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韓国人の友達がいて、韓国に何度も遊びに行って、韓国が好きな自分が、韓国語を話せないことが急に情けなくなった。これから、少しずつ勉強して、韓国語で友達と話したい、とこの本を読んで改めて思った。
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近年稀にみるハイライトつけまくり大賞(笑)
詩人の方だから当然ながら、読みやすくて。軽快で。言葉を大切にしてて。
ハングルではないけど、同じように大人になってから語学を習う身としては共感の嵐だし。ちょっと韓国上げ過ぎるかなぁなんて思う個所もあるけど、語学はまぁ愛なので(笑)それもわかる。
そもそも、この本が出版された頃はほとんど学習者のいなかった言葉が、今や大人気言語に。今の本屋のハングルコーナーを茨木さんが見たらさぞ驚くだろうな〜。そもそも、この本だって、30年の時を経てこうして、電子書籍化されたこともきっとK-popブーム韓国ドラマブームからの韓国学習者の増加に伴うものだろうし。特にハングルへの思いがなくても、この本を読んでると、謎に胸が熱くなってしまう。
何より一昔前の韓国の様子を知れるのもとってもよくて。日韓の歴史に心を痛めたり。尹 東柱の詩には不覚にも涙が出そうになった。
個人的には韓国語に興味がある人には是非オススメしたいし、ハングルアレルギーさえなければ語学やアジアに興味がある人にもおすすめ。
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「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
著書のこの言葉通り、韓国語の森に自分の力で深部まで分け入った彼女の、語学について綴ったエッセイ。
「その美術を愛しながら、同時にそれらの人々が、作者たる民族に対して冷淡なのに驚かされる。」
柳宗悦の言葉にもハッとさせられた。
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茨木のり子さんは、有名な詩人ですが、散文も優れていると思っています。この本は、夫と死別後に習い始めたハングルへの旅、ハングルとの旅を綴るもの。紀行文にもなっていて、茨木のり子さんは、とても魅力的で、興味深い人だったのだろうとしみじみ思える名著ですね。言葉は学ぶに値する、人生は、言葉をつかって生きるに値するということを実感できる。
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よその国の言葉を学ぶということは、その国の歴史や文化、そして自国との関係に目を向けざるをえない。本書は韓国の良いもの、日本と似ているところ、違うところが、何の優越感も横柄さもなく描かれている。
ハングルを学ぶ人は格段に増えたとはいえ、隣国へのヘイト感情を抱く人は根強くいる。主語を大きくひとまとめにして好き嫌いを判断しがちだが、そんな時はこの本を読み、顔が見えるひとりひとりを思い浮かべたい。