予想通り、予定通りのイヤミスど真ん中!
2023/03/23 13:16
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一行目から嫌な予感しかしない主人公の言葉に
イヤミス好きな私はニヤニヤしちゃいました。
実際、住む世界がワンランク上の人たちからすると
中途半端にお受験参戦してくる人なんて
マウントの対象でしかなく
主人公は最初から誰にも相手にされてない感が
痛々しいほど。
巻き込まれた家族は本当に不幸だなぁ。
でもイヤミス好きにはたまらない展開で
楽しかったです。
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投稿者:XX - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験にのめりこむ親は多いと思いますが、この話は中学受験小説としても、母親の話としても、かなり非現実的なストーリー展開です。読後感は最悪です。
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母親の狂気を感じた。
中学受験しない方、終わって数年経った方はエンタメとして楽しめます。これからの方、終了直後の方はオススメしません。
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一気読み。
最初の方はブログってこんなに個人情報がわかるように書くものかな、
とか細かいところが気になったけれど
読み進めていくうちにやめられなくなってしまった。
母親の良子の感情、気持ちはわからないでもない。
子供に才能があるとわかったら浮かれるだろうし、
もっと頑張ってほしいと思うだろう。
実際、過去に自分も子供に受験勉強をさせようと
結構厳しくしていたから。
だから子供の気持ちを無視して突き進む
彼女の事を責められないし、
悲しい気持ちで物語を読み終わった。。
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帯に記載されている「あんな子に負けるなんて、バカじゃないの!?」に惹かれて購入。結末を想像しながら一気読み。親のエゴなんだろうなぁとあらためて感じる。
『すべてわたしの虚栄心のためだから』ですかね・・・。
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良子は日々穏やかな時間を過ごし、娘と家庭を第一に考える主婦。
ある時、憧れを抱くママ友の麗香から中学受験を薦められる。
娘たちも仲良しだから同じ学校に行かせたい。
そこから良子の歯車が狂いだす。
子どもの喜ぶ顔が見たい。
すべては子どものため。
でも(こんなつもりじゃなかった)と思い悩むことになる。
読者にも問いかけてくる。
良子は何を間違えたのか。
子どもを思う気持ちはママ友たちと同じ。
同じはずなのに。
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昼ドラのように人間の持つ危うい部分が現れていて興味深くグイグイ読み進んで読了。中学受験がテーマだったが、スポーツでも、我が子の活躍に高揚してしまう母親の気持ちは理解できる。こわいなあ、自分にもきっとそういう一面は潜んでいる。面白かったです。
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中学受験
冴えない人生を送ってきた良子。
良子の娘、菜摘はやれば伸びる賢い子だった。
中学受験の話かと思いきや
良子の劣等感や自信のなさが生み出す人間関係や欲望の話
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中学受験する子の母の気持ちはわかるところもある。
どちらかというとできない側の親たちの気持ちだけれど。
中学受験の話というより親という欲深い人間たちの話だと感じた。
エンタメとしては良い。
読みやすいためすぐに読める。
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母親が自分の夢や理想を子どもをつかって叶えようとする。
そのつもりはなくても。
その手段が「中学受験」「学業の成績」だった、と。
ある程度予想はついてたけど、
予想を裏切ることなく
「あ、やっぱりそうなったか」という内容。
読みやすさは◎
10年ぐらい前のドラマ「名前のない女神」を思い出した。
この物語の母親ほどにはならなかったけど、
木村佳乃さんが演じていたのがこんな感じだったな、と。
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憧れのママ友にすすめられて娘の菜摘を中学受験の塾に入れた良子。
できない子だと思っていた娘が塾の先生たちに十年に一度の才能の持ち主だと目をかけられ、「本当の力」を出し始める。出し始めたと思ったら、トップクラスのトップを狙うまでに時間はかからなかった。
憧れのママ友に敵視され無視される良子。
今までアドバイスをくれ、良好に付き合えたのは、相手にとって下に見られていたからだと気づく。
娘たちも母親の影響を受けないわけもなく、幼稚園時代からの仲良しがライバル、敵であるかのように、会話もできなくなってしまう。
菜摘はどんどん成績を伸ばし、良子はそれを娘のために支える。
が、いつの間にか、そしてあっという間にママ友に勝ちたいという苛烈な執念と、自分の劣等感を払拭するためのもの変わってしまい、良子と菜摘の関係を蝕んでいく。
いつも母に従順な娘は受験まで持ちこたえることができるのか?
母は娘を追い詰めずに、娘のために、自分のために勝つことができるのか?
いやー、すごい展開で半日で読みきった。
よく聞くところの、「あなたのためだから」というのが本当に相手のためだったことがあるのか、ということを何度も感じさせられた。
子供をいい学校に行かせたい、経済的に苦労させたくない、幸せになってほしいという願い自体は自然なものなのに、他人との競争を前提とする世界でそれを求めると、何だかもう...
子供は当然気の毒だし、最後もああそうか...そうなるのも仕方ないのかもねと悲しくなるけど、良子も糾弾しきれなかったな。
純粋に娘を思う気持ちもあったはずなのに、それにママ友が絡み、娘同志ではなく母親同志の競争になり、きっと本意ではないのに般若のような顔で娘を追い込んでしまったんだろうね。
誰か幸せになったのかな、と考えると、この本はしんどい。
でもエンタメとして読むと、本当に面白い。
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受験にハマった親が最後は娘の幸せに気づく、というある意味既定路線の話か〜と思ってたら、最後の結末には驚いた。自分もここまでとはいかなくても沼に陥る可能性がある、他人事ではないのだと同じ母親として震えてしまった。
一人称で進み、ブログという形で進むので読みやすい文章だった。中学受験というテーマでの人間劇はあまり読んだことがなく新鮮だったので、他の視点からも登場人物や状況を見たいという思いも。
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お受験にもママ友にも興味ないわたしでも
なんだかグーっと思い詰めてしまいそうになるくらい
母親の狂気がうまく描けてた。
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良子はだれからも注目される事のない冴えない平凡な主婦。
周りから「天才を育てた母親」と羨望の眼差しでみられたいが故に、自分の代わりに子供に死に物狂いで勉強させ、常にトップの成績をキープさせることで、自分の地位を確立させて満足する。
子供のため?子供の幸せ?
本書では良子が綺麗ごとをすらすらと並べてますが、良子にとっての娘は良子の自尊心を満たしてくれるだけのただのロボットにすぎません。
麗香のことを見栄ばかり張る、薄っぺらな人と 酷い人間のように罵っているが、実際は良子も瓜二つ。類は友を呼ぶのです。
親から子へのいじめとも言える母親(もしくは父親)の狂気の振る舞いは、一歩間違えればどの家庭でも起こりうると思うと恐ろしくなります。
子どもの中受を控える親の立場としては反面教師にしなければいけないなと思いました。
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娘に良かれと思って、娘の事を思って、と。母親のエゴをエゴと感じずに娘に感情や行動を押し付けている。それは母親の自己満足であり、娘の事を本当に思うのなら、もっと娘側の立場を知り研究し、娘の目線に立ってあげる事が大切なのだと思いました。この作品は母親と娘の受験を中心として描かれておりますが、この心理状態は全ての人間関係に言える内容ではないか、と。