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あー面白かった!!
上質コメディです。
道尾秀介さんの小説って映像が浮かぶんですよね。もうコメディドラマか漫画を見ているようでした。
一つ一つのエピソードは重いのに、どうしてもこんなに軽やかな読後感。爽快感半端ない!
本当に楽しいひとときをもらいました。
ヒツギム語、本当にあるの?と思って検索しちゃいました。笑
ずらかれがモヤシッコ、ただいまがイソジンって…もう作者、遊びすぎでしょ!!
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なんとなく伊坂幸太郎みがあるなぁと感じた作品でした。
劇作家?の人とコラボレーションして作った作品らしく道尾秀介感はあるものの少し薄まっているような感じでしょうか笑
内容はコメディタッチの群像劇?みたいな感じで面白かったです。
道尾秀介ファンの私からすると少しインパクトに欠けたかなぁと思いました。
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神様の通う屋内釣り堀カープ・キャッチャーの景品棚には、高得点でもらえる伝説の白い箱があった。箱の中身を知りたいバイトの明、箱を狙う父親、店主を脅す女性、幽霊を撮影する兄妹、謎のヒツギム人らが釣り堀に集う時、運命は動く。一匹の鯉を巡り、悩める者たちが人生をかけた大勝負。怒涛の展開で大興奮、超絶技巧、名手道尾秀介の人生を変えるミステリー。
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ドタバタコメディなのか?ミステリーなのか?
登場人物みんな、様々な悩みや過去を抱えてる。そんなみんなが、あることをきっかけに、いつのまにか出会い繋がっていく……そして、一匹の鯉を捕まえようと奮闘。
一体どういう話なんだ?って思いますが、最後はちゃんとスッキリします。
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目次の次にちょっとおかしなキャラクターカード
SATOSI TOMO MAKOTO MEI YONETOMO
ICHIKO MISA HIKIDAS KOI
釣り堀のカープ・キャッチャーのシステムとキャラクターひとりずつのずつの紹介のような語りが続く。それで??と思いながら読んでいたら彼らの今までが絡み合って複雑な様相を見せ始める。前のページと行ったり来たりするのが面倒になった後は先へ進むだけ。なにこれ! と同時に何だかおもしろかったと感じちょっぴり不思議な気分
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何冊目の道尾秀介か‥
今年に入って色々読んでいるけど最近また好きです!
今作も登場人物が多彩でそれぞれの人物が少しずつ繋がっていき最後には‥!
みたいな展開大好きです!楽しんで読んでください♪
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これはミステリーというより喜劇ですね。
三谷幸喜脚本の映画でありそう。
てか映画も製作中らしいので観てみようと思います。
タイトルの「サーモンキャッチャー」ですが、なんでサーモンなの?という疑問は最後の最後まで解消されず、しかもなんやそれ的な理由です。
最初に出てくるタロットカードの意味もよく分からんかったです。
(道尾さんのことだから、いずれもなんか隠されてる?と色々考察しましたが思い付きませんでした。)
あと1000Pの白い箱って結局なんやったん?
人生こじらせ気味の皆さんがなんやかんやで救われていくお話は好きですね。
ヒツギム語がいちいちオモシロくてクスッと来ます。
シッゲルムーロイてw
サンキャッチャーというものの存在を初めて知りました。お手頃な価格だったので早速楽天で買ってみました。
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面白かった!!
バラバラだった登場人物たちがどんどん繋がっていって、バタバタのコメディなのに、ちゃんと心に刺さってくる。
道尾秀介作品はこれで3作目だが、この作品は伊坂幸太郎作品の展開を感じさせた。だからすごく好き。
登場人物がみんな魅力的。
わっちゃわっちゃな展開から、結局みんながハッピーになるエンドに収まっていく高揚感。
現実はいろいろと悲しいこととか多いから、読んでいる物語がハッピーエンドになるのはすごく嬉しくなる。
ホラーやミステリーではない、道尾秀介の違う面を楽しめた。
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釣り堀をゲーセン化したアイデアは面白いが、それだけ。癖のある人物が入り乱れて荒唐無稽な展開が続くドタバタ群像劇で、「満月の泥枕」に似た読後感。「いけない」シリーズとかダーク系は良いのに、コメディタッチの道尾作品はどうも自分には合わない、と言いつつ読み続けてはいるのだが…。
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おもしろかった!
