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〇幅広い年齢や立場の人に月経についてのインタビューをとる
少しずつ月経について、気楽に話し合える相談できる世の中に向かっていってるように思う。まだまだこれからだけど
〇日本が真の意味でジェンダー平等社会になるための第1歩にも思う
お互いを大切にし、大切にしてもらうために
◎はじめに
10代の皆さんがこれからの人生を歩んでいく時に、自分の人生を窮屈にする現象ではないと知ってほしくて作った本です。
生理についてスピーチをした10代の人には、生理について考えたり、悩んだり、日常にある生理のこと。
アスリートの方の生理体験と向き合い方。
他人を思いやる気持ち、受け止めることの大切さ、生理の基礎知識などがつまっています。
1:中学生・高校生に聞いてみた
・生理について思うこと
…大妻多摩中学高等学校 曽根雅織さん・飯島祐希さん
←生理のCM、韓国
←生理のことをまわりと話し合える雰囲気
・海外と日本の違い
…United World College Red Cross ノルウェー校 名淵結乃さん
←「ママブロック」
“生理は病気ではないから、痛みは我慢すべき”というお母さん
「女友だちブロック」
←生理に対する無知…生理をタブー視する日本の文化
←生理のタブーをなくしていくことは「誰もが生きやすい社会」への第一歩
←ノルウェー、ジェンダーギャップ指数が低い
生理をタブー視しなくてよい
ジェンダーギャップ指数の低さは、社会や文化が多くの選択肢に対し寛容である
←生理の痛みを我慢する文化と我慢しない文化
←その人の選択を尊重できる世の中へ
生理について、話しても話さなくても個人の選択肢であるべき
※“らしく”が無くなっていくように。
ジェンダーをはじめとして、お互いの価値観を共有しても押しつけない世界に
※月経を知ろう
「約1か月の間隔で起こる、子宮内膜からの定期的な出血のこと」膣を通って出血があるが、数日で止まる
卵抱期→排卵→黄体期→月経→
月経のリズム、月経周期日数
出血量、日数
月経が来ないとき
月経が停止する年齢
2:スポーツしている大学生に聞いてみた
・スポーツと生理
…順天堂大学 甲本まおさん・菅原涼乃さん・斉藤夏織さん
←体型、体の変化…パフォーマンス
←生理が止まると楽?
←「アスリート外来」
←性や生理に関する話題をフランクに話せる環境
・アスリートとして生理とつきあう
…順天堂大学 鯉川なつえさん
←体が成長する時期は人生で2回
赤ちゃんの頃、11歳頃
背が伸び、体がつくられる時期にダイエットはNG
←自分の生理を知る
←生理が止まる原因
視床下部性無月経
←生理をコントロールする
ピル
←誰もが現在について知り配慮できる世の中へ
女性コーチの育成、男性コーチの理解
※運動する��の困りごと
「女性アスリート外来」
女性アスリート三つの障害
①利用できるエネルギーの不足
②視床下部性の無月経
③骨粗鬆症
ユニフォーム
アスリートの使う生理用品
普段はナプキン
練習時はタンポンが増える
※スポーツをあきらめない
アスリートが経験を語る「1252プロジェクト」
52週のうち12週は生理期間
生理×スポーツ
女子学生アスリートが10代から正しい知識を持って生理と向き合い、自分らしくスポーツに取り組める環境作り
生理を知れば、スポーツはもっと面白い
3:大学生や社会人に聞いてみた
・生理の悩みをみんなで共有
…武庫川女子大学 卒業生 藤永真美さん、宮本栞里さん、富田菜月さん
…武庫川女子大学 田中咲帆さん、栗谷利菜さん
「生理の悩み」を発信
第1次生理ブーム…麻や布の生理用品
第2次生理ブーム…紙ナプキン登場
第3次生理ブーム…生理に対する世の中の関心の高まり
女子大生の「生理のホンネ」調査
悩みを共有すること共感することの大切さ
・20代になってからの生理とのつきあい
職場や大学で生理のある日はこんな感じ
自分一人で悩みを抱え込まないでほしい
生理が毎月くるのは健康の証
※症状のやわらげ方…薬と組み合わせて効果的にセルフケアを
生理がひどくなる原因を知る
生活習慣を見直す
睡眠と規則正しい生活
適度な運動、太陽の光
冷えに注意、血行
飲食物、栄養を整える
マグネシウム、魚の油、タンパク質、鉄分、亜鉛
※バランスのよい食事
自分にとって適正な食事量を知る
※生理痛やイライラの原因
月経痛、月経困難症、月経前症候群(PMS )
痛み止めは痛くなる前に
不調の裏に隠れている病気
子宮筋腫、子宮線筋症、子宮内膜症
ピルを使ったホルモン治療
生涯を通しての生理の数が増え、病気のリスクが上昇
4:もっと生理の話
・産婦人科の先生に聞く
…つくばセントラル病院 柴田衣里さん
産婦人科とは…
赤ちゃんを産むときだけでなく、女性の体と心の全てに関わる事柄を生涯にわたって診る、相談にのる場所
女性は月経で損をしている?
産婦人科で処方してもらう
薬で月経期間を移動させられる
※産婦人科ってどんなところ?
女性の健康をトータルに診る
「月経」は女性医学で重視される
結婚はいつでもできるが、妊娠・出産には適した年齢がある
HPVワクチンの接種
かかりつけ産婦人科
ヘルスリテラシー
※基礎体温を知っておこう!
基礎体温と普段の体温
基礎体温を測る
朝起きたらすぐ!
記録を見る
・企業も健康問題に取り組む
…江崎グリコ 柏木浩正さん
健康経営「すこやかな毎日、ゆたかな人生」
全社員に健康アプリ
「みんなの生理研修」
←男性スタッフの「生理について対話す��、相互理解を深めることに対する心理的なハードル」が下がる
←自分自身の当たり前や常識を疑う
・進化していく生理用品
…ユニ・チャーム 長井千賀子さん
生理の負担が少しでも楽になる製品づくり
自分に合った生理用品を見つけてほしい
膣外吸収…ナプキン、ショーツ型ナプキン
膣口吸収…シンクロフィット
膣内吸収…タンポン、カップ
生理へのタブー視をなくしていく活動
生理用品を隠すための紙袋を要らないと言えるようなパッケージの開発
SNSから生理を語る雰囲気が生まれた
生理は恥ずかしいものではないとわかってほしい
※様々な生理用品
・出張授業で健康増進
…バイエルホールディングス 木戸口結子さん
…バイエル薬品 青柳直美さん
…プラスエム 長岡稔さん、渡部拓也さん
「かがやきスクール」
高校生のライフプランに健康教育が必要
女性の健康に関わることを包括的に学ぶが、一緒に働き暮らす男性も知っておいたほうがよい
社会において女性のキャリア支援や育児支援だけでいいのだろうか
保護者にも参加してほしい
家でも話せる雰囲気、気軽に病院に行ける環境
必須の学び、みんなが受けられるように
※生理をめぐる歴史
「月経小屋」…穢れ
手作りの月経処置用品から既製品へ
生理の知識…母から子へ、そして学校教育
※これからの生理
国や地域、時代によって大きく異なる
『パッドマン 5億人の女性を救った男』インド2018
紙ナプキン「アンネナプキン」日本1961
「生理の貧困」
誰もが困らないために