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これでもかってくらいにザクザク心に刺さる言葉や心情に思わず目を背けたくなりました。
自分が就活していた頃を思い出してみると、当時悩んでいたことはさほど覚えていませんがその時、瞬間は必死にもがいて苦しみ、悩み、葛藤していたのだろうと思います。
当時の自分に声をかけてあげられるならなんて声をかけるかな・・・なんて思いながら登場人物と自分を投影して読んでいきました。
各章を読了する毎に楽曲を聴くとより世界観に入り込めます。
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両手に何かを持っているときは、あたらしいものを手に入れることはできない。
今、この手にある何か。それを捨てたとき、新しいものが手に入る。そんなことを繰り返して私たちは生きている。
どうしてこんなに苦しいのだろう、と思っていた。
何をがまんして、何を頑張ればこの苦しさから逃れられるのだろう、と。
明日になれば新しい自分に生まれ変わっているかもしれない。世界が変わっているかもしれない。
そんななけなしの夢のカケラが生きる支えだった。
傷つけられることで、傷つくことで、自分の存在を認められる。
ここにある痛みを私は知らない。けれど、その傷は私の中にもある。
傷は傷のまま自分の身体の一部となり、私の証明となる。
青羽悠の『青く滲んだ月の行方』と対をなす物語たち。
どちらを先に読むかでもしかすると世界が変わるかもしれない。余計なお世話かも知れないけれど、青から読むことをおススメしよう。見えなかったものが見えるかもしれない。
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短編集だけど背景では所々繋がってるところがあって面白かった。共感する部分がたくさんあって、あーこんな考え方いいよなあって思える本だった。
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読み終わった私の第一声。
…いや、なんも解決してないッ!!
でも希望は見えたので皆んな前に進んで行くのかな。
物語が若い感じしたけど作者さんお若いのね。凄いなぁ。とても読みやすかったし、オムニバス形式の短編大好きなので良かったです。
学部柄あまり就活を味わってなかったので、ほんと大変だよなぁと、、
文ちゃんの手紙の歌詞、結構好きでした。
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皆、悩みを持ち特に不安定な時はネガティブになる。
大丈夫、ポジティブに考えればいいんだよ、前向きに前向きに、と言う人がいるが所詮他人事だと思える。
私には遠い昔の、いやこのような感情はなかったかも知れません。
素直になれないのもわかる、けど自分は大切にしてほしい。
心の琴線に触れる話でした。
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『青く滲んだ月の行方』(青羽悠)と繋がる作品だとわかっていたので、2冊を並べ1章ずつ交互に読んでみました。この作品の年代は自分の娘の年代なので、今の子はこんなことを考えながら生活してるんだなぁ~って思いました。
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自分の中で溜め込んでしまう悩み。他人にはなかなか話せないよなぁ。打ち明ける時には多少勇気は必要な時もあるし。
大人未満の4人の話はどこか共感できる部分もある。
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連作短編集。
就活が大変で読んでいて辛くなった。
「月どっちから欠けていくか知ってる?」
突然の質問でわからないけど
「右からだよ」って即答されるとカッコいい!知的!って思ってしまう。
友達と呼べるのか?知り合いという方がしっくりするような?
というモヤモヤ。友達がいないモヤモヤ。
被害妄想が強いと言われ納得してしまう自分。
一歩踏み出せるといいなと思う。
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誰かに理解してほしいけれど、誰にも言えない苦悩と戦いながら日々の大学生活を過ごす4人の女性。
「青く滲んだ月の行方」を先に読んだのだが、理解できない部分が多かったのとは対照的に、こちらは共感でき、自分の大学時代とリンクして懐かしさを覚えた。
どちらを先に読むかによっても感じ方が変わるのではないかと思う。
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社会人一年目の今この本を読んでみて、登場人物の葛藤をどこか俯瞰的に見てたり、幼稚というか過去のことっぽく感じてて、きっと去年大学四年生の今頃読んでたらもっと自分のことのように等身大に感じてた気がして、自分自身の変化をかんじた
でも、若い4人の生きづらさには共感もしたし自分だけじゃないと思えた
同じ出来事を体験してたり、同じ言葉を受け取ったり、同じものを見てても、その場にいる他人が自分と同じように感じているなんてそっちのほうが奇跡だなって思った
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就活、恋愛、セックス、ありのままの私、大学生の悩みは分からんでもないが、それらを取り上げて、落ち着かない結末を見ても小説としては昇華しないかな。
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な、なんじゃこりゃあ再び(。•́︿•̀。)。
青羽悠さんの『青く滲んだ月の行方』と対を成す作品らしいが、ぼくの記憶は1ヶ月半で風化してしまっていた。なんとなく名前に覚えはあるが、彼らの繋がりは思い出せず。当然、性格や行動も謎だ。てか、こちらもあちらもキャラクターがこま切れになりすぎで、ぼくの中では生きた人間として再現できなかったような……。
第三話「手紙」に登場するシンガー・ソングライターの文(ふみ)は、あちらには登場しなかったかな? この話はよかったが、あとはちょっと……。
どちらが先でもいいけど、続けて読むことをお薦めする。
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初めは就活だとか大学生特有の悩みが多く、やっぱり就活って大変なんだなーと思っていたが、なんだかうだうだとし過ぎていて最後まで読まずに辞めてしまった
表紙も綺麗で、連作(?)物語が繋がっているということで楽しみにしていたがうーん
途中途中の歌?もよく分からなかった
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読みやすかった!
短編集みたいな感じで軽く読めるのと、あんまり難しい言葉を使ってないのに、その人にしか書けないような表現っていうのが沢山あって、凄いなぁ〜って思った。
なんか、すっごく自然と共感できるんですよね……
リアルっていうか、身近な感情っていうか、
とにかく、読んでてスっと胸に入るような作品でした。
私はこれは、小説を読んでいるというよりは、登場人物達の日記を覗いてるような気分でした。
ただ、次々と名前が出てきて誰が誰だか、最初はちょっとこんがらがっちゃいました笑
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大学生の心の内を代弁しているような本。レビューに日記のようって書いている方がいたけど、まさにそんな感じ。
第5章に分かれていて、皐月と文の姉妹、愛衣と智子という友人がストーリーの中心。就活がうまくいかなかったり、親や家族、地元の友達や彼氏との関係など誰しもどこかで少しは共感できそう。
それぞれの章で主人公が違うので短編のようにサクサク読めるけど、その次の章でも登場人物で出てくるので、ややこしい。
とりあえず私も地元の友達全員とはSNS繋がってないので、あまり仲良くない地元の子からのフォローリクエストが来た時の微妙な気持ち(第5章の皐月の気持ち)はなんとなくわかる。