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上阪徹氏の書は、実に単純明快、まさに 「短く、わかりやすく、伝わりやすい」
本書は、ビジネス文章などの実用文をいかにすばやく書くためのものです。
帯の4つのことばが、そのまま本書の骨子です。
・「書きたいこと」ではなく「相手が求めるもの」を書く
・文章の「真の目的」をはっきりさせる
・文章は「素材」でできていると知る
・形容詞ではなく素材を並べるほうが説得力が高まる
重要なことが、形を変えて何度も紹介されていることが印象的でした。
他に気になったことは以下です。
・ビジネス文章を書くために必要なものは、「事実」「数字」「エピソード」である。それを「素材」という。
・起承転結は絶対にやってはいけない。まず、結論を書き、それからその理由を書いていく。
・ビジネス文章では、明確な指針が1つある。それは、「わかりやすさ」です。
・文章もコミュニケーションの道具の1つに過ぎない。
・誰がその文章を読むのか、「読み手」をはっきりさせること。そして、読み手が求めているものを書けばいい。
・「書く前に準備しましたか?」もとより「何を書くか」が準備ができていなければ、書くことができないのです。
・ポイントや構成はメモにしていきます。理由は簡単でそのほうが速く書けるから。
・「量がかけない」ときには、「何を書くか」が足りていないということに他ならない。
・記者がかならずやっていることがあります。「メモ」です。文章の「素材」というのは、実はあちこちに転がっているのですが、すぐに忘れてしまう。だから、「メモ」が重要になる。
・メモがとれるもの ペン+メモ帳、ICレコーダー、スマホ
・書くのに時間をかけるのではなく、「素材」を考えるのに時間をかけていく。
・「矢印メモ」で「素材」を「見える化」
ビジネス文書をスラスラ書けずに苦しんでいる人が多い
↓
でも、それはビジネス文書を学んだことがないから
↓
加えて、小学校の作文が呪縛になっている
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………
・積極的に箇条書きを活用したらいい。
・「書き方」のポイント5つ
① 一文を短くすること 長くても60文字以内に
② 最初から完成原稿にしないこと 粗々で書いて、最終的に調整すればいい
③ 長い文章は分割して考える 構成に分割する
④ 文章の「見た目」に気を付ける できるだけ読みやすく、わかりやすく、理解しやすく。
⑤ 印象を最悪にする「凡ミス」に注意 固有名詞の誤り、誤字に注意
・「誰も、できれば文章なんて読みたくない」
⇒結論をストレートに書く、補足事項があればその下に付け加える
⇒5W2Hをはっきりさせる
⇒箇条書きを使う
・企画書は、「課題」と「解決策」を書く
目次
はじめに 書くのが苦手で嫌いだった私が、書く仕事で生きている
STEP-1 「マインド」を変える
発想転換1 実は「書けない」のは当たり前だった
発想転換2 「どう書くか」より「何を書くか」が重要
STEP-2 「書く前」を変える
発想転換3 文章はゼロから書くわけではない
発想転換4 文章力とは実は「メモ力」であると知る
STEP-3 「書き方」を変える
発想転換5 まずは「素材」のピックアップから
発想転換6 誰も言わない「書き方」のポイント5つ
発想転換7 とっておきの心得「形容詞を使わない」
発想転換8 誰も文章なんて、読みたくない
発想転換9 最高のトレーニング、「読む」こと
おわりに
ISBN:9784534059819
出版社:日本実業出版社
判型:4-6
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年02月01日 初版発行
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仕事の文章を書こうとすると手が止まるはこれで解決。
・「書きたいこと」ではなく、「相手が求めるもの」を書く。
・文章の「真の目的」をはっきりさせる。
・文章は「素材」でできていると知る。
・形容詞ではなく素材を並べるほうが説得力が高まる。
・結論をとにかく早く。
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・必要なのは事実/数字/エピソード
・目的とターゲットを明確にする
・何を書くかが重要でその為にまず素材を集める
・集めた素材を正しく構成すれば何万文字も書ける
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