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【お待たせしました! 人気シリーズ待望の第5弾!】奉公先の賭場で恋仲になった挙げ句、心中を図った男女。女を助けた喜八郎は貸元と直談判に及ぶが…。喜八郎と秀弥の恋にも急展開が!
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喜八郎周囲の人たちが起こす厄介ごとなど7つの短編
面白かったです。一つでは物足りない、全部読み終わって大満足
今回は男女の恋愛模様に絡む話が多かった中、あの政八が珍しく男意気をみせるエピソードが印象的。そして秀弥、おとよ、おけい、女性陣は皆強し
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損料屋喜八郎始末控え・5
深川で“損料屋”(鍋、布団などの日用品や衣装を貸し、料金を受け取る。いわゆるレンタル業者)を営む喜八郎を中心に描かれる人情噺・連作七話が収録されています。
表向きは“損料屋”の主人ですが、実のところはトラブルバスターの喜八郎。
今回も様々な厄介ごとをキチキチッと片付けていく安定の仕事ぶりを見せてくれます。
このシリーズ(というか、山本さんの深川モノ)には、“江戸っ子の粋”が詰まっていて、ちょっとした立ち居振る舞いで、その人の人格や思惑を読みとってしまう“粋人”達が何人も登場するので、読んでいて背筋が伸びるような思いがしますね。
第三話「正月の甲羅干し」では、“はやり風邪”が江戸を襲う様子が描かれていて、何だかコロナ禍を彷彿とさせるものがありました。
この話では、いつも危なっかしい米屋政八が、小屋主から追い出された軽業一家に救いの手を差し伸べてあげるという、めずらしく(?)男気を見せてくれたのは良いですが、そこは脇の甘い政八。小屋主と軽業一家の手切れ金の受取書の内容をチェックしておらず、トラップに陥りそうなところを、頼れる後見人・喜八郎がしっかりフォローして、一家が無事興行できるようになって何よりでした。
そして、シリーズを通して皆が(?)気になっていた、喜八郎と江戸屋の女将・秀弥さんの恋にようやく新たな展開が訪れます(第七話&表題作「固結び」)。
お互いの想いを伝えあった場面は、ちょっと堅苦しすぎじゃない?と思わないでもないですが、これが人間が出来過ぎている二人らしいといえばらしいですね。
と、いうことで何だかひと段落ついた感じの当シリーズですが、今後も続くのでしょうか・・。
とりあえず、喜八郎&秀弥さん、末永くお幸せに!
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山本一力の最新作は、損料屋喜八郎シリーズの続編でした!
短編7編という構成でしたが、喜八郎と町民たちとの絆や人間力が存分に発揮されているさすがの内容で非常に面白かったです!
やきもきした末に、ようやく喜八郎と老舗料亭の秀弥が結ばれたのは、今後の展開も含めて非常に楽しみになりました!
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終わっちまった。いつもより穏やかな一編一編に心沸き立つでもなく淡々と「固結び」へ。二人を祝う気持ちは諸々の登場人物らと同じだが、もう次は無いのだと心沈む。