たくさんの登場人物、それぞれの出来事が絡み合って、かち合って、物語が加速していく感じ。映像が頭に浮かびました。誰が誰だったか分からなくなりそうだったけれど、それでもなんだかおかしくて突っ走りました。
人は思いがあるから、行動するのよね。
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過去の失敗や後悔、そのトラウマなどにより、謂わば「人生の時計の針が止まったまま」の癖の強い登場人物が集結し、ドタバタ劇を経て、彼らの人生が前に動き出してゆく。
生きていると心のうちでとぐろを巻くような辛さ、嫌な感じ、閉塞感といったようなものがあるが、結構重たいものを抱えていた登場人物たちの人生が動き出すところを見て、自分の心にあるそういった感情がほんの少しときほぐれてゆくような…。なによりも、単純に読んでいて面白いコメディ小説でした。
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プロローグ読むだけだとストーリーの方向性がまったくわからず、始まってみれば釣り堀が舞台みたいだし、釣りに興味ない私は、『面白いのかなこれ?』とやや疑心暗鬼に。
でも結果から言うと、大丈夫でした!(笑)
登場人物たちそれぞれの事情がわかってくるし、彼らの行動に繋がりも見え始めるので、そこからは途端に先が気になって一気読み。釣りのこと知らなくても問題なく楽しめた。
ハラハラドキドキするシーンや深刻な場面もあるんだけど、全体的にちょっと遊んでるなって感じがあって。コミカルなところも多かった。小説には珍しく、何度か小さく吹き出したくらい。
意外な展開をこまかく繰り返しつつのラスト。割とみんないいところに着地してて良かったんだけど、ラストの後はどうなったのかな。あれっ終わり?という物足りなさが少し残った。
でもストーリー以外のところでも楽しめたので、読後の満足感は大きかった。
それはヒツギム語。何度も登場してくる異国のことば。ツボにハマってしまい、ずっとニヤニヤしたりプッと笑ったりしながら読んでた。
一番理解に時間がかかったヒツギム語は「アラマタシノ」で、一番好きなヒツギム語は「デマカサズ」です。
昔、ともだちとバル語というのを作って、日本語から変換しては大笑いしていたことを思い出した。青春。
最初の方に、登場人物がタロットカードみたいに描かれているページがある。読む前に見ると『雰囲気があるイラストだな』くらいで終わるんだけど、読み終えてから見ると全部意味がわかるので楽しい。
余談。
タイトルに「the Novel」とついているからノベライズなのかと気になっていたところ、最後に書いてあった。
『道尾秀介とケラリーノ・サンドロヴィッチ、二人が打ち合わせを重ねてひとつのコンセプトを創り上げ、』と。映画版の「the Movie」は制作中らしい。それはともかく、ケラリーノ・サンドロヴィッチって誰よ?と思って調べたら、有頂天のケラさんだったのでびっくり。知らなかった!
いやケラさんのこと特に詳しくはないけども。ナゴムレコードの主宰者と知って二度びっくり。
そして超余談。
この本、本屋さんで手にとってしばらく眺めて、買おうかなと思って少し歩いたんだけど、さっきブラシを買ったしなあ…と思ってやめて。
そしたらそれを見ていた次女がこっそり買ってくれていて、お誕生日プレゼントで渡してくれたのでした。うれしかったよ。
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何人もの登場人物とその人数分だけのストーリーが都度切り替わりながら語られていく。中々に複雑で整理しながら読み進めた。
確かに予想外の展開の連続で、いくつもの物語が少しずつ繋がりを持ち一つにまとまっていく様子は見ものだったが、個人的にはいつもほどの驚きはなかった。共同制作だからかな?少し作風も違った気もする。
☆3.8
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冴えない6人の色々な偶然が重なりひょんことから協力して鯉を救出するという物語
これだけ書いてると意味不明
そもそもなぜ鯉?と
なので実際に読んでもらった方が良い
ほぼ全ての登場人物の個性が光っている点が面白い
そして地味に多い伏線と終盤での回収
全てが一本に繋がって集束していく感覚という印象
どんでん返しのインパクトは薄めだが有り
そして誰も思うことだと思うがヒツギム語の笑わせにきている感が良い
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妻子と別れ落ちぶれた風情の『大洞』。娘『明』に良いところを見せようと、世話を任されていた鯉を盗み、彼女のバイト先の釣り堀『カープ・キャッチャー』へ放すが失敗。一方明は、Wev受講しているヒツギム語の講師が拉致されるのを目撃してしまって以来、身に危険を感じていた。
その後大洞は鯉の持ち主である富豪の老婦人『霧山』から大金で捜索を依頼され釣り堀に向かうも、その鯉は『神』と呼ばれる釣り名人『ヨネトモ』に釣られた後だった。大洞と明、明に一目ぼれした引きこもりの『賢史』と妹の『智』、ヨネトモ、さらには訳ありそうな婦人『市子』が集まり、夜の川で鯉の捕獲作戦を決行する。
場末の釣り堀から始まる群像劇。短いターンで人物が変わり同時進行で事件が進んでいく。ハラハラドキドキしながら時に笑いを挟み鮮やかに結末にまとまっている。それがここで使われるか!という具合に小道具も使い切る手腕は流石。
二人でそれぞれNovel版とmovie版を捜索したようだが、映画化もされているのかな?映像でも面白そう。