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多忙なベンチャー企業に雇われ家政婦筧さんが来てくれて、掃除や食事作り(お夜食まで!)をしてくれるなんて、素晴らしい会社だなと思ったら、読みすすめるにつれて、闇の部分がどんどん出てきてビックリ。
人間の本質はわからないものだよなと恐ろしくなった。
とはいえ、美味しいごはんを一緒に楽しめる仲間は本物だと信じたい!
筧さんのごはんはどれも美味しそうで挑戦してみたいと思った。
早速、ドレッシングを作ってみよう。
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うーん
装丁や帯から受ける印象と内容に
齟齬があって思いのほか疲れた。
ベンチャー会社の解像度もちょっと低くてリアリティなかったのも私にはあまり合わなかった。
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食べ物を中心の話と思っていたら、ラストはいい意味で裏切られました。
この作者さんの本はリズムよく読み進められるので好きです。
そして、タイトルから想像される内容から裏切られるのも好きです(笑)
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うーん、もっとほんわかした内容だと思って読み始めたので意外な内容だった。筧さんの口調が時々しっくりこない。ただ料理はものすごく美味しそう。
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本の題名と表紙の絵から学生の友人たちで
起業した企業が数年たってギクシャクし、
家政婦のきめ細やかな対応や作ってくれる
ご飯によって心からあたたまり、
社員も穏やかになっていくって感じの
ほのぼの小説か?と思ったら違ったwww。
確かに家政婦さんが来ることにより社内の
雰囲気も変わり、心から美味しいといえる
ご飯を食べ社員の心も変わっていくんですが、
物語の本質はそこではなかった。
失踪した起業の中心だった人物がキーマンだと
思ってたけどまさかそんな展開になろうとは
読み終わるまでわからなかった。
物語終盤までどうなるんだ!と思ったより
ハラハラドキドキする展開だったし、
まさかそんなところで繋がっていて、
しかもそんなことを考えていたとは
ほんとにクズな奴だなと憤慨しつつも
エピローグで社長の田中が思い描いた
ことが実現されていたことと社員達が
とらわれていた事から解放され自由を手に
入れた事に心からよかったと思いました。
筧さんが言ったように一定数まわりを
ずる賢く利用し引っ掻き回す奴って
いると思う。そしてほんとに残念なことに
そういう人って先見の明というか
ある一定の成功を収めるんですが、やっぱり
結局ダメになる人が大多数なんですよね。
作中もほんとにそうであってよかった。
あぁ~一気読みしちゃったけど面白かった。
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タイトルと表紙とで、ほっこり癒し系なお話かなぁと思い手に取りました。
が、いい意味で裏切られました。
ほっこり優しいお話ではありますが、少しミステリー的な展開。
なにより、おいしそうなご飯の描写で、そこは期待通り。おいしいご飯は人生を豊かにするなと感じました。
読みやすい文章なので、1日でサラッと読めましたし、引き込まれました。
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ほっこりする話かと思えば、
最後の方で、予想外の展開が起きる話で衝撃的でした。
人それぞれの過去や苦悩などがあり、それに向き合う姿がとても良かったです。
過去に縛られずに、今を大切に生きることを学ばせてくれる小説でした。
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どれだけリアルに起業について描けているかは?だったが、最後まで面白く読めた。
筧さんの料理が美味しそうでたっぷり出汁をとった料理を作りたくなった。
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最後、え!あ、そーゆうこと!となる展開。最後まで楽しく読めた。原田ひ香先生の小説は物語のストーリーも楽しいうえに、ご飯が美味しそうに書かれている。そこの想像も膨らむのが醍醐味ではなかろうか。
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タイトルと表紙から想像したものとは全く違う、重たく奥の深いストーリー。誠実に真面目に、正しく心を込めて作られたごはんを通して、複雑で、信頼し合うことが難しいと思われるような人々の心を結び、信じ合える関係を作り出す、不思議な物語だった。心に響いた。
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学生時代の仲間で立ち上げたベンチャー企業。
多忙で不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気。
そんな状況を改善しようと、会社に家政婦を雇うことに。
やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれて――。
現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集…って紹介だったので、ほっこり気分で読み進めていたのに、重めの話も加わってきて、さらにこんな人間もいるのか!というような怖い展開に!!
いやー、なんだか気疲れしちゃました(^◇^;)www
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「まずはこれ食べて」という題名と原田ひ香さんの作品ということで購入。「ランチ酒」が面白かったので、そのイメージが頭の中で先行していた。しかし、どうもイメージと合わなかった。
学生時代からの仲間で起業し、病院を相手にIT ソリューションを提供する事業を展開していく会社が舞合。仲間のそれぞれの視点で過去と日常が語られ、会社の状況についても説明される。そのような会社で雇われた家政婦が登場。人物としての背景は明らかではないが、仕事はてきぱきしており、何より彼女の作る料理がことのほか美味しい。
そうこうしている内に失踪中の仲間の一人の話や家政婦の過去の話も混ざってきて、様々なストーリーが混在。ストーリーの主軸があやふやになってしまう。
私ごときが言うのも申し訳ないのだが、登場人物の設定、描写の仕方。ストーリーの設定・展開。これまで読んできた原田さんの作品とは何となく異なる印象を受けた。
おそらく会話主体でストーリーが展開するので、様々な場面での描写・表現が粗いように感じたのかもしれない。どうも登場人物やストーリーに「とってつけた感」を受けてしまった。
もちろん最後まで読んだのだけれど、あまりすっきりとした感じにはならなかった。(読む前から期待していた私の印象のせいかも知れませんが)
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起業した仲間達が数年たって変化し、そこに家政婦の筧さんがやってきて、美味しいご飯を作ったり掃除したりして、みんなの悩みを聞いてあげたりアドバイスしたり溶け込んでいく。というだけの話かと思いましたが、裏事情もあって、驚かされました。
でも、やはり、心のこもった美味しいお料理は人の心を動かしたり、和らげたりするものだなー。と思いました。
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原田ひ香さんの「ランチ酒」や「三千円の使い方」がとても好きで手に取った小説。
タイトルに惹かれて読んでみると、期待していた朗らかで食欲そそる物語ではなかったが、後半に進むにつれてそれまで明かされてなかった皆の過去やそれぞれに溜め込んでいた想いが明らかとなり、少し重たくも奥深い物語でした。
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想像していたような、料理にまつわる心温まるストーリーのように、一筋縄で行くようなものではなくて少し私には合わなかったです。