鎌倉硝子館の宝石魔法師 ２ 雨の香りとやさしい絆 みんなのレビュー

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投稿者：くみみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

鎌倉の硝子館を舞台に、誰もが必ず持つ「心の宝石」を魔法師たちがケアする癒しのジュエリーミステリ第2弾。
日々すり減らされ、削られていく心。無自覚の場合も、片や自覚があるから大丈夫と侮っている場合も、心のHPは自分では操作出来ない。
「出した言葉は取り消しができない」
コンプレックスなど、人の心の深層にふれる繊細な題材だからこそ、とても拘りを持って丁寧に言葉をセレクトされていると、作中の台詞からも強く感じた。
1巻では他に気を取られて深く考えなかった、アクセサリーとして露れる「心の宝石」の多彩さに感銘を受けた2巻。特に1話の眼鏡は、どこに繋がっていくのか不透明な所からピタッとピントが合う所まで、綿密に練られた展開が際立ってて興奮しました。
美味しそうなスイーツ、宝石言葉、イケメンに囲まれたヒロインの逆ハーレム状態の追体験など、キラキラと楽しみが詰め込まれた作品。
意外過ぎた緋月に続く新キャラへの期待、蒼井くんの力の問題、二人の恋の行方など、続きを心待ちにしてます。