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様々な国境を様々な角度から描いた絵本。世界を意識し始める歳になったら、より興味深く読むことができるかも。大人の方が、案外、色々と考えるきっかけになりそうです。6年間かけて描かれた絵本とあり、なるほど、どのページも見ごたえ読みごたえがありました。高学年向けのブックトークでも紹介してみたい。
川や山が国境線になっているところもあるし、何の境目も無く人が日常的に行き来しているところもあるし、高い壁やフェンスが聳え立っているところもある。関係性や歴史を物語る国境。身の回りを見れば良くも悪くもこの境目を越えて、様々なものが行き来して、時には弊害もあるけれど、暮らしを豊かにしていることを教えてくれます。そして、境目はあるけれど、共に地球と言う星の上で同じ時を過ごしていることも感じさせてくれて、いい本だな、と思いました。
印象的だったのは、難民の人たちをギッシリと詰め込んだ(人間に対して使いたくない表現ですが、そうとしか形容できないような過酷な状況だという事が伝わってきます)船がポツリと描かれたページ。命がけで国境を越えている人々が描かれています。波は高く、海も空も暗い色をしており、朝日に向かって進んでいるのか、夜を迎えようとしている所なのかもわかりません。願わくば朝日であって欲しいと思うような場面です。
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世界中の国境の様子を絵で紹介している。読み聞かせは難しくても社会など導入使えたら。韓国の作家さんで朝鮮半島についても描かれてる。
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島国である日本だと、国境という意識が薄いような気がする。韓国にとっての国境は、深い意味を持つ。世界の、国のありようを考えさせられる絵本だ。
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国境というのは、人や文化が交わる素敵な場所だと改めて思った。緻密な絵で世界中の人たちの姿が描かれているけど、みんな少しずつ似ていて少しずつ違う。そこがなんだかほっとできる絵本だった。国境という視点から、世界が広がり繋がっていく感覚がよかった。