紙の本
『私立探検家学園2 あなたが魔女になる前に』
2023/05/23 21:39
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
松田コロンが5年生になって入学したのは「私立探検家学園」
世界中からあつまった子どもたちと“ふつうじゃない”授業を受けてもうすぐ1年になる3月の後半
2回目の「実習」がやってきた
今回のミッションは「マンドラゴラ」をさがすこと
タイムリミットは31時間
コロンたちが乗った〈ウエハース〉が着いたところは……
《おもしろいこと全部入り。心踊る新シリーズ開幕!》──出版社サイトより
斉藤倫がつくりだした多様性の世界のとりこになることまちがいなし
「もしかしたら、わかったかもしれないんだ。PESのひみつ、ってやつが」
「私立探検家学園」学校情報
略称「PES=ペス」(私立探検家学園=Private Explorer School)
校訓
第一則 探検家は、フロンティアを信ずる。
第二則 探検家は、冒険家にあらず。
第三則 探検家は、未知を味方にせよ。
小学校中学年から
続編が待ちどおしい
[既刊情報]
『私立探検家学園1 はじまりの島で』2022年10月
『私立探検家学園2 あなたが魔女になるまえに』2022年12月
『私立探検家学園3』2023年刊行予定
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子供達の冒険シリーズ第二弾。
字が大きくてストーリーも面白く、スムーズに読み進めることができた。
中世ヨーロッパの魔女狩りが登場したが何処の国だったのだろう・・・?
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前作が面白かったので続けて手に取る。
今回は中世ヨーロッパぽい世界が舞台。宗教について女性の生き方や権利についてを交えつつ、探検の楽しさも見せてくれる。
どんな場面にも、今を映す鏡のような役割を持たせるのが児童書の魅力だろう。
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今回も通常の学園生活からの冒険の課題旅。なんと、マンドレイク探しなので、中世ヨーロッパで魔女狩り行われていたり、宗教の変化と政治などが問題となるような世界が冒険場所として出てきます。コロンが学園生活や冒険を通して感じたり考えたりすることが、既存の児童書とは少し表現のベクトル違っていて、今回も楽しめました。学園はファンタジー要素なのかと思っていたけと、高度な科学なのかも?その辺の謎も次巻持ち越しです。そして、そろそろ登場人物覚えきれない病発症しそうです。挿絵が多くて助かります。
愛と恋の違いについて、小5に教えられてしまった…。
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起きてしまったひどいことは変えられないけど、結果を少しでもマシなものにすることはできる。じいちゃん、何者だ?
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最新巻が出たので、読み直し。
コロンちゃんの夏休み、落差が、すごくて、くらくらしてる。
松田家のおせんべい、おいしそうなんだよな、お母さんが概念変えちゃってるやつ。
新学期、
語学のリジー先生とのやりとりからはじまるんだけど、きたきたきた、こういうのあるからこのシリーズ、読むしかないんだよ。
言語について語りだし、アイラブユーから話がふくらんでゆく。日本語のあやふやな語順とか、実はちょっと見直した。
議論することの面白さにも途中ふれていたりして、こういうところ、言葉を操る詩人ならでは!
このシリーズ、主人公がコロン、女の子だってところがいいんだなってことに、ようやく気づきました。今回のミッションの中で、魔女狩りや、フェミニスト的な事が描かれていて、
軽やかな斉藤倫さんの文学的なモチベーションを感じます。子どもたちにもさりげに伝われ!
そしていつもどおりの比喩的表現のユーモアある美しさ。
_おとなの話は、なんか、うまくいえないけど、透明じゃない。_
_一本だけの街灯は、公園の木のあいだに立って、じぶんが木だと思っていそう。_
そしてそして今回も実際の探検家たちの名前が出てきて、知的探究心をくすぐられる子がいるんじゃないかなー。
プレスター・ジョン(この人は伝説?)
デイゥイツト・リヴィングストン
ジャンヌ・バレ
私もおもわず検索してしまった。。
探検家の実習は、31時間でなぞの『マンドラゴラ』なる植物を探せというものでした。
薬師のミーナっていう素敵な女の子に注目でした!
あと、謎のあの人がこれからどう関わるのか…
児童文学に慣れ親しんできた私にはどうしてもこのはっきりと描かれた挿絵のせいで、自分のイメージが崩されるのですが…
やっぱ読むでしょ、斉藤倫の世界。
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今回も面白かった!!!
アリカのことが好きになる回でした。
新しいクラスメイトも出てきて、長所短所ありながらも、協力してピンチを乗り越えていく。
時には意見をぶつけ合うやり取りも、普通なら嘘っぽく見えてしまうかもしれないけど、PESというファンタジーとリアルが共存する舞台だからこそ、現実的に身近な、自分にも、といえレベルで感じられる。
現代社会で注目されているテーマが所々に登場し、大人よりしっかり自分の意見を持ち行動する様に心動かされる。(というより、大人が思うより子どもって大人なのかも)
でも、彼らは子どもで、行動して社会を変えていくのは大人の役目なんだ。
と、著者に言い渡されたようで身が引き締まる思い。
次巻も楽しみ!!!