紙の本
世の中の変化に対応できる自律的キャリア形成の方法論が詰まっている一冊
2022/10/08 22:56
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投稿者:わっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
組織の在り方やビジネスモデルの変化の中で、キャリアをどのように形成すれば長く働くことができるか自ら考え学習していくことが重要。一流の独学者の事例が大変参考になり、自分なりにイメージしやすい。プロフェッショナルとは何かを自分軸で掘り下げ可視化、対外的な評価軸(価値観を含めた)と照らして、ステップアップしていくことが良いサイクルにつながる。
紙の本
さらっと読める
2024/01/27 08:37
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投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
7章にポイントがまとめられている。
なので、早くポイントをおさえたければ、7章のみ読めばよく、その内容をしっかり確認したければ1章から読んで7章でおさらいすれば良い。
インタビュー記事は興味深いが、成功体験ばかり。
失敗体験や目標に向かってもがき中体験も読んでみたい。
独学をどこに方向づけるか、組み合わせていけるかは、人により異なる。
そういう意味では、一生独学は継続していく。
それを楽しめる人でないと、しんどいだけだろうなとも思う。
そこを踏まえたうえで、独学の方法や楽しさを紹介する本としてさらっと読める感じ。
HRMやキャリア系の勉強をしたことのある人には、どっかで聞いたことのある内容が多く、目新しさはないが、一冊にまとまっているという点で、読者を広く想定しているようだ。
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自律的なハワイの日系移民と自律性を失っていった旧日本兵のところは、興味深く読みました
僕自身、少しでも今の業務効率を上げるようにプログラミングの独学を続けていますが、この本を励みにしたいと思います
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独学力を高める必要性や具体的な方法、また、リベラルアーツとしてどのような本を読むと良いかも触れられている。
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キャリアをつくる独学力――プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント
著:高橋 俊介
プロフェッショナル人材とは、高度な専門性を駆使して、質の高い成果を繰り出すことのできる人材である。
独学とは「学びの主体性」を意味し、その「学びの主体性」は、学びのWHY・学びのWHAT・学びのHOWの3要素から構成されている。
本書は、独学力が注目されるようになった背景、仕事とキャリアと学びとの有機的な関係性、独学力を高める意味合い、独学の主たる目的に対しての解を記している。
構成は以下の7章から成っている。
①仕事と学びを根本から変える5つの大変化
②目指すキャリア仕事学び 3つの柔軟な自律性
③独学力を高めるとは、どういうことか
④一流の独学者の事例に学ぶ独学の作法と意味
⑤自分自身の専門性コンピタンシーを強化せよ
⑥リベラルアーツを学ぶ意味と基本的な作法
⑦独学を実践するためのヒント
学ぶにはゴールがない。
ゴールがないだけに、始めることも続けることも難しい。
自分として学ぶこととして意識している、大切なことは
「継続」することである。その継続するために、「目的や大義」を考え、自分を飽きさせない仕組みを作り、楽しみと喜びと成長の実感を入れ込みながらなんとか継続させようとしている。
そして学ぶ対象についても目先のことと見えてない何かに対応するという今と未来を入れ込み、獲得するための時間についても短期的に身につくもの、長い時間をかけて醸成するもの等を入れ込みながら行っている。
バランスを考慮することと敢えてバランスを崩しながら学ぶという、それこそ受動的ではなく、戦略的に主体性と敢えて流れを受けいれることも意識している。
正解がないのであれば、正解に近いほうを柔軟に方向性を変えながらカスタマイズし直ししながら、継続するしかない。
学びの時代は過去からある。ただその必要性を危機感から気づき出しただけである。学びを継続するとともに驕ることなく、さらなる学びに変えると共に仲間にも派生させていきたい。
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【読書目的】
独学力をつけたいと思ったのです。独学していかないとサラリーマンは何も学べないのです。仕事で学ぶはもう古い、そんなんでは社会様には着いていけない。だから学びたい。ただ最近のモチベの下がりもあるのでここらで少しスイッチを入れ直したい。そう思ったのです。
独学力とは何か?
なぜ必要とされているのか?
身につけると何が良いか?
どのように身につければ良いか?
