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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
進化の能力が維持されることを保証する人類の義務とは何か?持続可能性の促進のために、歴史的な傾向や限界を超えて物事を推し進める人間の力が新たな洞察をもたらすことを通して自然界の神秘についての根本的な理解とその魅力の理解を通して生態学を知る書。
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かなり難解であるためある程度の前提知識は必要であると思われる。
Life Changing(化学同人出版)が適当であろう。
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第1章 持続可能性への挑戦
北の眺めーサケか、鉱脈か
ポートフォリオとしての生物多様性
ニュー・エコロジーが目指す地平
第2章 種と生態系の価値
蚊を絶滅させてはいけないのか
生態系サービス
種ー代わりなきもの
搾取と機会費用ー厚生地域と人間のつながり
第3章 生物多様性と生態系機
機能とサービス
ゲームとアーキテクチャ
機能的冗長性
第4章 飼い馴らされた自然
生態系エンジニアたち
断片化する景観
景観と進化
生息地をつなぐ
第5章 社会―生態システム思考
大西洋タラ漁の教訓
変動性を受け容れる
レジリエンスの限界
第6章 驕りから謙遜へ
人工生態系の失敗から
生態中心的思考
テレカップリング
第7章 人間による人間のための生態学
何と何を秤にかけるか
産業生態学
都市計画の転換
第8章 生態学者とニュー・エコロジー
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21世紀の社会課題は全人類、全学問が全勢力を挙げて取り組まなければ解決できないんだなというのがよく分かる一冊。
自然科学者が如何に説得力のある理論で問題を展開しても、それを社会に浸透させ、人々の行動や政策に落とし込ませ、経済OSごとアップデートさせようと思うと、自然科学の根拠だけではあまりにも無力。
今こそ批評家を脱し、一人ひとりが行動すべき時だという近時の学者たちの意見が強化された感覚。
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最新の生態学の本である。生態学では売れないということで人新世というタイトルにしたのであろう。
一般向けの本、ということであり、読みやすい。ただし、本文では白黒のイラストがほんのわずかしかない。原文でどのくらいイラストと写真があるかは不明である。
もし写真やイラストが多くあったら、岩波新書ではなく、講談社新書のブルーバックスで発行するのがよかったであろう。
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<目次>
第1章 持続可能性への挑戦
第2章 種と生態系の価値
第3章 生物多様性と生態系機能
第4章 飼い馴らされた自然
第5章 社会~生態システム思考
第6章 驕りから謙遜へ
第7章 人間による人間のための生態学
第8章 生態学者とニューエコロジー
<内容>
地球環境が「人新世」に入り、多くの問題が起こっていると指摘したうえで、第6章以降は、これに対する対策(思考)を提示したもの。
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人新世という新たな地質年代を到来させた人類が、これから向き合う事になる自然環境との共存のために必要なものとは。
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従来の生態学は、人間の活動とそれ以外の生物の活動を切り離して、人間以外の活動を研究対象にしていました。
人新世の生態学、ニュー・エコロジーは、人間も地球上の生物の一員として、人間の活動とそれ以外の生物の活動をひとまとめにして研究します。