0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はおちえのお父さんが気の毒な巻だった。
一世一代の仕事が台無しになったんだから職人として辛かったはず。
新キャラ・陽太郎さんの扱いがどうも中途半端。
それと池田様はなぜ道場に戻ってきたのかな?
逃げた花嫁のその後は?
なんかモヤモヤが多かった。
できる限り精一杯剣の道を歩きたいと願うおちえの行く末を見届けたい、そんな作品。
投稿元:
レビューを見る
剣を愛する縫箔屋の娘・おちえは、第一作で門を閉ざした道場のため高弟の一人と共に奔走し、再建を果たす。しかし、喜びに胸を弾ませつつも、自分の行く末に思い悩んでいた。
一方、町には不思議な賊が現れ、おちえや一居も騒ぎに巻き込まれる。
投稿元:
レビューを見る
あさのあつこは うまい!
シリーズ3作目
一さんは 縫箔の才能を師匠の仙助が ドキッとして見入るくらいの腕を持ってることがわかる。
おちえは 剣が捨てられない
一さんとおちえのふたりが 感じた殺気のような気配
大和屋の娘の祝言の前の失踪
娘の祝言の時の 仙助渾身の打ち掛けが 見知らぬ女の死体にかけられている。
最後は チャーミングな泥棒 飛燕の十半が登場する。
いい終わり方ができた いい話しでした。
投稿元:
レビューを見る
剣道を愛するおちえと縫箔屋で修行する一居のシリーズ。前作から続く道場の立て直しから始まるが、中盤からミステリーになり、終盤に一気に話が進んだ。1作目から読んだ方が俄然おもしろいかも。
投稿元:
レビューを見る
この本が、3巻目だと、後で知った。
しかし、違和感なく、読めるのは、筆者 あさのあつこ氏の上手さであろう。
お転婆な娘 おちえ。
針仕事の針を持つより竹刀を持つのが、大好きという主人公。
伊上や一居との掛け合いも、楽しく読める。
おちえの父の縫い取った 桐唐草入珊瑚模様の小袖と御店の嫁入り問題が、絡みながら、昔の盗賊まで、話に出てくる。
知らぬが半兵衛の如く、昔の事を本人が自白しても、余命の事を鑑みてか、表沙汰にせずにいる。
離れて行った門下生 池田も道場に戻って来て、これから続編へなのかと、思ったら、3巻目だと!
気付くのか遅かった!(笑)
おちえの活躍と恋愛に これからの発展に期待!
投稿元:
レビューを見る
先に読んだ「風を結う」の前編に当たる時代劇ミステリー作品。縫箔屋の一人娘・17歳のおちえを中心に、強気な母・お滝、存在感の薄い父・仙助、実直な弟子の一さんこと吉澤一居、おちえの道場仲間だったざっくばらんな伊上源之亟、目明しの仙五朗親分などの登場人物の掛け合いが楽しく展開していく。謎のこそ泥事件が頻発し、縫箔屋にも。おちえの大切な物も盗まれる。
その他、「大和屋」への盗難事件と女性変死事件。そして大和屋の娘の失踪、「伊予屋」の主人陽太郎とその祖父幸六の不思議な存在感も謎、残り数ページでどうなるかと思ったところ、おちえと一居との謎解き、源之亟などの掛け合いの中で、終盤に一気に疑問が解決する。ミステリーとして実に愉しく、読み応えのある作品だった。
投稿元:
レビューを見る
縫箔屋事件帖 シリーズ3
かつて、ある忌まわしい事件により、閉じられていた、榊道場が、おちえや、伊上源之丞の努力で、再開された。
剣の道を邁進する伊上。
剣を捨て、縫伯の道をひたすら進む一居。
己の進む道を、縫箔屋一人娘故に悩むおちえ。
そんな折、おちえの父親、仙助の渾身の作「桐唐草入珊瑚玉模様」の小袖が、盗まれ、骸に掛けられるという事件が起きる。
シリーズは続くのか。
今回、おちえに求婚した、蝋燭屋「伊予屋」の若主人、陽太郎は、次回作からの、レギュラーとなるのか。
一居は、どのように、関係してくるのか。
ますます楽しみ。