などが学べる予定です。
【記憶に残ったこと】
・堀口コーヒーのオーナーの人の話は記憶に残った。コーヒーを広めようと企業を大きくしたが50人以上になったところで、他の経営センスのある人に経営を譲り、自身はコーヒーの科学的な研究をしに大学に入学。凄すぎる。自分が好きなことを研究していくが素晴らしい。
・学びに上下関係はない。日本の昔からの上下関係より専門性かどうかで判断すべきだし、そういう関係性でいるべき。そうでないと下のものは考えなくなってしまう。
例として日本軍の将校と武官の関係を上げていた。
・確かに学ぶにあたり主体性は大事。その人がいかに能動的に学ぶか。新卒採用するにもそれを基準にしないと教育に手間ばかりかかって仕方なくなる。
・専門性はいくつもあったほうが良い。一つだけの専門は展開性が乏しい。中野剛志さんが言う通り今は総合値が求められている。人文科学、社会科学、自然科学それらをミックスさせてアイデアが出てくることがある。だから好奇心を持って能動的に動いているかを常に自問しよう。モチベ上がらなければコミュニティに参加しよう。
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本書でおすすめの独学力を高めるポイントの数々は、どれも納得感あるものばかり。全部は実践できなくても、これらのいくつかを意識しておくだけでもだいぶ違うかも。
キャリアを考えるには、やはり内省は避けて通れないし、主体的な学びが必要。
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学ぶこともありはしたが、多少難しい。しかも日本の企業の形態をいわれても治せるものではないと思った。そういう会社は選ばないでおこうくらいは思えたけど、自分はあんまりこの本は好きではない。
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個人的に読み取った本書のポイントは以下の5つ
・安心社会→信頼社会への転換が求められており、この実現には個々人のキャリア・仕事・学び自律が求められる
・自律を促す/可能にするのは独学。自身の「勝負能力」(内的動機に裏付けられる得意領域/指向性)を活用し、楽しさ/意義を感じる学びを推進する
・他者との共生には、勝負能力を活用するだけでなく、自身の専門性コンピタンシーを明確化/深化させ、信頼してもらうことが重要
・専門性は実務的/体系的(学問等)/先端的の3つに区分される。学問的な整理だけでなく、先端的まで踏み込んだ専門性を醸成することが肝要
・また、専門性を醸成するだけでなく、それを自論としてアウトプットすることが肝要。正解がない世界において、自論を展開し、新たな仕事/人との確率的な出会いをつくりだす(プランドハプンスタンス)
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ジョブクラフティング:やりたいことが明確で、自分の強みを理解している人は、それを仕事で活用するために仕事の枠組み自体を自分のいいように再創造する。
自分は組織の中でどのような立ち位置になりたいか、周囲からどのような人だと思われたいか、あらためて棚卸する。
人間における多様性は性別や人種などの表面的属性の多様性以上に個人の違いが大きい。
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今風キャリア構築の考え方を幅広くカバーした本。会社依存から、プライベート重視のやりがい追求型の労働者が増えてきた背景があって、一方で、その変化についていけない人も多い中で、独学力をキーワードに生き残り戦略を考えるキッカケになる一冊です。
安心社会では、タテ関係特有の権威と同調圧力で閉じられていて、信頼社会では利他主義がベースにヨコに開かれた人間関係という比較がわかりやすい。
マルチな専門性、リベラルアーツ、連続的な学びと、クランボルツの計画的偶発性理論、等、最近人気のキャリア本の集大成のような内容ですが、紙面の都合?で、あまり深掘りはしていない為、さらっと読めます。
スペインで初めての日本人女性サッカー監督、佐伯夕利子さんや、スペシャリティコーヒーの品質向上のヒントを探るためにワインを勉強した堀口俊英さんのエピソードなどは理屈でなく実際のエピソードとしてインパクト抜群です。トレンドを捉えている反面、賞味期限がいつまでなのかはわかりませんが、ヒントはたくさんつまっています。
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・受け身の学びではストレスが多く成長も難しい。自分で学びのwhatを見つけられるような力をつけるべき。
・フリーランスのキャリアエンゲージメントは組織人のそれよりも格段に高い→自分の強みは何か、次の仕事では何をするかを常に考えている
・自分の専門範囲とは全く別のこと(人)と関わりアイデアを見つけるべき
・授業はただ聞くのではなく、その授業内容が自分の身の回りの何に当てはまるのか(ニュースなど)を考えるなど、客観的でなく主体的な学び方をすると良い
キャリア自立とか抽象的な表現が多く、ちょっと分かりづらかったという印象。
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「独学力」とは我流の独学ではなく、この場合「学びの主体性」で、学びの3つの基本「Why「What」「How」を指す。具体的には縦から横社会(タテ型トップダウンからヨコ型横並びで創発的意見交換する学びの場)だと言う。最近は「リスキリング」など改めて学び直すなどの風潮もあるが、傾向は言葉が英語読みになっただけで昔と変わらない。成功へのヒントなどにある「好奇心・洞察・挑戦・反省・意見交換」のような流れを主体的に動くと言うことが今後大切だ。
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ブルーオーシャン等、人と違うことをするのは学び。前例も無ければ答えも無い。他分野を学び、参考にする応用力が要る。そんな応用力を高めるためのリベラルアーツ。
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現代社会でなぜ独学が求められるのかを議論する。
正解のない、変化の激しい現代社会で従来のキャリア形成は実現しない。タテの社会のOJTでの専門性は弱い。横の社会、ネットワークを広げ自ら主体的に学び、強く先端をいく専門性を手に入れることが重要。
常に関連分野の最新トレンドにアンテナをはり、将来を先読み、先物キャリア人材が必要とされる。
他の分野とのつながりも意識することで、ネットワークも専門性も広がる。
正解主義の専門性は淘汰される時代。
主体的に学び続け、潮流を作る意識で、専門性を磨く。
学びに終わりはない。