紙の本
スチームパンクあるいはヴィクトリアンエイジバットマン。 切り裂きジャックをめぐる物語と、その物語の後のできごと。
2024/02/04 06:37
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題にはSTORY(物語)って文字がある。
これはバットマンの物語。ヴィランは脇役に過ぎない。
あまりバットマンに思い入れがないミニョーラですが、19世紀には思い入れがありそうで『ゴッサムに至る運命』よりは、オーソドックス。
物語的にもバットマンのオリジン語り直しである。
あまりネタバレに繋がることは書けないが、バットマンはこの二つの話で終わりを迎え、新生する。
バレートの脂っこい絵は、バロン吉元などを連想させ、時代錯誤な冒険活劇の雰囲気があって良い。
番外編ではあるものの、バットマンを初めて読む人にバランスのいい作品ではないだろうか。
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切り裂きジャックのいた時代にもしバットマンがいたら。そして、彼の街で猟奇事件が起きたら。
そんな想定のお話。
あの探偵とも面識があり、恐らくこの時代最高峰の教育を受けて帰ってきたブルース。切り裂きジャックの正体を暴けるのか。とワクワクしながら読めました。途中、あっという間に犯人に仕立てあげられたりしたところで身内犯人やん?みたいになったところがありました。
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ワーナー・ブラザース 100th ANNIVERSARY ~Power of Story~ in スカイガーデン
横浜ランドマークタワー69階 展望フロア「スカイガーデン」では、今年100周年を迎えたワーナー・ブラザースとコラボレーションしたクリスマスイベントを開催しております。
「BATMAN」をメインテーマに、DCスーパーヒーローと出会い、ワーナー・ブラザースの歴史に触れることができる特別展示を実施。
(オフィシャルHPより)
という訳で天空図書室も「BATMAN」特集がくまれています。
読んでみるか!と思い手にしてみました。
時は19世紀。イギリス・ロンドンで次々と娼婦たちを殺害した、正体不明の殺人鬼“切り裂きジャック"の魔の手が大西洋を越え、ゴッサムシティに迫っていた。
厳しい修行の旅を終えてヨーロッパからアメリカに帰国したブルース・ウェインことバットマンは、この殺人鬼と対決するが……。
2018年にアニメ化もされた表題作『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』と、その直接的な続編にあたる『バットマン:マスター・オブ・ザ・フューチャー』も併録。
博覧会の準備におおわらわのゴッサムに、新たなヴィランが脅かす!
出版社からのコメント
時は19世紀。イギリス・ロンドンで次々と娼婦たちを殺害した、正体不明の殺人鬼“切り裂きジャック"の魔の手が大西洋を越え、ゴッサムシティに迫っていた。 厳しい修行の旅を終えてヨーロッパからアメリカに帰国したブルース・ウェインことバットマンは、この殺人鬼と対決するが……。 2018年にアニメ化もされた表題作『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』と、その直接的な続編にあたる『バットマン:マスター・オブ・ザ・フューチャー』も併録。 博覧会の準備におおわらわのゴッサムに、新たなヴィランが脅かす!
著者について
●ブライアン・オーガスティン[作]……ライター/編集者。脚本を担当した本書『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』が高く評価され、2018年にはアニメ化もされた。2022年2月1日、脳梗塞のため67歳で死去。 ●マイク・ミニョーラ[画]……ダークホースコミックスの『ヘルボーイ』などで知られるアーティスト。 ●エドゥアルド・バレート[画]……ウルグアイ出身のアーティスト。南米でコミックの仕事をした後に米国に渡り、様々な作品に携わった後、病に倒れ、2011年に57歳で死去。 ●森瀬 繚[訳]……翻訳家、クトゥルー神話研究家。訳書に『クトゥルーの呼び声』(講談社)などがある。