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尾形が機関士を無理やり車外へ追い出し、暴走列車と化して一同に会した函館駅行きの汽車がエゾシカを轢いていくシーンで始まる最終巻。エゾシカよ…急で気の毒だが、成仏しておくれ。
ここから、車内の通路で繰り広げられる死闘は息を飲むばかり。これまでハラハラしながらも生き残ってきた人達が命を落とすのを見るのは辛くても結末まで読めてしまう。展開に無駄なシーンが無いからだ。
それぞれの迎える死が熱く。
特に土方歳三と尾形、牛山氏が見る死に際の回想あるいは走馬灯も沁みてくる。
大団円は気持ちいい。生き残ってくれた誰も彼も、ここまで乗り越えてきた事を踏まえて選んだ答えだからこそ、尊い。
巻末の短編は最近ドキュメンタリーで見たマッカーサーのエピソード。この考察もありでは?と思った。
最後に私信で恐縮ですが、このゴールデンカムイを是非読んで欲しいと全巻貸してくれたTさんに心から感謝。
ゴールデンカムイには沢山の感動を頂きました。
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感動。
タイトルもだが、登場人物それぞれの生い立ちと立ち位置、立ち回りが緻密で、一読ではなかなか理解しづらいけど、だからこそ読み応えがある。
それぞれの描写がえげつない。アシㇼパ、月島軍曹、鯉登少尉、海賊房太郎、キロランケニシパ、ソフィア、土方歳三、そして鶴見中尉。
壮絶な鶴見劇場で、BLEACHの藍染惣右介を思わせた。史実を基にしてる故にリアルで、ある意味藍染惣右介よりも恐怖を感じた。
アイヌと和人と、ロシアと。
「地道な活動が役に立ったのか アイヌは自分たちの文化を先祖代々守り伝え 受け継いでいった」
そして本や資料がたくさん残ってるのが泣ける。
そのおかげで、文化と自然と、想いが残ってるのだから、そういうことなんだと思う。
大変素晴らしい漫画だった!
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アイヌ文化に興味があって読み始めました♪
アシリパさんがとってもキュート❤︎
アイヌの自然と共存してきた文化が描かれていて、とても良かった。
映画も観てきました!初回でここまでしか描けてないなら、続編どこまで続くのか不安になりました(汗)
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少し謎を残しつつの大団円。
アイヌ文化を知れるのは良かったです。
基本的に変態ワールドですが、真面目なところは真面目。
面白い作品でした。
キャラクターが濃い!!
背表紙のアイヌの衣装説明も毎巻楽しみでした。
カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム