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もうすぐ死に逝く私からいまを生きる君たちへ 夜回り先生いのちの講演 みんなのレビュー
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紙の本
熱くて、優しくて、人間むき出しの「夜回り先生」に魂を揺さぶられる一冊。
2022/09/20 09:50
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年の夏、横浜市内で著者の話を聞きにでかけた。
壮絶な話だった。
心を揺さぶられた。
勇気を頂いた。
そして自分にも何か出来るのではないかと決意をさせられた。
書店で著者の新刊を見つけた。思わず手に取り、一気に読んだ。
なぜ、志願して定時制高校に異動したのか。
どうして、夜回りを始めたのか。
断り続けていたテレビやラジオに、出演して語りかけるようになったのか。
がんを患っているという著者が、ある少女の話をすべての講演でするのはなぜか。
貧困。
ドラッグ。
売春。
暴力。
著者ほどの人が、反省をし続け、闘い続けるのはなぜか。
「海洋よりも壮大なる光景、それは天空である。
天空よりも壮大なる光景、それは実に人の魂の内奥である」(ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」より)
「君たちは生きて、生きて、生き抜いて、君たちのいのちを、次のいのちへとつなぐのです」(「いのちの糸」より)
平和と言っても、目の前にいる一人の人と話すことから始まる。
熱くて、優しくて、人間むき出しの「夜回り先生」に魂を揺さぶられる一冊。
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