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古代ギリシア人の24時間 よみがえる栄光のアテネ みんなのレビュー
- フィリップ・マティザック (著), 高畠 純夫 (監修), 安原 和見 (訳)
- 税込価格:2,860円(26pt)
- 出版社:河出書房新社
- 発売日:2022/12/21
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紙の本
史実と想像を交えた生き生きとした物語
2023/10/07 21:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ペロポンネソス戦争期、アテナイにとって破滅的なシケリア遠征直前のアテナイのある1日という設定で、1時間ごとに一話の物語が紡ぎ出されていく。アリストパネス、ソクラテス、アルキビアデスほか有名人物も登場するが、市井の一般市民、メトイコス、奴隷など多彩な人物が史料に裏打ちされた想像の翼に乗って躍動する。一話完結のようで、互いに関連のある話もあり、また全体として古代アテナイの姿を描き出す一つの物語となっている。時代考証的には、解説、後書きにもあるように多少の問題はあるようだが、それにしてもアテナイは魅力的だと思わせてくれるのは、端役としてながら輝かしい人物や波瀾万丈な歴史的事件のみならず、普通の人々や日常の出来事を、それを補って余りある構想力で描き出す筆者の筆力によるものだろう。
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