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旧版を読みました
学校の途中にある本屋で、茨城のりこさんの詩集を立ち読みしていた時、その中で、のり子さんが旦那さんに想いを綴ったもので涙したことがある
その茨城のりこさんが、韓国の自由詩を選んだもの
(中には平壌で生まれた方も、ほとんどの方が出版社勤務や大学教授をされている)
詩はその地の民族性を表したもの(のりこさん)
以前、学校の卒業生で詩人の方のお話を聞いたときに、詩を読むのは、「会うべき言葉と会うため」そのために、読んでいく
というお話を聞いて、気軽に読んでみようと思えた
個人的に好きなモデルさんも韓国文学に興味を持たれていて、ますます気になっていた作品
戦時下、朝鮮半島が日本の植民地であったとき、その当時の朝鮮人の想いが綴られているものも
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一本の木が揺れる
一本の木が揺れると
二本めの木も揺れる
二本めの木が揺れると
三本めの木も揺れる
このように このように
ーカン・ウンギョ「林」
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読めて良かった。訳された詩も、詩人についての解説も。三十数年前に刊行されたとは思えないほど、ことばがきりきり迫ってくる。2020年代の韓国の本屋さんの、詩集コーナーはどうなっているんだろう。
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茨木のりこが翻訳・選した韓国詩集です
どの作家にも解説があり、その後に見返してもおもしろいです
一番好きなのは李海任の詩です
敬虔な修道女がしたためていた、信仰と愛の混ざった詩はどれも胸を打ちます
信仰の衝撃を、新雪を踏みしめる足跡に例えたり、旅する海鳥に自由を重ねたり、その眼差しが美しいなと思いました
どの詩人も飛び抜けた出自でないにも関わらず、しっかりとした詩歌技術を持っていて驚かされます
すべてレベルが高く、富める者から貧しい者まで詩うので見所がありました
強い生命力の裏に、血生臭さを感じる詩集でした