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紙の本
尼崎版「スラムドッグ・ミリオネア」?
2023/10/10 16:24
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
抱腹絶倒したり神妙な面持ちになったり、何かとおもろい本。
「芸人」ではなく「藝術」を選び、人生のあらゆる障壁を乗り越えたろうという心意気が徐々に形成されていく過程がおもろい。尼もいろいろだが、自分の生まれ育ったまちを絶妙に俯瞰的に描いている。
私の生まれた西宮は尼と芦屋の緩衝地帯のような場所なんかなと、つい考えてしまう。阪神タイガースの「アレ」の話ばかり続く2023年秋。
阪神優勝の翌日、読了。
最終章が「そんなに深刻じゃない」と。
阪神淡路大震災の時のことが書かれている。
著者のインタビューを読んだ時に、下の下と中の下の違いについて話しているところを読んだ。
下の下にはそれ相当の支援が用意されているが、中の下は絶望するまで自助努力を強いられる。そんなことを思ったのは、私が中の下で私学の芸大を出て、人生の殆どを奨学金の返還に翻弄され続けているからだ。とうのむかしにアホなことをやる力が尽きてしまった。だからこそ、この本をオモロく感じるのだろう。
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