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超豪速直球を頭に受けてノックダウンされた気分。
2023/02/23 23:12
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
超豪速直球を頭に受けてノックダウンされた気分。絶体絶命の危機に追い込まれる度に都合良すぎだろうと言うくらいに支援者が現れてとやり過ぎ感の強い展開に不満を感じる暇もなく次なる危機へ飛び込んでいくのだから、読者としても荒唐無稽になるのではとの不安を抱えながらも次なる危機に共に飛び込んでいかざるを得ない。気付くとすっかり作中の“俺”=マットになり切っての一気読み。改めて著者の「策中」に嵌まった感じ。小説家:真山仁が解説で述べている「“暴走特急スパイ”が繰り広げる超絶スリラー」という表現は言いえて妙である。やり過ぎ感溢れる作品ながら、現実には緻密に練られた計画ほど僅かな狂いで飛んでもない方向に暴走していく現実を考え合わせると、むしろ無為無策に見える主人公の“俺”=マットの方が現実的に見えるし、やり過ぎ・都合よすぎの展開すら読者が望んでるのは非日常であり、超スーパーヒーローであることを考えると、著者は的確に読者の読みたいものを書き上げていると言えよう。
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