紙の本
江戸人情モノ
2022/04/10 06:31
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部みゆきの作品は、個性的なキャラクターがたくさん登場するけれど、この作品も……。四つの短編からなり、そのどれもクセのある物語。ちょっとココがね、自分的には……です
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第4話からなる、宮部みゆき氏の時代小説であり、長屋の人達を描いている。
最初の第1話が、「フグと福笑い」で、深川元町の岡ッ引きの仙吉親分が、フグに当たって亡くなったしまう所から、始まる。
親分は、仲裁上手で、揉め事もあしらうのが、上手であり、皆から慕われてたのだった。
文庫屋も営んでおり、そこには、3歳で迷子になり、親分が引き取った 北一という住み込みの振り売りが、居た。
この北一が、力も、腕も無いのだが、親分のおかみさんで、目の不自由の松葉が、鋭いカンで、難題の読みをいい充てていく。
どれもこれも、人に優しい北一。
嫌な、ミイラ化した骨も綺麗にしてやるところが、自分に課せられた仕事と思いながら、仏の成仏迄願うところが、やはり作者の優しさであろうと、思う。
その仏の息子が、穢い姿で、風呂焚きになっているのだが、名前は喜多治。
さてさて、北一も、独り立ちをして行くのだが、この喜多治と共に、これからの活躍が、期待される。
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久々に宮部さんの捕物帳。現代若者系があまり得意で無いので、この系統が嬉しい。
若者の成長譚でもあり、人情話でもあり。まだまだ先が長いシリーズなのが嬉しい。
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宮部みゆきさんは、私は現代物は全くだめなんですが、時代物は読めます。話があちこち広がる傾向にありますが。
登場人物が魅力的です。
おかみさん、かっこよすぎです。
私は新兵衛さんのキャラが大好きです。
北さんが、どんな風に成長していくのか気になります。がんばれ!北さん!
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宮部みゆきさんの新シリーズ。新シリーズと言うこととタイトルの『捕物帖』しか前情報なしで読み始める。きたきた、って何だろうな?と思いつつ、読み進めると、まもなく、あー「北一」のきた、なんだなと分かる。と言うことは、もう一人の『きた』がいるはずなんだろうな、と思うが、なかなかもう一人が出てこない(苦笑)
途中、ようやくもう一人の『きた』さん、「喜多次」が出てくるが、1巻では、まだ喜多次には、謎な部分が残ったいている。
喜多次はどんな人なのか。それが分かってくるのも楽しみなので、2巻も読もう。
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あー、楽しかった!
宮部さんの時代小説は本当に面白いわぁ。
深川元町の岡っ引きで、文庫屋の千吉親分の下ッ引きの北一。主な仕事は文庫を担いでの仕事だったのだが、親分が河豚に当たって死んでしまったために、十手持ちにもなれず、相性の悪い(というか北一を毛嫌いしている)女房がいる兄貴分を手伝って文庫屋の仕事をすることに……。
だが、不思議なことに北一の元へ舞い込んでくる不思議な事件。
解決するのは北一と親分のおかみさんだった松葉。
怪談じみたこと事件、色恋の絡んだ事件。欲に絡んだ事件。
楽しい時間を過ごしました。やっぱり宮部さん、好きだぁ。
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202203/著者が生涯書き続けたいと願う新シリーズ、こちらも生涯読み続けたい!と熱望してしまう物語だった。もっと早く、もっとたくさん読みたい。
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きたきた!きたきた!笑
待ってました♪
宮部みゆきさんの新シリーズです。
気弱で控えめな北一さんが、亡くなった岡っ引きの文庫売りを引き継ぎ、岡っ引きとしても成長していく物語。
まだまだ頼りないですが、北一さんの周りの人たちに導かれ、助けられながら、事件や不思議な出来事を解き明かしていきます。
北一さんの人柄が、周りの人を動かしていくんでしょうね。。。
ひたむきな姿に、ついつい引き込まれていきます。
そして、経過や結果が気になりどんどん読み進めてしまいます。
百物語のおちかちゃん同様、北一さんにもすっかり夢中になってしまいました!
