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南星屋シリーズ三作目。表紙の絵は豆大福だと思ったらうさぎ玉!うさぎ玉って何かと思ったらあんこ玉のことでした。治兵衛さん、お永さん、お君ちゃん、雲平さん、石海さんもみんな元気で良かった。火事になったりヒヤッとする場面もあったけど、最後にはあの方の名前も出てきてまだ縁は切れていなかったと一安心。次の表紙も楽しみ。
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今回も、南星屋を取り巻いて色々な事件が起こる。登場人物の想いがなんとも言えないぐらい心地良く描かれていていい感じでした。
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南星屋3作目。また一人甘い物に取りつかれた輩が登場
お永と修蔵の話や五郎の初恋話が良かった。ほっこり
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親子三代で切り盛りする江戸麹町の評判の菓子舗・南星屋を舞台にしたシリーズ第3巻。
正式なシリーズ名は無いようです。南星屋が舞台なので「南星屋シリーズ」が順当でしょうが、これまでの2編も『亥子ころころ』『まるまるの毬 』などというタイトルなのでオノマトベ・シリーズ??
連作短編です。各短編は捕物(ミステリー)というより人情物。ただ背骨となる一つの「捕物」が全編を貫いています。ただ、その出来がいまいち良くない。
そのせいもあって、良く言えば「安定の」、悪く言えば「マンネリの」作品でした。
まだ続きそうだな。さて、次はどうするか?
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南星屋シリーズの第3弾。前回のを読んでから数年経ってたので、設定をすっかり忘れていたけど読み進めるうちにさりげなくわかるようになっていて、それは中々見事だった。(それでも思い出せないところもあったが)
自分も石海の初恋話が秀逸だった。
それにしても描かれる和菓子がどれも美味しそう。びっくりしたのは大手饅頭!自分も大好きなんだけどこんな昔からあるとは知らなかった。
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シリーズ3作目まで無事に追いつきました!
これまで時代物のお話には苦手意識がありましたが、こちらは毎回和菓子が出てくるので難なく読めました\(^o^)/
毎度違う品を作って売りきるお店なので、季節や人物縁の地などからヒントを得て「よし、次あれを作ろう!」に至る過程が好きです。孫娘の縁談や、お店の後継はどうなるか、まだまだ続きが気になります。
2024.2
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シリーズ3作目。面白いなぁ。前作からちょっと間があいてしまって、あの場面で治兵衛さんが思い浮かべたのは誰のことかわからなかった。一気に読みたい。お君ちゃんやお永さんのこともあり、まだまだ続きそう。
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菓子屋「南星屋」さんのシリーズ
元武士の治兵衛が作るお菓子は全国の郷土菓子。
珍しいお菓子も沢山あって興味深い。
今回は弟の石海の初恋物語の"初恋饅頭”がとてもよかった。ほろりとし、心温かに。
中間の鹿蔵が絡んだひと騒動もあったが、南星屋さんのお菓子はいつも温かく美味しそう。
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和菓子の南星屋シリーズ3作目。中間がやって来て、家をすぐ出ろ、手紙を預かってくれと言う。直後に大火発生。この謎がずっと続きつつ、別件の話と和菓子の話の連作短編集。
ずっと変わらないクオリティ。和菓子と人情のハーモニー
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菓子屋「南星屋」シリーズの三弾。
「南星屋」に中間の鹿蔵が足繁く通って来るようになる。人好きのするその人柄に主人の治兵衛は心安く付き合うようになるが、その鹿蔵がある日を境に姿を見せなくなる。
鹿蔵とは何者か、託された手紙には何が書いてあるのか。菓子作りに励む治兵衛やその娘お永、孫娘お君、職人の雲平。「南星屋」の日常が描かれている。
近場で大火事があったり、母娘の諍いに巻き込まれたりと色々な出来事がおきる。気の強いお君がなんとも勇ましくていい。この先もまた読みたい作品。
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江戸の菓子屋、南星屋シリーズ3作目。安定の面白さだった。
この物語の魅力は、なんといっても登場人物達にあると思う。武家出身ながら、菓子屋を営む治兵衛、出戻り娘で、治兵衛の菓子帳を絵本がわりに育ったお永、元気いっぱいの看板娘である孫のお君、治兵衛の弟で、甘いものに目がない高名な僧侶、石海。そして、前作から、南星屋の職人に加わった雲平。みんな、懸命に働き、日々を楽しみ、困っている人がいれば寄り添って力になる。
こういう生き方幸せだなあ、と思わせてくれる。
もう一つの魅力は、もちろん和菓子!諸国を旅して様々な土地の菓子を覚え、試行錯誤して作る治兵衛。現代ではいくらでもできるお取り寄せを、江戸の町で人々に提供してるんだな。物語の中に入って、南星屋に行きたいと何度思ったことか。
今回は、渡り中間の鹿蔵を巡る話がメイン。1話目で起承、最後の2話で転結。南星屋が押し込み強盗に襲われるも、からくも難を逃れる‥。生活に根ざした素朴な話が多い中で、あまりにきな臭い話でドキドキしてしまった。鹿蔵には、また登場してほしい。
お君の見合い話は、もったいなかった!前のような、かわいそうな感じではないのが救い。お君が南星屋から出てしまうのは寂しいけど、この話の寿七はお似合いだと思ったのに‥。でも、寿七と兄の、お互いを思う様はほっこりする。治兵衛が自分の兄を重ね合わせたのも、じんと来た。
そして、私の一押しキャラ、石海の子供の頃の話。甘酸っぱい‥とまでいかなくても、豪快な人物の、意外な繊細さを見せられてなんか嬉しかった。予想外のオチも笑える。
気になる事が一つ。表紙のお菓子は、表題でもある、うさぎ玉だよね?と思い読み進め、なんか違うような??と、さらに読んでいき、これ、石衣かなあ??と思った。どっちだろう?普通は、表題のお菓子を表紙に持ってくるよね。むむ‥。
久々に、「まるまるの毬」と「亥子ころころ」を再読しようかなと思う。続編も待ってる!
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大好きなシリーズ。
治兵衛の作るお菓子が美味しそうで、読む度に南星屋に行きたくてたまらなくなる。
今回、私の大好きな大手饅頭が登場して食べたくてしかたなくなった…!岡山へ行きたい。
治兵衛、お永、お君ちゃん、雲平、石海などの登場人物もみんな人情味があって大好き。
今回登場人物した鹿蔵も粋で良い。
はらはらしたり、ほっこりしたり。西條奈加さんの人情味のある時代小説がとても好きだなぁ。
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シリーズ一気読みでした。途中鹿蔵さんのお話が出てこなくて心配したけど、さすがの西條さん。素敵な終い方でした。五郎おじさんの子どもの頃のお話もよかった!