「人間紫式部」を知る超入門書
2024/06/22 18:08
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「紫式部日記」は個人的な日記ではなく、メインは彰子出産等の公的記録。そして、所々に自身の中宮女房としての私的な思いが記され、その中に清少納言の批判も書かれているとのこと。本書ではそんな日記から、紫式部の人となりが分かるエピソードを中心に紹介。面白おかしく、しかも大半は漫画なので、退屈することなく、あっという間に読了。「人間紫式部」を知る超入門書ですので、「原文で読むのは敬遠する(私もですが)」という方にはお勧めします。紫式部のネガティブ思考は、案外日本人に多いタイプではないかと思ったのでした。
気難しい方だったのか?
2024/04/07 14:09
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語の作者として世界的にも名声の高い人ですが、他の宮仕の女性には手厳しく、悪口が書き残されているというのは意外でした。その反面、かなり内気だったのか、友達にも連絡ができずにうじうじ悩んでいたり。
古典の授業でこういう人間らしいエピソードも教えたら、もっと勉強ぐ楽しくなり、記憶も楽になるのでは、と思います。
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初めは清少納言びいきの作者がその後,紫式部の方が好きと言いつつ、漫画化した作品。
私は,やっぱり清少納言が好き!
悪口を言われないように,バカのふりをして云々。
紫式部は清少納言の悪口を作品の中で言っていますが。
屈折した妻女のドロドロ感が蔓延しています。
自分には一生できない自由奔放な生活を代わりに主人公たちにさせて作られたか?源氏物語。
誰に攻撃されても、自分の納得のいくように,引き受けて生きた清少納言がやっぱり好き!
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枕草子のを読んで、こっちも読みたくなって。まじめで地味でネガティブな紫式部。どうしても清少納言と比べられてしまうけど、必要以上に謙虚じゃないとやっていけない職場環境だったのだなと思った。バカのフリして。人間関係で悩んで、仕事にも5か月行けず引きこもって。人間らしさに満ちている気がする。紫式部、好きだな。お父さんもあんなこと言わず、おおらかに育てたらよかった。千年後に言ってもしょうがないけど。
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自己肯定感が低い紫式部日記の一部を楽しくマンガにした本です。
夜中に目が覚めてたのでちらっと読むつもりが、面白くて眠れなくなりました。巻末の原文を除くと1時間ぐらいで読めます。
紫式部は夫の死後、源氏物語を書いて評判になり、中宮彰子の女房としてスカウトされます。イヤイヤ働くことにしますが、初出仕の日に総スカンに遭い、5か月間のひきこもり生活に。宮中に戻ってからは漢籍が読める知的さ隠し、周りの目を気にしながら宮中に馴染んでいきます。
彰子の出産時の騒々しい祈祷の様子には笑ってしまいます。カリスマ陰陽師・安倍晴明も祈祷のメンバーの一人。政敵の呪いを恐れる当時の考え方に面白さを感じるものの、出産が命懸けで、人が長生きできない時代の虚しさも感じます。
紫式部自身や源氏物語を解説し、当時の風習や考え方もわかりやすく書かれているので、中・高校生にぴったりです。学校に漫画を持って行ったら先生に怒られますが、これは漫画じゃありませんって、言い切れる…かな?漫画は多いけれど、古典の知識も多いです。
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紫式部日記は仕えていた中宮彰子の2人の皇子出産を記録したもの
小迎祐美子さんが見る紫式部像は平安系絶望女子
めっちゃネガティブでセンシティブ
紫式部ってどんな人ってくらいあまり知らなかったのでちょっと笑っちゃった
確かにめっちゃネガティブ
でも内省できる人だったようで不快な感じはしないですね
むしろ共感です
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清少納言と紫式部の位置関係がよくわかりました。この認められたいのにひけらかせないプライドと自信の無さ、分かる〜w
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紫式部という人を余り知らず、
源氏物語も高校の教科書から得た
知識くらいだった。
イラスト付きの
源氏物語登場人物解説や
清少納言との対比はとてもわかりやすい。
ネガティブシキブ、共感できるよ。
ポジティブナゴン、羨ましいから批判しちゃうよね。
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今期の大河ドラマの主人公なので読みました。
同じ作者の『枕草子』も読んだあとだと、紫式部に共感しつつ、「でも、定子さまたちは……」と向こうサイドの行末を想わずにはいられません。
大河でもきっとこの盛者必衰を描いていくのだろうなとしんみりしてしまいそうです。
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漫画と解説。
ジイシキとプライドとメランコリック。
当時の女性の振る舞いから宮つかえになじめない紫式部のこと。
紫式部日記とはなにが書かれているのかなど。
枕草子版もよみたい。
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清少納言に引き続き読みましたが、こちらも面白かったです。
このお二人の活躍する時代背景もよく理解できました。
紫式部の心情も理解できるなぁ
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大河ドラマきっかけに読んだら、道長のイメージ!?と思いつつ、紫式部は今で言う「繊細さん」やんとなった。清少納言との対比もあって、大河ドラマがますます楽しみになった。
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紫式部ってこんな人だったのか。5か月引き籠ったとかアホの振りしたとか、自信に溢れた才女のように思っていたので意外でした。賢い人だから余計に生きづらさを感じていたんですね。
清少納言とは境遇も才能も似ているのに対照的な二人。
『新編 枕草子』も読むつもりなので終わったら注釈本を読んでみたいです。
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コミカルだけど内容ばっちり!
倫子と道長のキャラクターが
怖おもしろい
傲慢な態度の人の前での
お馬鹿なふり...心当たりあり