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紙の本
「書く力」は一日(一読)にしてならず
2022/08/28 13:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」を7年以上担当した記者であった。現在は朝日カルチャーセンターで文章教室の講師を務めている。本書は、前作『朝日新聞記者の200字文章術』に続く著作である。文章を書く際の留意点について、著者の考えに適合する小説、エッセー、俳句、講談、落語を例示しての解説が多くを占め、前作と趣を異にしている。多彩な小説等から解説に適合する箇所を選定する作業には、多大な労力を費やしたのではなかろうか。文章の書き方を念頭において読書をしてきたであろう著者の、長年の蓄積が功を奏していると痛感させられる。例示されている小説等には、やや難解なものもある(著者のようなインテリはそう思わないだろうが)。こうした小説を難なく読みこなす読書通にとっては、本書の内容はすでに習得済であろう。逆にやや難解と思う読者にとっては、本書を読んでもなかなか「書く力」に直結しないのではなかろうか。まずは、前作の『朝日新聞記者の200字文章術』を熟読すれば十分であろう。
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