断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す ３ みんなのレビュー

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

逆行前の古巣である娼館のことで悩んでいたら、父親に商館に興味があると勘違いされて連合王国に拠点を置く新しい公爵家の商館を任されることになったディア。
シルと共に連合王国を訪れたことで娼館の元締めである犯罪者ギルドと教会の腐敗に関わることになる3巻目。

ついに表紙からシルが排除された！と驚いていたけど、2巻目のラウル達と違って今回の新キャラ王子達は恋敵になるわけじゃないから牽制に出てきてないのかな？と全部読んで思い直した。
また逆ハー要員増えたらどうしようと思いながら読んだけど、今回の新キャラは弁えてた。

学園での話が一巻だけで、その後はずっと長期休暇中に進行する他国とのアレコレになってるのがなんかちょっと腑に落ちない気もするけど、悪役令嬢とはいうものの乙女ゲームでも転生者でもないから仕方ないのかな？
シルと互いを想うあまりちょっとだけすれ違ったけど、翌日すぐに仲直りしたのでヒロヒロ固定の安心感はある。
ついにベッドイン(未遂)したしね！
悶々としてるシルも面白かったけど、正直前巻の猫によるおっぱいポロリ(未遂)事件の方がラッキースケベ的に美味しかった気はする。
寝落ち展開強引すぎて納得いかなかったし。

今回犯罪ギルドを牛耳る結果になったけど、公爵令嬢身分の間はともかく王太子妃になってからも犯罪ギルドのトップやるのでいいのだろうか。癒着的にも。
あと教会(というか枢機卿)が完全に敵っぽいけど、あの流れでどうしてディアが動いたってわかるんだ？
表向き動かしたのはシルの方では？
作者の強引な意図を感じると萎える。
でも書き下ろし短編の兄と恋敵の愚痴飲みと、シルとトリスタンの女性の接し方のお勉強読書は面白かった。