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紙の本

「寒村自伝」をなぞっている?

2022/08/30 16:21

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「寒村自伝」は岩波文庫で読めるが、荒畑寒村の伝記となるとなかなかないものだ。それにミネルヴァ日本評伝選で需要がないのか、左翼の人で既刊分は山川均だけで、刊行予定では特にないようだ。徳田球一や野坂参三といった日本共産党の著名な幹部だった人達の伝記なら需要があると思うけれど、除名されたり批判されたりしているような人達の伝記を出せば日本共産党からの批判があるからだろうか?
 「寒村自伝」に書かれている範囲では、この本をなぞって書いているようだ。
 晩年に光州事件絡みの集会に参加したそうだが、彼が北朝鮮についてどう思っていたのか。彼が「寒村自伝」で人民戦線事件で逮捕された時の光景に内鮮係の朝鮮人特高に触れているから、朝鮮人の被逮捕者と接触があったはずだが。
 「寒村自伝」にある彼がレーニンが死ぬ直前のソ連を訪れた時の回想は、当時のソ連の実像を知るには興味深いものがある。トロツキーは勿論、反共主義者になる前のルート・フィッシャーがモスクワで演説する光景が書かれているが、ホテル・ルックスで料理人の経験がある片山潜が配給された鶏から羽を散らさずに捌く場面は、片山がクレムリンの壁に葬られて少し後にウィーンからモスクワに亡命したルート・フォン・マイエンブルクの「ホテル・ルックス」には出て来そうもない光景だ。なのに「寒村自伝」をなぞっているだけだから、味気ない。
 「寒村自伝」を読めば分かるように、彼と鍋山貞親は師弟関係にあるが、鍋山貞親が転向してからの記述がない。鍋山の方が荒畑より先に故人となったので、荒畑が鍋山の葬儀に花輪を送った、と読んだ事があるから、反共主義者になった鍋山夫妻とは絶縁していたとは思えないが、どうだろうか。

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