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前作から間が空いていなかったので登場人物のキャラクターを意識しながら読めた。本筋とは別の謎解きも同時進行する飽きのこない展開だった。早めの次回作に期待したい。
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新川氏の単行本は全て読んでいる。最近出版が続いたためか、似たようなストーリーが多いように思えてしまう。今回について言えば、呉服屋が中心の話だが、一般的でない話のためか、話がよくわからなくなってしまい、読み返してしまうところが何か所かあった。『元彼の遺言状』のときのような、どんどん先に読み進めたいという熱は湧き起こらなかった。
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今作も面白かった!
白熊さんが…貧乏くじばかり引いてるって言うけど…
割と調査では…引きがいいというか、ラッキーというか…。。
詳しい法律の事はわからないせいもあるけれど、あまり深く読み込めず?読み込まず?サクッと読めた。
これもドラマ化するのかなー?
ドラマ用の小説って感じもするんだよね。
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白熊さんの九州編
九州に赴任して上司と反りが合わなかったり、仲間に馴染めない状況に。
常磐という新たなキャラクターの登場。なかなか一筋縄ではいかないですね。
立場が違えば正義も変わる。暴力団との関わりの中で必死に抵抗する白熊さん。誰のために仕事をするのか。自分は本当に世の中の役にたっているのか。一度はみんな思うことかなと。
今回も小勝負に救われることになるけど、なかなか後味の悪い最後の結末。
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今回もとてもおもしろかったし、舞台が福岡になっていたのも嬉しかったけど、少しライト過ぎる感じがして、もうちょっと業界のことや登場人物を掘り下げてほしかったです。
最後の展開もさらっと進んでしまって残念でした。
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TVドラマ版では原作レイプとも言える原作改編のせいでほとんど主人公も変更され、その為杏は傷心でパリ移住へとか?いくら新人作家と言っても扱いが悪すぎるのでは。さて小説の方は無事続編へと辿り着き、今度は九州へと都落ちとあいなったが、そこでも白熊の活躍は目覚ましく本町の小勝負との縁も継続、また新たに恋のライバルも登場、著者も調子が出て来たようで、これなら剣持麗子とのコラボもありではないかと期待してしまう。しかしどちらの作品も悪の存在がちらほら現れており不穏な展開が予想される、続編を期待。
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面白かった!この読みやすさは宝物。
本作は2人の成長の物語でもあるのかなと、ならば続編まだまだ期待できそうなんて思っております。なんかてゆーか、もっと好きになれる気がするんですよね、このシリーズと登場人物たちが。ワクワクしながら次作を待てるという幸せよ。
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あっという間に読み終わってしまった。勤続6年目という新人ではなく、仕事には慣れてきたけどまだ理想も現実のおとしどころが掴めず、悩んでしまうところとか、良く出ていて懐かしい。私のように15年もたつと子育ての両立が、1番になり正義感とか、忘れてしまう。。10年前に読んでいたらもっと主人公に感情移入できたのかなーと思いつつ、明日から仕事頑張ろうと思える。
年齢的には桃薗さんを目指さないとなー。憧れるが、何年経ってもなれそうにない。
公正取引委員会の仕事も着物業界の慣行も勉強になる。余談だが、本書に出てくる悪の権化?のような経産省のクールジャポン政策課やクリエイティブ産業復興機構は、クールジャパン機構がモデルなのか?新川先生に聞いてみたい。。
個人的には、結婚→小勝負君、恋人→常磐君だなー。こんなタイプの違うイケメンに囲まれて白熊ちゃん羨ましい!15年も働いていて、イケメンと仕事で会った事ないや。。
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競争の番人 第2シリーズ
主人公の白熊楓は 今回 転任先の九州福岡で 呉服業界の不当返品や長年続いてきた理不尽なつながりの闇に挑んでいく。
心機一転 張り切って仕事にあたる白熊だが、本局から来たというだけで風当たりは強く、相棒の常盤は仕事は的確なものの マイペースでどこかつかめない。
そんな中 脅迫されていた呉服屋の主人が拳銃で撃たれる。
犯人は地元にはびこる暴力団か。
九州の公取に移動したので 1作目のダイロク(審査局第六審査長)のもう一人の主人公 小勝負は出てこないのかと思ったが 呉服業界の闇カルテルは本局主導となって また懐かしい面々とタッグを組む。
今回の呉服業界の内容は まだまだ続く日本の商売の闇を題材にしている。
きな臭い暴力団の影におびえながら つながりを崩せずにもがく業者たち。
事件解決までに 二転三転あり ジェットコースターのように話が進んで おもしろい。
