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今仕事で関わっていることに非常に近く、先行事例として購読。住友生命さんの事例をまとめたもので、メーカーでの仕事をしている自分には若干合わない部分もあったが、先々やろうとしていることも含めて参照したい。
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DXについて書かれた本は多くあって、
去年あたりからバズワードになりつつありますが、
DX人材の育成方法について書かれた本は
あまりないように感じていたので、読んでみました。
著者たちは、生命保険会社で実際にDX人材を育てている人たちのようで、
一般的な人材要件から実際の研修の様子まで俯瞰して書かれています。
個人的には、どんなスキルを持ったどんな種類の人材が必要なのかが
上手くまとまっているように感じました。
(どこかで探せば同じような情報はあるのでしょうが、
コンパクトにまとまっているので、とても有難いです。)
デジタルにそこまで詳しくないが、自分もDXに関わりたいと思っている人にとっても、
どんなことを自主学習すればよいのか概要が分かると思います。
DX人材を育てたい人やDX人材になりたい人は読んでみてもよいかと思います。
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第1章 DX(デジタルトランスフォーメーション)とDX 人材
1-1 DX 人材が知るべき「DXの本質」
1-2 DX の成功公式
1-3 消費者の行動変化とデジタル化の流れ、UI とUX
1-4 DX に求められる能力
第2章 DX人材を取り巻く現状
2-1 政府のDX 戦略
2-2 企業におけるDX 人材を取り巻く現状
2-3 公的教育試験サイト(経済産業省)
2-4 DX に関する検定制度
2-5 DX 人材とオープンイノベーション
第3章 DX人材と導入フェーズ
3-1 DX に関わる人材
3-2 プロデューサーの役割と必要とされる能力
3-3 ビジネスデザイナーの役割と必要とされる能力
3-4 アーキテクトの役割と必要とされる能力
3-5 データサイエンティスト/AIエンジニアの役割と必要とされる能力
3-6 UX デザイナーの役割と必要とされる能力
3-7 エンジニア/プログラマーの役割と必要とされる能力
3-8 DX の導入フェーズと担当するDX人材
第4章 DX人材に必要とされる能力
4-1 DX 人材に共通して必要とされる能力
4-2 DX 人材に必要とされる7つの能力
第5章 DX人材候補者の選定手法
5-1 DX 人材選定の考え方
5-2 公募による候補人材の選定
5-3 資質、行動特性、保有知識、スキルなどによる選抜
第6章 DX人材の育成手法
6-1 DX 人材育成手法の考え方
6-2 住友生命のDX 人材の育成事例
6-3 上流DX4 人材の育成
6-4 データ分析人材の育成
6-5 システム開発人材の育成
第7章 DX 人材の研修事例(1) マインドセット研修
7-1 マインドセット研修を実施する
7-2 マインドセット研修の実際
第8章 DX 人材の研修事例(2) ビジネス発想力研修
8-1 ビジネス発想力研修を実施する
8-2 ビジネス発想力研修の結果例
第9章 DX 人材の実務における育成事例
9-1 上流DX4 人材の業務での育成
9-2 新しい仕事に対応するためのマインドセット変革
9-3 仕事を速くするためのチーム運営
9-4 仕事の幅を広げるオープンイノベーション
第10章 企業におけるDX 人材育成計画の考え方
10-1 企業におけるDX 人材育成の悩み
10-2 リカレント学習の必要性と手法
10-3 デジタル戦略を踏まえた人材育成
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「来年度からうちもDXで何かやろう」という声がずっと上の方から降ってきたものの「AI」とか「メタバース」が自分の業務とどう関わるのかイメージできない、そもそもDXが何かよく分からない。クラウド会計の導入はDXなの?とりあえず研修会に参加して勉強してはいるが今は目先の仕事を終わらせないと。
