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超図解! 新規事業立ち上げ入門
著:木下 雄介
新規事業への取り組みが求められる背景にあるのは、日本企業が目下直面している巨大なパラダイムシフトの波である。
未曾有の地殻変動が起きている経営環境で企業が生き残るためには、過去の成功体験を捨て、ビジネスモデルを再構築し、新たな収益の源泉として新規事業に取り組むことが不可欠である。
本書は、理論から実践までを以下の8つのステップで構成し、それぞれ新規事業の立ち上げに必要なポイントを解説している。
①新規事業の意義を考える
②新しい事業アイデアを生み出す
③現状分析で自社の強み・弱みを把握する
④ターゲット顧客と提供価値を設定し競合と差別化する
⑤3つのフレームワークを活用し事業戦略を練る
⑥ビジネスモデルを1枚の紙に描く
⑦3年スパンの事業計画書を作成する
⑧計画を実行に移す
移り変わりが激しい今において、環境が変わったり、その時代に合わせるために、事業自体をブラッシュアップさせるだけでは、その変化に対応しきれないことも多い。
既存事業においても全てを見直す必要はないかもしれないが、ブラッシュアップではなく、新しく事業を見つめ直すというくらいのドラスティックな視点での再構築が必要になることもある。
そして、「新規事業」の基礎を知ることであらためて、現状からゴールへの逆算に対しての課題が浮き彫りになるという側面もある。
現状を知り、ゴールを把握し、ひとつずつプロセスを重ねる。コトを成すには、一本筋の通ったシナリオは必要ではあるものの、それを柔軟に動かす、ヒトと行動力が必要となる。
色々な要素を複合的に捉えながら一歩ずつ進める基礎を学ぶことができる。
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『#新規事業立ち上げ入門』
ほぼ日書評 Day612
Amazonで、"それ系"をサーフしていたらレコメされた、偶然にも元同僚の著作。
価格も手頃で、内容もそつなくまとまっているが、これを読んだ人にどうなって欲しいのか、が今ひとつ見えない印象。
https://amzn.to/3Gks8t4
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著者は、IBMやオラクル、その他複数社を渡り歩いて事業開発を担当されてきた方、木下雄介氏。
先ずは入門編として、文庫本で読めるこの本を選択。
感想。
非常によかったです。
PEST分析や3C分析から始まる本の構成を知った時は失望しかけましたが、意外や意外、文庫本の軽さで、見開き1ページで、定番もののフレームワークを確認できて、文脈も新規事業開発で作られているので、とても使いやすい本だと思う。
各フレームを初めて知る人には物足りないと思うが、粗方知っている人にとっては検討漏れがないかを確認できる点でとても有効だと思う。
備忘録。
・斬新なことが書いてあるわけではないので、備忘録はあまりない。
・手順書的に使いやすい本だと思いました。