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紙の本
伊勢神宮そのものより、行くまでがさらに魅力的
2022/12/13 10:49
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投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊勢参りは多くの方が経験していると思う。しかし、車や鉄道を利用してそのまま目的地にという人が多いだろうが、道中を楽しまないのは勿体ない。本書は、江戸時代の旅人は、どのように歩いたのか。すべて徒歩か馬に乗ってだろうか、峠を越え、景色を愛で、歴史にふれたであろうと思う伊勢道中記である。経路は大阪から東海道、伊勢神宮までとなる。本書の目次を見れば、
はじめに ―旅立つ前に―
1 暗越奈良街道―大阪から奈良へ
2 上街道―奈良から慈恩寺追分へ
3 竹内街道・初瀬街道―堺から慈恩寺追分へ
4 初瀬街道―慈恩寺追分から萩原へ
5 青越伊勢街道―萩原から六軒へ
6 伊勢別街道―関から津へ
7 伊勢参宮街道―四日市から伊勢へ
8 伊勢本街道―萩原から伊勢へ
9 伊勢
あとがき となる。
これでその範囲はよくわかる。伊勢参りは、江戸時代においておかげ参りや抜け参り等と言われ、民衆の数少ない楽しみであり、全国から集まってきたという。特に江戸からは多かったようで、これを口実にした感がある。信仰心が現在より強いこともあるが、民衆のエネルギーの発露であり、道中で有力者たちが中心となって接待したことが本書でもうかがえる。当時の情景を再現できるわけではないが、旧街道の面影をさぐりながら歩くというのも一興である。ただ、本文を読みながら、地図や写真を参照するにはページが違ったりして、ガイドブックとしては使いにくい面もある。それでも、一読されたい。
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