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著者が得意とする法律ものにタイムリープ要素を組み合わせた本書。過去に戻った際の行動によって未来(現在)が大きく変わるというのは定番な展開だか、2人で、それも別のタイミングから転移しているという流れは複雑だったが、盛り上がる展開だった。
最後もハッピーエンドでいい終わりだったが、あんなに規則性のあるタイムリープがなぜ起こったのかは謎。
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裁判書記官として務める傑が初めて父親を見たのは、法廷の傍聴席からだった。容疑は義理の娘に対する強制わいせつ。判決は有罪。
冒頭シーンからなかなかパンチがあるが、本作はタイムリープ系法廷ミステリーである。
父親は罪を犯していたのか、タイムスリップを繰り返し、過去の事件の真相を追い求めながら、未来を変える方法を模索する傑。生い立ちから、ただ父親を助けたいという気持ちがあるわけではなく、父親は助けるに値する人物なのかも考えるところが法律家であるがゆえなんだろうなぁという印象。
設定も新しく、タイムリープの条件も面白かった。さすが五十嵐律人先生。
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『タイムスリップ』×『裁判』という組み合わせのミステリ。
二つの事件を往き来するタイムスリップの設定と二つの事件に関わる過去の経緯がとても秀逸。
また、主人公と上司の烏間の二人がタイムスリップしていて、且つ二人のタイムスリップがすれ違っているというトリックは面白かった。
また五十嵐さんならではの法の不完全さとあるべき論を語った主題はさすがというほかない。
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法廷×タイムリープもの。なかなか斬新な設定がよかった。難しい法律用語もわかりやすく解説してくれるのでわかりやすかったです。ただ、何度もタイムリープを繰り返し、その影響で未来が変わったり時系列がわからなくなることもあった。読後感はよかったです。
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リーガルでタイムリープでミステリな1冊でいろんな味を楽しめる作品!
さすが現役弁護士でもある五十嵐律人さんの作品という感じで難しそうな法律用語もわかりやすく書かれてるからえっ?これどういう意味?って詰まることなく意味をふむふむ理解しながら読んでいけるし張られた伏線がパズルのようにパチパチハマっていく私が好きなタイプのミステリ作品で「おぉ!このピースってここでハマってくるや!!」って瞬間が楽しすぎる!3種の味がどれも最高にいい味出してて読み終わりたくなくなるくらいの良作です!!
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父親の冤罪を晴らすために過去を変える物語。
何度かタイムリープが発生し、発生する度に異なる世界線が出来るので、現在進行中の時間軸がどれなのか若干分かりにくかったのですが、なんとなくの理解のまま読み進めても問題ありませんでした。
冤罪を晴らすために過去を変えた先に待っていた未来とは…面白かったです。
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裁判所書記官として働く宇久井傑(うぐい・すぐる)。
ある日、法廷で意識を失って目覚めると、そこは五年前――父親が有罪判決を受けた裁判のさなかだった。
冤罪の可能性に気がついた傑は、タイムリープを繰り返しながら真相を探り始める。
しかし、過去に影響を及ぼした分だけ、五年後の「今」が変容。
親友を失い、さらに最悪の事態が傑を襲う。
未来を懸けたタイムリープの果てに、傑が導く真実とは。
(アマゾンより引用)
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スッキリとしたストーリー
タイムスリップ物だから当たり前ではあるが、時系列が少し複雑で理解が追いつかない部分もあった
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大好きな五十嵐律人さんシリーズの『幻告』
タイムスリップと父親の有無罪と死に目が行きがちですが、私は加納弁護士の過去(傍聴席)について裁判官である烏間さんが隆久さんに言及するシーンから涙が止まりませんでした。加納弁護士的にも多少は救われたと思います。
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五十嵐さん初読み。タイムリープで過去を変えることで現在が変わる。「テセウスの船」のドラマをハマって見ていたので、それと似てるって思ってワクワクした。途中までは。途中で烏間さんもタイムリープしていることが分かり、時間軸が増えて混乱。理解するのを諦めて流されるまま読んだ。父親が凛のことを必死に守ろうとしているのを、傑は平気なのかなと気になった。私ならモヤモヤしそうだけど
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法廷ミステリとタイムリープとの融合作品。どちらも好きなジャンルなのでとても楽しみに読みました。ただ時系が結構細かく行き来するので頭の中でこんがらがってしまう。幼いころに生き別れになった父親の事件の裁判を通して人生が変わっていく。ただ事件自体の動機とか理解不能なものが多かった。旦那が不倫してたから自分も同じシチュエーションでとか…謎。父親が妻と子供を捨てる経緯も「なんで?」という感じ。あの人間関係の中で人の夫を脅迫して再婚するとかどんな思考回路なのか謎。私が息子ならあのお父さんのことはほっておくかも。
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購入してから1年余りをかけて読了。
タイムリープ×裁判の法廷ミステリー。
登場人物と時間軸を追いきれず混乱してしまい、何度か読み直しました。
主要な2人の登場人物が各々の気持ちと後悔と使命感を持って解決していく共通の事件、複数の裁判と交わっているところが面白くもあり読み解く難点にもなりました。
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03月-02。3.0点。
裁判ものでは珍しい、タイムワープを使う小説。父親が性犯罪で裁かれる主人公、ライムワープを繰り返し、真相へ近づいていく。。。
うーん、前半法律用語やら法廷書記官の業務やらの説明が多すぎ、また登場人物も序盤がとても多く、読むのに時間がかかった。
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五十嵐さん、読むの5冊目だけど、本当に多彩だね。法廷ものって共通点はあるけど、今度はタイムリープを絡ませて、いやすごいと思う。最後もすっきりして思わず満点!
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裁判所書記官である宇久井傑が万引き窃盗事件の裁判閉廷後に意識を失うと、大学生時代のとある日に時間が巻き戻った。その日は五年前、父親の性犯罪事件の裁判第一回公判期日だった。五年前とは違う行動をとった傑が現在に戻ると、その影響で未来が変わっていた。
父親の事件資料を調べて冤罪だった可能性に気づいた傑が、父親の運命を変えるために奔走するタイムリープミステリー。
設定がとにかく面白いと思った。未来を変えるというタイムリープの目的と、事件の真相を究明するためのミステリーの情報として、この裁判という舞台はとても合っていると感じた。
著者の五十嵐さんは弁護士であるとのことで、裁判に関する情報や流れの説明が詳細で分かりやすくもあり、リアリティがありつつ混乱することがほとんどなかった。裁判に関して少し詳しくなったような気持ちにもなれた。
タイムリープの仕組みは読み進めるほど複雑でついていくのは大変だったが、事件に関して様々なことが繋がっていって展開が気になり、最後まで飽きることなく読むことができた。
五十嵐さんの他の作品も読んでみたいと思った。