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ー アパレル業界はこの10年で劇的に変化しており、消費者の購買の後押しをする媒体は「ファッション雑誌」から「ライブコマース」に変わり、購買の主たる場は「リアル店舗」から「EC」へのシフトが進んだ。さらには「大御所」によるトレンド予測は「ビッグデータ解析」によるデータ分析へと変わり、商社など中間流通のビジネスモデルは「ものづくりの会社」から「投資会社」へと転換している。こうした変化は、競争環境の変化が引き起こしたのではない。技術または技術によるオペレーション効率化による業態進化である点がポイントだ。
問題は、アパレル企業の経営環境が、その進化を吸収できないところまできている点だ。 モノで溢れる先進国において、アパレル産業の成長は止まった。そして、市場に隠されている「隠し在庫」、消費者同士の「二次流通」の流通点数は、繊研新聞社の試算によれば、毎年新規に投入される新商品の投入点数 (35億~40億点)以上の可能性があるという。
その結果、企業のKPIは売上と利益から、「優良顧客数×LTV」へ、成長戦略は自助努力による新規出店から、パイの食い合いによるM&A(企業買収)に変わってきた。 ー
アパレル産業の危機的状況はよく分かるが、その解決方法が、在庫の適正化、組織改革、出島によるドラスティックな改革、組織間コミュニケーション、DX、D2C×越境EC×ライブコマースと言うのは…
いや、分かりますよ…
分かりますけど、それが出来るなら最初から…