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人を遺すは上 専属マネージャーがはじめて明かす野村克也言葉の深意 みんなのレビュー
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全く途切れない野村本の魅力
2023/02/26 19:00
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投稿者:オワコンテレビ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2010年代に野村克也監督の個人マネジャーを務めた、小島氏による著作。
小島氏自身、野村監督の「無視、賞賛、非難」のプロセスを経ていて、最初は存在意義を理解してもらえずいていないような存在だった、と述懐しており、それ故にエピソードに事欠かない。
読ませて頂き改めて感じたことが、何故野村克也さんの本は途切れないのか、ということだった。私見を言えば、一般社会やビジネスマンと極めて親和性が高く、共感できるからだと思う。野村監督の功績は、今でいう大谷選手のような超スーパースターに関わるものではなく、上手く機能していない組織、更には凡人や問題児を見出して活用した、ということに、多くの共感点やヒントがあるのだと思う。
大谷選手であれば、「来た球を打った」「目一杯腕を振った」で素晴らしいプレーを見せられるのであろうが、大多数の選手にはそうかっこよくはいかない。
根拠を持ち、相手を観察し、どうすれば結果に繋がるのか、プロセスを重要視せよ、こういったエピソードには、何か我々の仕事に活かすヒントがあるのではないか、と感じさせるのだろう。
野村監督の晩年の著書では、根拠のないただ才能やセンスに任せた「天才野球」を嫌い、嘆いていて、小島氏の記述にも「何とも説明できない不可解な野球が繰り広げられ、もう球場に行きたくない」と野村監督の苦悩が再三現れる。
今、プロ野球は大リーグの影響を強く受けており、何かと球速だの打球速度などの数値が強調され、野村監督の言われる、プロセス、あるいは才能を思考で補うアプローチや、脇役を重視する用兵、などの話をとんと耳にしなくなったように思う。
大リーグに力で勝負をするのは土俵を誤っており、プロ野球がこれからも人気産業であるためには、野村監督の教えを実践することが大事に思えてならない。また最近、「どうすればホームランが打てるか、速い球を投げられるか」と言った、ハウツー本が出る一方、野村監督のような野球というスポーツを掘り下げた作者が全く出てこないことに、物足りなさを感じてしまった。
野村さん
2024/01/26 17:09
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
野村さんの専属マネージャーという一番身近で見てきたからこそ、わかる内容だったなと思います。素晴らしかった。
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