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祝祭のハングマン/中山七里
複雑な読後感。
中山七里ファンとして今まで色々読んできて一度も読後感が悪いとかなかった。
あくまでも読後感が"悪い"のではなく"複雑"なのは彼女が「警視庁捜査一課所属」だから。中山七里ファンならそこに誰がいてOBに誰がいるかわかりますよね?
事実、現役の彼らは名前が出てきます。
だから…複雑。
彼らだったら許さないと思ってしまう…。
犯人もハングマンも。
単純にこの本はめっちゃ面白いです!
まさに必殺仕事人のような請負い方や報酬の取り分。
相変わらず読ませる文体が素晴らしく一気読みでした。
出版社に言われたら続編を出すというインタビュー拝見したので…
出版社の担当さん、続編よろしくお願いします。
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父の会社の人が亡くなり、事件に異様に神経を尖らせる父。そして、ついに父も亡くなった。瑠衣は父の死の真相を掴もうとするが…
刑事である瑠衣と、父を死に追いやった会社への復讐と最後までどうなるかと思ってましたが、出来ればタイトル回収はして欲しく無かったです。
その後の瑠衣は果たしてどうなったのかが、とても気がかりです。
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あー、現代版〝必殺仕置人〟かぁ〜w
いやー、必殺シリーズは好きなんですけどねwww
さて、中堅ゼネコン課長の父親と暮らす、警視庁捜査一課の瑠衣ちゃんですが…
ある日、父の同僚が交通事故で死亡する。
事故ではなく殺人!?
さらに別の課長が駅構内で転落死。
そして父も工事現場で…って!
いやいやいや!こんな会社、絶対ヤバいし!!(^◇^;)
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【司法を超えた復讐を行う彼らの名は〈私刑執行人(ハングマン)〉】刑事の瑠衣の父が会社に利用された挙げ句殺された。真相を隠蔽しようとする社長に怒りを覚える瑠衣の前に、探偵を名乗る男が現れる。
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著者で選んで読んだ本なので、タイトルの
“ハングマン”の意味を知らずに読みました。
主人公の瑠衣さんの心の変化の後、
読んでいて血が逆流したかと思うようなゾワゾワ感でした。見事な筆致です。
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若き捜査一課の女性刑事・春原瑠衣の活躍。
一 暗中模索
二 疑心暗鬼
三 愛別離苦
四 遅疑逡巡
五 悪因悪果
エピローグ
父の勤務する中堅ゼネコン社員が相次いで不可解な死を遂げる。
何か知っていそうな父だったが、口が堅く、会話が交わせない。
しかし、父までもが。。。
関係者として捜査を外された瑠衣だが、元刑事の探偵とある計画を進める。
警察官として、人間としての倫理と、法の抜け穴とに左右される瑠衣。
確かに法の穴は存在するも、それをどう解釈しつつ、倫理のギリギリを攻めたストリーにしてほしかった。
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自らの手で父親のために復讐しようとする、主人公と父親の親子関係が、自分には当てはまらず共感できない部分もあった。
でも、法律で裁けない悪を裁く仕事人のような話は、読後感もスッキリ!ぜひシリーズ化してほしいと思った。
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法律が裁けないのなら、他の誰かが始末する。現代版"必殺"ここに誕生!
まさに"必殺"。シリーズにして下さい。中山七里先生!
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タイトルだけでいいかも
どストレート
いまさら、この使い古されたテーマを
ひねりもなくど直球で投げてくるところに
度肝を抜かれた…
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必殺仕事人シリーズとなるか!
新しいキャラが出現。話自体は良いのだが、気に食わないから、殺してウサを晴らすという流れは安易すぎないか?
そこに至るまでの過程を丹念に描くことが必要。
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※
話のテンポが良くてあっという間に読了。
主人公が感情的で自制心が弱く(?)
警察官として大丈夫か心配になりましたが、
それがかえって職業人としての意識や倫理観と
個人的な私怨の狭間で揺れる人間らしさを
際立たせてた気がします。
物語の後半でタイトルに納得。
意図してではないのですが
ここ最近読んでいた本の傾向が近く、
[法で裁くとこができない人]
[法で守られない被害者やその家族]
について考えずにはいられませんでした。
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警視庁捜査一課の刑事、春原瑠衣。父親の同僚が何者かに突き飛ばされ車に撥ねられる事件を担当、瑠衣の怒りがハロウィンでハングマンが登場させる話
感情を一切捨てた刑事のシリーズと打って変わって、感情に溢れる瑠衣と鳥海。なのでとうとうそこまで行ってしまうのねという話です。シリーズ化してこれからも活躍しそう
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どんな展開になるのかと思ったら、必殺仕事人みたいな話で特にどんでん返しとかなかった…
瑠衣が青臭いし他力本願だしイライラしてしまった。
いいアリバイが思いつかなかったからって「じゃあそっちで考えてよ」とか、こいつ…こいつ…
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また新たなダークヒーローの誕生か。
倫理観と復讐心の間で揺れ動く瑠依の姿は「ジキルとハイド」を彷彿させる。
簡単には踏み越えられないはずの境界線を踏み越えてしまう。
私刑執行人という物騒な存在が必要とされる世界。
完全なフィクションと思えないからこそ陰鬱な気持ちになる。
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警視庁捜査一課の瑠衣の父が工事現場で亡くなる。
中堅ゼネコンの課長が、2人事故で亡くなったあとに…である。
明らかに会社絡みの事件であり、会社に利用されて殺されたと思われるが、証拠がない。
たとえ状況証拠で無理やり起訴しても公判で負ければ何の罰も受けずにのうのうと以前の生活を取り戻すのである。
父親が関係しているため瑠衣自身は、憤りを感じながらも捜査に手を出せない。
そこに現れたのが、以前は刑事で今は探偵をやっているという鳥海である。
なるほどそうなるのか…と
ほぼほぼ推察してたが、やはり思いだしてしまうのは、必殺仕事人である。
現代版でいうと私刑執行人〈ハングマン〉ということになるのだろう。
おもしろいほどサクサク読めた。
シリーズ化するのかな。