相棒も見つかり(こちらもきたさん)、これからの作品が楽しみでたまりません♡
宮部みゆきさんが若い頃に書いた、この小説の元となった 〈完本〉初ものがたりも読んでみたいです。
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宮部みゆきさんの時代小説の新シリーズ。新米岡っ引き北一の活躍を描いた連作の捕物帖。
登場人物の雰囲気や文体、また描かれる事件の数々に宮部さんらしさが宿っていて、宮部さんの時代小説好きの自分は、その雰囲気のおかげもあって安心して読み進めることができました。
欲に目が眩んだ人間の悲哀や浅ましさを描いた話が多く、事件自体はやや後ろ暗いものが多いです。一方で登場人物たちの魅力が、そうした後ろ暗さを払拭します。それも安心感の理由の一つかもしれない。
今作は北一という少年の成長が読みどころの一つ。親分の死後、一人で生計を立てることもままならなかった北一。そんな彼が様々な人とのつながりを経て、そして数々の事件と関わる中で成長し徐々に一人立ちしていく姿が、とても爽やかで小気味よい。
宮部さんの小説で少年が主人公に描かれている作品は多いけど、時代小説でその趣向が前面に出てくるのは、ちょっと新しいような気がします。
しかもそれがシリーズものときているから、より今後の展開が楽しみになってくる。亡き親分の残した文庫や、岡っ引きという役回りを、北一はどのように受け継ぐのか、期待は高まります。
北一以外にも魅力的な登場人物は多いけど、亡き親分のおかみさんで北一のよい指南役にのおかみさんの存在が、なによりよかった。
病気のため目が見えないながらも、視覚以外の感覚が鋭敏で、それをもとに様々な考えをおかみさんは組み立てていきます。その推理が鮮やかで、シャーロック・ホームズがワトソンの職業を言い当てた話を思わず連想しました。
おかみさんの抒情あふれる語りであったり、4話のラストの推理をたたきつけるシーンであったり、上品さや優しさだけでなく、感情の激しさを持ちあわせている姿も魅力的でした。
そして他のシリーズ作品とのつながりにも注目。『桜ほうさら』の登場人物がこの『きたきた捕物帖』にも顔を表すほかに、中途半端に作品が途切れてしまった別作品の話も、このシリーズに関わってくるようです。
明かされていない謎も多く、宮部作品を読み込んでいる人なら自然と、このシリーズのその後が気になってくるはず。
宮部さんの時代小説シリーズだと、三島屋変調百物語があるけど、それとはまた毛色が違います。北一をはじめとした登場人物たちの変化や成長、そしてシリーズを通して語られるであろう謎が、今後のシリーズを引っ張っていきそう。
まだまだ話の始まりの段階だったので、ぜひ今後とも長く続いてほしい作品です。
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4話432頁で分厚いが、あっという間に読めた。
作者が「私が生涯、書き続けたい捕物帖」とのことで、宮部ワールド満開の作品だった。
主人公が今回の作品では、まだまだハッキリしない。孤児の下っ端の手先の北一か、途中で出てくる謎の喜多次なのか、死んだ親分の奥さんで目が見えない松葉なのか。呪いの福笑いやら、生まれ変わりや神隠しなど、経験浅い北一を松葉がフォローして事件を解決してゆく。最後に松葉が十手を借りて乗り出すので、後見として北一をサポートしてゆくのかも知れない。作者が書き続けたいとのことなので、このシリーズとの長い付き合いが始まって楽しみだ。
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十手持ちの親分が急死し、残された16才の北一が、未亡人となった盲目のおかみさんと、後にバディとなる同年代の喜多次に助けられながら事件の謎解きに挑んでいく成長物語。
宮部みゆき時代小説ファンになってしまい、ライフワークだというこのシリーズ第一巻を手に取った。主人公が頼りないが、周りに大勢の支えてくれる人たちがいて、この先どんどん成長していくのだろう。特に、おかみさんの推理力が凄い。名高かった親分も実はおかみさんの助言に支えられていたのではないかと思わせるほど。風呂屋の釜焚き喜多次との出会いも印象的。喜多次はその能力を隠し、助けてくれた風呂屋の老夫婦を支ている。北一に恩返ししようとその能力を詳らかにする。北一、喜多次のきたきたコンビではあるが、第一巻では関係が始まったばかり。今後の展開が楽しみ。自分もキタさんと呼ばれてきたので、なおさら親しみがわく。
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禁断の一冊に手を出してしまった…
シリーズものが文庫になるのを待つ私にとってはきっとずっとずっと待ち遠しい年月が続くのだろう。
今後展開されるであろう様々な人間関係、そして過去作品からの気になる関係性…
相変わらず、宮部みゆき氏の作品は、登場人物に愛着がわいて離れ難くなってしまう。
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大好きな宮部作品☆
この作品は北&喜多コンビにもう少しパンチが欲しかったかも。。。
これからさらに面白い物語が動き出す予感!!!
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単行本は以前借りて読んでいるが、文庫になったので購入して再読。おもしろいです。
著者が得意な本所深川の時代物。
過去の作品の登場人物を出してるのはサービスかな。
シリーズ化を前提としてるので、続きも期待。
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まだ、まだ、シリーズの始まりですが、次からさらに面白くなりそう。
関係があるみたいなので、「桜ほうさら」も読まないといけないかな。