマだったのが良くなかったんかなー、結果論。
タイトルはもっとグイグイストーリーが迫ってくる印象だったんだけど、淡々とした説明が多くページを手繰る手が鈍かった。
お!、と思うところもあっただけに全体を通しては残念な感じに終わった。
次は口直しに軽めの読もうっと。
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文学を志すが評価されず諦めたことのある女性のブログがところどころ出てくるが、なんとも言えない才能の無さと自己陶酔感が出ていてとても良い。