紙の本
不思議な感じ。
2022/10/01 14:59
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な感じの、ストーリーがあるのかないのか。
町について、と言うところは共通していそうですが。
ここはどこでしょう。
と言う題の現在の居場所推測が5編。
船で着いた島だったり、パラグライダーで降りた土地だったり、トラックの荷物に紛れた上で降り立った場所だったり、小さくなって...だったり、ロケット?で着陸した場所だったり。
普通にそう言うものだと思って生活しているいつもの町。
ふと工事をしている場所があって、以前何があったか思い出そうとして、思い出せないことも、あるあるか。
そして、自分の記憶は正しいのか?
自分の町の模型、作るのは面白いかもしれない。
後半の町の模型のお話、もう少し何かあるかと思いましたが...
しかしながら、なかなか味わい深い面がある。
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毎度のことだが、panpanyaさんの漫画を通してだけ、思い出すことができる情景みたいなものがあって、今回も普段目を掠っているだけのぼんやりした風景が、急に濃密で立体的なものとして脳に復元されて、しびれた。
魚やかましくてかわいい。
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だいたい年に一冊出るpanpanyaの2022年の新刊。初期の尖った感覚はなくなってきているが、日常に対する観察眼の深さには磨きがかがっているように感じる。
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今年も新刊を買えました。ここはどこでしょうの旅とかブロック塀の話はpanpanya さんの持ち味である「無駄知識」力がたくさん味わえてハッピー。
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なるほど最近は日常のいちいちに目を光らせてゐるわけだ
いぢわるなことを書く。
最近だと『グヤバノ・ホリデー』のフィリピン旅行記が一番おもしろかったのだけど、『おむすびの転がる町』の筑波山登山記や、山崎製パンのカステラ身辺雑記はつまらなかった。だから、最近は停滞気味で初期(『足摺り水族館』『蟹に誘われて』など)が頂点なのかなと思った。
しかし今回の『模型の町』は思ひのほかおもしろかった。
レヴューを見たら、初期の尖りからは丸くなったが、日常に対して鋭く目を光らせるやうになったと書かれてゐて、なるほどと膝を打つ気持になった。その通りだ。「ここはどこでしょうの旅」も、日常にひそむ謎の観察の産物だといへる。
私としては「情け無漁」が作者の傾向から外れて、日常の謎ではないし、しっかりオチがついてゐたので意表を突かれ、本作のなかで思はず笑ってしまった。
いまだにこの人の評価としてはガロ系とされることが多いが、すくなくとも初期より脱ガロに近づいてゐる。
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エッセイが面白かった
鼻音、大きい音が遠くから聞こえて小さくなった音と近くで鳴った小さい音の違いは?
脅かすと驚かすの違い
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■模型の町(2022年10月)9冊目
ここはどこでしょうの旅1
登校の達人
手遅れ
ここはどこでしょうの旅2
ブロック塀の境地
ここはどこでしょうの旅3
情け無漁
解消
ここはどこでしょうの旅4
夜ぼらけ
常軌
許可3
ここはどこでしょうの旅5
模型の町へ
模型の町で
模型の町を
模型の町
模型の町
付録・家の模型を作ろう
痛恨! panpanyaさんの新刊を見過ごしていたなんて。
「ここはどこでしょうの旅」連作、「模型の町」連作もいいが、大好きなのが「夜ぼらけ」。
新海誠「すずめの戸締り」では椅子が全力疾走するが、本作では寝台が動く。
というか動力を作って動かす。外に出る。
停電の夜、あなたはベッドに入っていなさいとお母さんに言われたから、ベッドごと外に出るのだ。
この夢想好き。
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非常に癖にささっているpanpanya
突拍子もない設定なのに、
自然と僕たちはその不思議な世界に入りこんでいける。
「僕たちはどこから来たのか?」
「今どこにいるのだろうか?」
「ここは、本当に存在しているのだろうか?」
取り止めもない不確かな疑問や空想を、
街と生活に落とし込むような作風。
合間合間のショートエッセイ的な日記も、
どこか悲しげなのに笑える。
もっと読みたいな。
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タイトルと表紙の絵の雰囲気が気に入ったので、購入した漫画です。少し不思議な(SF)世界が広がっていて好きな一冊になりました。1話完結の短編集ですが、主人公は同一人物で変わりません。思考実験的な作品が多いのかなぁ。
もう一冊購入したので、そちらも早速読み始めました。