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短編なのでかなり読みやすい。心あったまる系やゾッとする系など色々な読了感を残してくれる楽しい作品。しばらく読書していなかったのでリハビリに最適だった。
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他の方が、世にも奇妙な物語を読んだみたいだと書いているのに賛同。ただ、最後、ガーネットではしっかりハッピーエンドに持っていきましたね。湊かなえさんには「告白」のようなスカッとするやりすぎ復習劇を繰り広げてほしいな。
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宝石が好きなので評価に贔屓目がありますが、湊かなえさんの短編集なのでそれなりの期待もしつつ、それなりに期待に応えてもらえて満足です!
「真珠」は男女の対話を通して紐解いていく展開が独特で、短編集の一作目から湊かなえさんだなぁと引き込まれました。
「ルビー」は日本一心の広い家族の話、ちょっと最後がもったいないなとは思うが伏線回収の鮮やかさはさすが。
「ダイヤモンド」で雀が恩返しするファンタジー要素は湊さんに珍しくて、かつらしいイヤミス感もあり良かった。主人公のどもりの設定を回収して欲しかったのと、主人公は最後罪を被る必要はあったのだろうかと思った。
「猫目石」は湊さんらしい人間観察模様が面白く良作。
「ムーンストーン」はよくある殺人ミステリーかと思いきや女の友情を描いた作品で、言わずもがな、とても好き。
「サファイア」、「ガーネット」は美しい恋愛の不幸な結末からの回収ではあったけど、ちょっと回収が綺麗すぎてそんなに上手くいくかなぁと不自然さを感じるところもあった。
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湊かなえさんらしさが詰まった短編集でした。
特にムーンストーンが心に突き刺さる作品で、クライマックスは涙が溢れそうになりました。
友情の大切さをこの歳になって改めて知ることができてよかったです。
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宝石に関するお話で構成された短編集。どのお話も人間のダークな要素が入りつつ、スピード感のある物語の進み方で、面白かった。
「ガーネット」は、作者自身の作家としての経験も取り込まれているのかな?
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ひさびさの湊かなえさん。それぞれのストーリーに宝石の名前がついている、短編集。
特に印象に残ったのは、「ムーンストーン」と「サファイア」「ガーネット」。(多い笑)
「ムーンストーン」は小百合と久美の友情に感動。学生時代小百合に救われた久美が、大人になって立派な弁護士となった今、恩返しをする。私の好きな王道友情ストーリー!!温かい気持ちになる、すてきなお話だった。
「サファイア」「ガーネット」は、話がつながっていて、「サファイア」の十年後くらいの話が「ガーネット」。これらの話が一番、印象に残った。
途中まではよくある御涙頂戴話かと思えば、ストーリーはもっと深く展開し、さらに「ガーネット」でも話が続いてる!!読んでいるときの私の高揚感はマックス。一体どう話が動いていくのか、もう手が止められずイッキ読み。とにかく、おもしろかった!
うまくこの話の素晴らしさを言語化できない語彙力が憎い。。笑
短編集なのにストーリーに物足りなさを感じさせないのは、さすが湊かなえさんだと思った。
全然関係ないけれど、、、「真珠」で出てくる「マイルドフラワー」のシャンプー、使ってみたいなあ。ここ最近ずっと同じ安いシャンプーを選んでるので、たまには別の香りのものとか使ってみようかな〜(^-^)
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湊かなえさんの短編集。
それぞれ真珠、ルビー、ダイヤモンド、猫目石、ムーンストーン、サファイア、ガーネットという宝石の名前が題名になっています。
綺麗な宝石に秘められた
深い謎と人々の切なる想い。
人間の内なる闇と祈りを描き切る、珠玉の物語。
(作品説明より)
「イヤミス」のイメージが強く、読むのをしばらく敬遠していた作家さんでした。確かに序盤は気味の悪いモヤっとする話が続きましたが、中盤から段々と希望が見える話になっていきます。
特にムーンストーンとガーネットの話が良かったです。ムーンストーンでは、はじめのエピソードは久実が語り手かと思っていましたが、見事に騙されました。自分を変えるきっかけをくれた小百合を助けたい、と思う久実はとてもかっこいい。
ガーネットでは紺野マミへのファンからの手紙が良かった。自分の人生を変えるものは人それぞれ人であったりモノであったり、もう出会っていたりまだ持っていなかったりすると思いますが、自分にもそういうものができたらとても素敵だと思いました。
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最初は短編らしい作品だなと感じてゆっくり読んでましたが、ムーンストーンから一気読み。
サファイア、ガーネットは続いており最後は綺麗に終わって感動しました。
ガーネットはいつもの湊さんらしくイヤミスで終わるんだろうと思ってドキドキしてましたがまさかのイヤミス無しが逆に刺さりました。
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イヤミスというほど、黒くない
宝石の名前が結びついた7つの短編集。
手法の引き出しが多くて、
伏線回収の心地よさも一転二転する運びも
翻弄されていく感覚がおもしろかった〜
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短編集は物足りなくなる事が多い私ですが、
最後の2つで大満足できた!!
最後のガーネットを読みはじめた時にフォントが変わって、え?え?って感じで混乱した!
けどそこから一気に惹き込まれて夢中で読んでしまった。
あとムーンストーンのお話も素敵だった。
なんとなく宝石が欲しくなった。
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今、読み終えた。とりあえず、
湊かなえさん、天才!今はそれだけ。
上記から時間をおいてあらためて。
全てのストーリーで何らかの理由で誰かしら人が亡くなっているが、単なる殺人やら死亡の話ではなく、いずれも人生を考えさせられる内容だった。
私は長編を好むが、この作品はむしろ湊かなえさん作品の中で強く心に残る作品となった。
個人的には「ムーンストーン」の爽快さが一番となったが、表題である「サファイア」から続く2編もアッと驚く素晴らしい作品だった。
ちなみに私の好きな「文庫本の解説」もよかった。
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さすが湊かなえさん。
なんとなくゾッとしました。
想像力を掻き立てられました。
ゾッとするだけでなく、色々考えてさせられます。
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人間の不思議で切ない出逢いと別れを、己の罪悪と愛と希望を描いた珠玉の物語。表題作他「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」全七篇。(e-honより)
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輝くことができたのは、自分の力なのか、誰かのおかげなのか。
ルビーのお母さんのような人って稀で、自分の原石は誰かと出会ったことで輝き始めるのだろう。それでも輝き続けるにはやっぱり最後は自分自身だと思う。
ムーンライト、サファイア、ガーネットがお気に入り。止まらなくなって、一気読みしてしまった。面白かった!
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1冊の中に物語のジャンルがぎゅっとたくさん詰まってる。飽きずに好きなお話が見つけられそう。わたしはムーンストーンが好きだった。