乙女な白熊ちゃんの様子も ちょっと楽しみに読むことができた。
業者の名前が多いので(何が事件で、どこが公取にひっかかるのか)ちょっとわかりづらいが 勢いで読むことをおすすめします。
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公正取引委員会シリーズ、今回は九州の呉服屋をめぐる不正。メーカーから問屋、小売店。
作者は猛スピードで新作を出している。ものすごく面白い傑作とまで言えないけれど、読まないと決められるわけでもないギリギリのところを毎回攻められる。読みにくいのなら読まないが、読みやすいのでつい読んでしまう。
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シリーズ続編。九州事務所へ転勤した白熊。そこでの新たな同僚、そして新たな案件に取り組むものの、またしてもさまざまな悩みを抱えることに。もちろん事件も起こったりして、はらはらどきどきのお仕事小説ミステリです。
今回登場する「内偵の王子」こと常盤がキャラクターとして魅力的です。有能で人当たりが良く、しかしちょっと問題もありそうなところが面白い。しかし深く関わってはいけない人物な気がするので、彼に少し惹かれる白熊が心配になってしまいます。陰で白熊を案じる小勝負には少しほんわかさせられてしまうかも。
呉服業界というのはたしかに現代ではなかなかに大変な世界だと思うので、経営する側の苦労も理解できないではないのですが。それでも弱い者が一方的に虐げられてしまう構図は許せないなあ。真面目に頑張っている人たちが報われる世界であってほしいです。
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シリーズ2冊目。
九州に配属になり、仕事のことや職場の人間関係のことで鬱屈のある白熊さん。地方と本局との違いや、呉服業界の理不尽に思える決まり事などなど。同僚の常磐さんにドキドキしたりもありましたが…。
社会の構造に組み込まれて身動き取れなくなっているたくさんの人たちが描かれてました。すごく共感。
今回も白熊さんから力を貰えました。また本局へ戻り、一回り大きくなって活躍してくれるのが楽しみです。
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「競争の番人」続編。
本作は呉服業界が舞台。
問屋を何段階も通すことで小売値が生産者の取り分の何倍にもなるとか、問屋と生産者、小売業者との力関係などは、本書に書かれた内容がある程度実態に近いのだろう。
以前からの商慣習が現代の独禁法の精神とズレているということなのだろうが、こういう部分は他の領域にもありそうだ。
小勝負が強く警戒した常盤はもっと悪者で一連の事件の黒幕なのかと思ったら、単に女にだらしない、八方美人のお坊ちゃんだった。
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競争の番人 シリーズ2 です。
主人公 白熊楓は公正取引委員会の職員。転勤して九州へ。
あれ?気になる存在、同僚の小勝負くんは出てこないの?と思ったら、新たなるイケメンが!
ととのった顔立ちにやさしい振るまいで女の子を虜にしちゃう常盤。
今回の案件は、呉服業界。
織物→なんとか問屋→なんちゃら問屋→…問屋→呉服店、といくつも間をはさんでいく昔ながらの付き合い。
ピンハネ、支払い期日の遅さ、談合して価格あわせ、この業界で生きてきた人はあたりまえすぎて疑問すら抱かない。
しかもこの地を牛耳る暴力団に、議員さんもちらつく。
この業界をしらない読者は複雑すぎてどの問屋の話かついていけなくて頭のなかが大混乱。
抵触する案件もいくつもあって地方と本庁での分担されるので、なにがどっちなのか、う〜ん思考停止…
それでも働く人の苦悩や葛藤がひしひしと伝わってきた。
地方でがんばっても大きい案件は本庁に持っていかれる虚しさ…
自分はあっち側だったのに、今は都合のよい雑用係…
上司はパワハラもどきでイヤミを言うし、仕事できるヤツは放任で許される…
その上司ですら、さらに上の上司や本庁からの圧力だったり、足りてない人員に山積みの仕事にがんじがらめ…
ただ目の前の仕事に必死なのに、本部は知っていても放置して地方に丸投げ…
本作に限らず、働く人はなにかしら鬱憤をためながらも目の前にある仕事に向かうしかない。
どこにもぶつけられず、ストレスにまみれて毎日をこなす日本人を描いている。
そして前作からつづく、白熊と母親の関係。小勝負の過去。
人は親から大きな影響をうけて形づくられる。実は親子兄弟、と良い関係でずっといられる人のほうが珍しいのかもしれない。
白熊さんの恋模様も気になるところ。
小勝負くんとはなれて、弱ったところに優しい常盤の一面にドキッ。
白熊さんのように、人が良くていつも割りを食ってしまう、恋愛ベタな女子、応援したくなってしまう。
次作では幸せなシーンを読みたいです。
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公取委を取り上げたミステリーの第2弾。主人公が福岡へ異動し、今回は呉服販売業界の不正に係る捜査に。新たなキャラクターが登場しますが、前回の本局の懐かしいメンバーも捜査のため途中から合流し、捜査は二転三転し、想定外なクライマックスへ。相変わらずお人好しでやっかいごとの方から近づいてくるような主人公に応援と苦笑いとが入り交じるエンタメ&ミステリー。