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この時代において「茶筒」を売り続ける老舗店主の著書。なんらかの特別なことをしなければ、とっくの昔に暖簾を下ろしていたはず。どんな特別なことをしたのかのぞいてみたい
#共感と商い
#八木隆裕
23/3/1出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3miw4Tt
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明治8年(1875年)から手作りで茶筒を作っている「開化堂」の現代表、6代目 八木隆裕さんが書かれた著書。
本人が書かれているように、数字や具体的なマーケティングの話はなく、むしろ数字や言語で表そうとするとそぎ落とされてしまうような部分に価値を見出す話。
memo
○「物柄よきもの」
○「初代に聞け」
○欲からではなく、「心地よさ」や「心地悪さ」「違和感」から判断する
○「孫に誇りに思ってもらえるような仕事にしよう」
○ゆっくりと繁栄していくという意味では、あえて急がずに熟成させる
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京都にある老舗茶筒メーカーの六代目が書かれた経営録。共感できる点が多く、読後感も心地よかった。
同社は「利益や効率、規模を追わない」という現代のトレンドとは真逆を進んでいる。だけど、読み進めるうちに、これこそが中小企業の生存戦略だと思えた。
家族や社員、信頼できる取引先などの身近な存在を大切にできるか。どこを向いて仕事をするのか。経営判断で迷った時に読み返したい1冊。