サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

橙が実るまで みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー7件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

文章がきれいな風を呼んでくる

2022/06/15 15:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「随筆」と「エッセー」の違いがよくわからない。
 「広辞苑」で「随筆」をひくと「見聞・経験・感想などを気の向くままに記した文章」とあるが、そのあとに「エッセー」とも書かれている。
 では、と「エッセー」をひくと、まず「随筆」とあって「自由な形式で書かれた思索的色彩の濃い文章」と、やや色合いが違う。
 特に区分けすることもないようだ。
 ただ、熊本で雑貨と喫茶の店「オレンジ」と「橙書店」という書店を営んでいる田尻久子さんの文章を読むと、なんとなく「随筆」といいたくなる。
 「なんとなく」は、気分である。

 この「随筆集」は、雑誌「SWITCH」に2018年から2021年にかけて連載されたものの単行本化である。
 田尻さんは熊本という地方都市の小さなお店の店主ではあるが、その活動は高く評価されていて、2017年には第39回サントリー地域文化賞を受賞している。
 そんな田尻さんだが、その文章には気取りがない。
 難しい語彙や持って回ったような言い回しなどは使われていない。
 文章はあくまでもやさしく、平易で、それでいて心に沁みてくる。

 この「随筆集」では懐かしい祖父母との思い出や幼い自分たちを置き去りにして去ったことがある母のこと、そして田尻さんが生きた土地の思い出などが描かれている。
 それはほかの誰のものでもない、田尻さん自身の話なのだが、何故か読者も懐かしさをおぼえる。
 写真は田尻さんの文章に合わせて、写真家川内倫子さんが自身の写真から選んだもの。
 素敵な一冊に出会えて、うれしい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2022/04/07 09:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/05/29 13:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/07/11 21:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/08/13 11:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/02/10 13:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/04/09 15:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

7 件中 1 件~ 7 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。