紙の本
このタイトルで、この内容ではないよな・・・? 超がっかり!
2022/11/14 07:20
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
■立花隆先生の死後に出版された本なので、タイトルを見て、hontoで、書店で取り置きにして、購入。
■『いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか』というタイトルなので、立花隆先生が、「人生」や「生や死」について、まとまった考えを述べていると思ったのだが、あに図らんや、これまでの書籍の切り貼りなんですね。超がっかり!
■立花隆先生の思想を、いろいろな本から、ワンセンテンスを切り取って、『いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか』を語っているようにみせかけるのは、私は賛成しません。
■購入するときは、やはり、一度は本屋さんで手に取って、内容を確認すべき、と反省しました。
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分量は199ページと多くなく、読みやすい文章のため、スラスラあっという間に読め、人間誰しもが悩んだことがあるであろう「死」や「生」について、知の巨人から前向きな考えを得ることができる。
特に、"第4章 人はどう生きるのか?"には、人生を無駄にせず、謳歌するためのヒントが熱い言葉と共にたくさん散りばめられている。
私は大学生だが、本書を読み、これから迎える青春と「船出」に向け、今後もしっかりと準備を進めたいと再確認することができた。
特に30代以下の若い人におすすめできる。
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多くの著書の中から集められた至言集.いいとこ取りのような心持ちになるが,将来を悩む中高生には刺さる文言も多々ある.
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知の巨人、立花隆さん。
ほんとうに、色々なことを教えて頂きありがとうございます。
「宇宙からの帰還」
最初の出逢いでした。
想いを馳せて、改めてご冥福をお祈りします。
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冒頭の池上彰氏の解説から、知の巨人からのフレーズをピックアップして分類化されています。
表題見て買ったときは少々後悔しましたが、後半にかけて余韻が出てくる感じです。
最後まで読み通すことをおすすめします。
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立花隆の著作から人間とは?死とは?なぜ生きる?どう生きる?考えること、これからの人へといったテーマに沿って抜き出した「立花隆思想抜書」です。出典が50冊以上に及ぶので、全て読んでる人はいないはず。知識に基づいた見識が染みました。小学生にはまだまだ難しい知見だとは思いましたが、評論読みの勉強にもなるし、少しずつ読み聞かせで興味を持たせる方法もアリだと思います。基本は中学からかなぁ。
私が読みたいと思った本は『未来をつくる君へ』『二十歳の君へ』。『脳死』『サル学の現在』『臨死体験』あたりは確か読んだはず。そちらももう一度パラパラ読みたいと思いました。
『サピエンスの未来』からの抜粋で、ヒトは染色体情報をはるかに超えた言語情報を世代を超えて伝えられるという叙述があり、知識や本の素晴らしさを再認識しました。
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様々な著作からの引用。
「死ぬまで生きるために生きる」と考えると落ち着いて目の前のことに取り組めるかもしれない。そして逆に焦ってみてもいい。
動かなければ始まらない。旅をする。
トラウマ体験は、時を経て人格形成のプラスに働く重要な体験となることもある。
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結局生きるためとしか言いようがないてのはその通り。結局人生は旅で、旅の本質は計算になじまないような出会いというところ救われた。がむしゃらは仲間を呼ぶにも。
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題名に惹かれて読んでみた。
数々の著書を抜粋して書かれている本だった。
抜粋されているからか、分かるような分からないような…そんなことが多かった。
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果てしない知識の海を漂うような読後感。いくら考えても答えのないテーマであるからこそ興味が湧き立つ。知の巨人、立花隆さんのお話を直に聴いているような、そんな贅沢な読書時間でした。
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頭の良い人の代表のような意味で「知の巨人」と思っていたが、もの凄い知的好奇心、探究心ゆえに知の巨人と言われていると理解を改めた。
橘氏の過去の著作のダイジェストと言う感じに編集されており、価値があると感じている。
橘氏の知的探究心は、人間とは何か、死とは何か、そしてやがて死ぬのに何のために生きるのかという問いに向かい、多方面に行動、思索している。
特に死についての考察は深く考えさせられるものがある。死は恐ろしいと感じるのはなぜか、我々が漫然と考えている不安を「自分が消える不安」「苦痛への不安」「死後の世界の不安」に分類。特に死んだらどうなるのかわからない不安に対して、橘氏自身考えだしたら止まらないと言う。
また、脳死とは何か、ドナーから心臓をとる行為は殺人ではないか、など様々な問題提起により、考察を深めているが、結論は、死ぬまでの人生を悔いなく生きると言うようなものであった。何のために生きるのか、多方面に興味の食指を伸ばし、知識も知恵もずば抜けている橘氏をして、答えが出ない問題ということとされている。そして、同時に自殺は悪いと言えない、というのも橘氏の結論となっている。
しかし「何のために生きるのか」本当に答えがないのか、わからないだけではないのか、橘氏は見つけられなかったが、我々自身が自分ごととして知的好奇心を向けてみた方がよい問題と感じた。
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記事の切り貼りで全然連続性がなく、面白みに欠ける。立花隆著となってはいるものの、実際は立花隆の生前の記事の寄せ集めであり、本物の立花隆の本には遠く及ばない。
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立花さんが書いたというより、彼の著作の中にある記述をテーマごとに整理したもの。知の巨人が残したものが大きいだけに、整理したいという気持ちが強かったのでしょう。よくわかるし、確かに整理してもらってよかったような気がする。とにかく興味の範囲が広範だけど、きわめて深い。探求する気持ちが強かったのでしょう。それと、どこか真理はつながっているといわんばかりに、広く深く対象を掘り下げていく。まさに知の巨人でした。
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題名のテーマについて、多くの著述の中から、文章や考えを抽出そしてまとめた書だった。
なぜ生きるのかを考えるために
なぜ人間が生まれたかからしり、
なぜ死ぬのか、そもそも死ぬとはなんなのか
そしてそれを知った上で生きるとはなんなのか
さらにはどう生きていくべきなのか
そんなことを多くの抜粋された文章から考えさせられた。
そのテーマについてずっと語るというよりは、いくつかの抜粋されたいくつかの文章を見る感じだったので、関連性はあるけど、それぞれの文章に繋がりはあまりない感じがした。
でも正解を追い求めるばかりじゃなくて、考えることこそが大切だと思える本だった。
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他の方が指摘している通り、著作や言動の編纂書なので、タイトルに惹かれた人が求めるようなテーマで一貫した主張や考察が記されたものではありません。
私自身そういった類の書籍を避けている中で、本書を店頭で衝動買いした結果、若干の後悔を引きずったまま本書を読み始めることとなりました。
しかし、内容に関しては非常に面白く、興味深い考察や主張が多かったです。
それは立花隆という人をそもそも全く知らない私だからということが起因しているのは間違いありません。しかし、過去読んできた偉人、経営者、著名人の類書を同じ条件で比較しても、本書より面白かった本はないように思いました。
飾り気のなさと思考の深さが際立っている印象で、主張の根拠や類推等で引かれる知識も他では見たことがないものが多く、刺激に富んだ内容でした。終盤はやや自己啓発本のような内容になりますが、読者に発破をかけるような鼻息の粗い話ではなく、どこか淡々としていて、吸い込まれるような説得力に満ちています。
それぞれの考察や主張には出典が分かりやすく記載されているため、付箋をつけた箇所をメインにこれから何を読もうか考えるのが楽しいです。