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令和の食べ物小説。小説の舞台もコロナ禍であるのはもちろん、sns疲れや仕事への向き合い方など令和を生きる私たちと同じ悩みを持った登場人物達。そしてそれを癒していく主人公と食べ物。単なるグルメ小説ではなく、しっかりとアップデートされた価値観に触れることができる。
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最近読んだカフェ系の本の中で1番良かった、
これは誰目線だ…?って思ってた視点が最後に正体もわかってスッキリした!
今の時代の社会問題も背景になってて、すごくリアルだったし、これが面白いポイントなんだろうなぁと!
こんな素敵なカフェに私も行ってみたいです。
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初読みの作家さんですが、始まりから優しい物語の予感。
日々の暮らしに疲れた人を、美味しい食べ物で癒し心を軽くしてくれる「喫茶ドードー」。
町中にありながら緑に囲まれた立地でホッと一息つけるのが良い。
*自己肯定力を上げるやかんコーヒー
*心が雨の日のサンドイッチ
*自分をいたわる焼きマシュマロ
*森の落としものと森のおくりもの
*幸せになる焼きリンゴ
どれもコロナ禍の近年について描かれていて、モヤモヤした気持ちにカフェオーナー・そろりさんの言葉が響く。
登場する料理も飲み物もシンプルな感じなのに美味しそうでした。
『他人の基準に振り回されて自分を見失ってはもったいないです。自分がいいと思えばいい』
『失敗や経験の積み重ねが、強さとなるんですよ』
『シンプルでいいんです。好きか嫌いか。好きなら続ければいい。自分なりの歩み方を見つけて。簡単なことです』
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住宅地の中の木が密集したところにひっそりとある喫茶店。
そこを訪れる人々のエピソードが5つ。
コロナ禍を背景に、日々働き、迷いながらも生きている5人の女性がそれぞれ繋がりながら物語は綴られる。
格別な展開や特別なストーリーではなく、
本当に身近にありそうな、一人で自分を大事にしたり見つめたりする時間が持てるようになりそうな、
そんなお話が詰まっている。
喫茶店のそろりさんの少し抜けているところと、
意外と鋭いところなど、まるでどーどー鳥だな。笑
物語の時系列は意外にもバラバラになっていて、
読み終わった後に、つい時系列に並び替えると…と試してしまった。
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表紙に惹かれて購入。
戦う女性の肩の荷をそっと下ろす手伝いを
してくれる店主の存在に癒される。
ちょっととぼけたところもいい。
よくある設定に見えるけど、
なんだか新鮮。
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こんな喫茶店があったら行ってみたいと思うけど、コロナだったりジェンダーだったりと現実とリンクし過ぎていて読むのが辛かった。
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喫茶ドードーの店主そろりさんの発言と料理名に心がほっこりするようなお話です。
いい意味で心が緩むというか、本を読んでいるだけなのに何故かリラックスできるような内容でした。
日常の中でよくあるようなちょっとした心のストレスを癒してくれる喫茶店。
現実に存在したらぜひ立ち寄ってみたいし、そろりさんとの会話を楽しみたい。
何かドキドキするような話ではありませんが、優しくなれるようなそんなお話でした。
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様々な女性の生きざま、仕事、結婚、価値観はみんな急ぎ足で過ぎていき、気がついたら忙しい日々とコロナ禍で疲弊している。
ドードーの語源は『のろま』。
たまには毒を吐いて、のろまに生きる。
毒だって時には薬になる。
読みやすくて一気読みでした。
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自分自身の芯をもつ。
自分自身の幸せについて考える。
自分自身の夢を探し続ける。
自分自身の生き方が見えてくる。
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意外性とか、どんでん返しの展開はないけれど、想像通りほっこりするお話が詰まっています。
私はカケスの話が一番自分に刺さりました。
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「喫茶ドードー」を舞台にした連作短編集。
このご時世だからこその考えさせられる部分もたくさんありました。
心が疲れた時、少し休憩したくなった時にまた読み返したいと思えた1冊です❁⃘*.゚
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作中のご時世もコロナで大変そうだった。本の中ではせめてコロナがない世界でいてほしい、とも思う。
誰かが語りかけてくる…!と思ったら最後に種明かし。ちょっと読みづらかった。ココア飲みたい。
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ほっこり優しい気持ちになれる作品。
喫茶ドードーの時間の流れに合わせて…ゆっくり読みました。
ひとりの時間ってとっても大切。
時間や人や仕事やあらゆるものにとらわれて忙しなく過ぎていく毎日。それが嫌なわけではないけれど、時々立ち止まって栄養補給する時間がきっと必要なんだなぁと思った。
2024年、初めての作品。
今年は「おひとりさま」の時間を大切にする年にしよう。
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コロナ禍の今を描いた作品で、あぁ分かるなと共感できる物語でした。
日常生活に疲れた主人公達が訪れる喫茶ドードー。そこの食事と店主の言葉に救われていく主人公。
身近にこんな素敵な喫茶店と店主が居れば通っちゃいますね。
しんどい時はしんどいって言葉に出していいし、ひと休みする時間も大切。この本に癒やされました。
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コロナ禍真っ只中の時が舞台となっている短編集。あの時の鬱屈とした雰囲気の中で、ストレスや不満、不安が溜まっていた人も多いのでは…。
そんな人たちにこそ読んでほしい本。
喫茶ドードーの店主の独特な朴訥とした雰囲気と、少しドキッとするくらいまっすぐな言葉に、凝り固まった心がほぐれます。
仕事や生活に一生懸命で、疲れてしまった自分に、「ありがとう」とご褒美を。そして心の余裕を持つための毒吐きを。
心のこもった食事と一緒に、言葉でデトックスできる一冊です。