そういう近況の中、まずは一兵卒として年明けまでにDXについて見通しを良くしよう、必要な知識・スキルを洗い出そうと本書を手に取りました。評者はエンジニアではないので本書のターゲットとは異なりますが参考になりました。
◎ 著者及び本書の特徴
〇 著者5名は住友生命社員、システム企画・システム開発担当者。社内外のDX人材の育成活動を行う「Vitality DX塾」に携わっている。
〇 同塾の研修事例が豊富で、実例に基づいたポイントや気づきが具体的に紹介されている。
・ 特にシステム企画・開発に長く携わった著者の「DXの企画推進に必要な『ビジネスの仕掛け』に関する知識の不足を切実に感じた」旨の経験からかデジタルとデータの知識を活用してビジネスを生み出す「ビジネス発想力」の研修事例が充実している。
・ 「ビジネス発想力研修」はワークショップ型を強調。時事問題、社会問題解決をテーマに発表を行い、評価方法は説明の分かりやすさ、具体性、数字で根拠を示す、差別化など実務と同じレベルで評価しており、実例として参考になる。
〇 DX用語集が付録でダウンロードできる。
◎ 学んだこと
〇 DXの本質とは企業、団体の経営課題を解決する行動そのもの。データ、デジタル、ビジネスの仕掛けを使って課題をどう解決するか。
〇 DXの5段階(デジタイゼーション~デジタライゼーション~狭義のDX~究極のDX)
・ 広義のDXは電子化などによる既存業務の効率化をも含むが、狭義のDXはビジネスモデルの変換を行い、新しい価値を新規市場に提供する。
→企業の体制を下支えする企業文化、価値観をも刷新する。
〇 「DXを推進する」とはデータ、デジタル、ビジネスの仕掛けに関する用語を理解して使えること。
〇 未知、未経験の処方箋として社内外問わず多くの人の知恵を活用する(オープンイノベーション)。
◎ 感想
〇 DXの本質については諸説あるかもしれないが、自社の内部・外部環境分析を行って(SWOT分析など使って強み・弱みを引き出し)課題を抽出、課題解決に向けた経営計画を立案し実行する、という基本的な部分は変わらず、その課題解決の中にDXがあると理解した。多少見通しが良くなった一方、本件のような大企業を除き中小企業、小規模事業者のDXの推進の難しさも感じた。補助金の申請など資金調達を通して自社の分析を行えた事業所を除き、日々の業務に追われ事業計画を策定できない、自社の課題に向き合えてない事業所も多く、デジタルとデータをビジネスに繋げる発想の難しさ、事業計画策定への不慣れが2重の障壁になっている。課題の抽出を省略し時流に合わせて「DXっぽいもの」を家電を買うようにポンと導入しようとすれば本書の言う「手段の目的化」に終わ��恐れがある。
〇 支援機関のサポートを受けながら自社の課題を抽出すること、インボイス制度や電子帳簿保存法の改正に合わせてIT導入補助金を使ってデジタル化を進めること、人材開発支援助成金を活用して事業主が積極的に従業員育成を推進する。何をやってもコストがかかるので支援制度を上手く利用しながら計画的に進めていく必要を感じた。
〇 DXビジネス検定などの試験制度、オンライン講座の情報ナビ「巣ごもりDXステップ講座情報ナビ」は独習に役立ちそう。
※ちょうど人材開発支援助成金については令和4年12月2日、「事業展開等リスキリング支援コース」の新設と「人への投資促進コース」の助成率を引き上げが発表されていました。
【参考】事業展開等リスキリング支援コース(厚生労働省HPのPDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001019757.pdf
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DX教育を考え始めた人はまず読めば手法論は理解できる。
個人的には普段見聞きしている内容が多くあまり発見など無かった。
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曖昧だったDXを自分なりに定義できるようになった
どの程度のDXを実現させるかにもよるけど、
これからは会社全体での変革が必要で
そのためには相当の学習と実装が必要になりそう
自分がDX人材には向いてるとは思わないけど、
まずは社会でのDX事例に目を向けてみたいと思った