投稿元:
レビューを見る
【「公安部」シリーズの濱嘉之による、大病院の経営者一族の物語】診療所を一代で総合病院にした父と、落ちこぼれだったが天才的な経営手腕を発揮する次男。大病院の栄華と躓き、家族の確執を描く。
投稿元:
レビューを見る
公安モノを書かせれば№1の濱嘉之先生が最近
書き続けるのが「院内刑事シリーズ」であり、
本書もその一環と思いきや、華麗なる一族の様
にタイトルに相応しい内容だった
ただ濱先生の文章はあまりにも蛋白で、本書の
テーマである主人公のもの悲しさを描き切れて
いない・・・が、新境地なのは間違いなく最後
のサッパリしたエンディングには合っている
大藪春彦路線が似合うとも感じました(´・ω・`)
投稿元:
レビューを見る
84警察シリーズの後は病院関係の物語。成功した名門一族のお話しで展開も無理なく文章も読みやすい。最終盤での急な展開にはちょっと無理があったかな。生きてないとダメですよ。
投稿元:
レビューを見る
異父兄弟と知らずに落ちこぼれとして扱われてきた利雄が、その出生の秘密を知る事から家族と自分の関係に微妙な影をさす。
前半の、これでもか!という池田家の資産や才能や社会的地位の高さを描く段階では、鼻白むほどの上級国民話かと思えば、慢心した利雄に降りかかる事態の厳しさ。
正しく愛されないと愛情に気づかないという事か…。