「健康のために、こんな食事を」がメインの内容ではありません。
2023/07/04 07:25
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私たちが食べる食べ物や食事、食生活について、まじめに科学して著された1冊です。著者がこれまで築き上げた研究実績についても、余すことなく記されています。コラムも散りばめられてあり、読みやすいです。
決して「健康のために、こんな食事・食生活をしよう!」という話がメインの内容ではありません。私はてっきり、そういう話の本だと思って買いました。学術的内容がメインの内容です。
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<目次>
第1章 平均寿命ってなんだ?
第2章 脂質摂取過剰は危険!~生活習慣病が急増した理由
第3章 人類の進化は食べ物が引き起こした
第4章 食品には三つの機能がある~機能成分の可能性
第5章 コレステロールの真実~脂質代謝の乱れと生活習慣病
第6章 大豆はすごい!~健康寿命と食品
第7章 早歩きは長寿命!~長寿を支える筋肉
第8章 この食品が健康寿命を延ばす!~食習慣から変える
<内容>
第6章以降は、具体的な食品をあげて、健康長寿のための必要性を説いてくれるが、それ以前は専門的すぎるかも…。基本的な知識なのだが、ちょっと冗長。
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食の効用だけでなく、なぜ効くのかが科学的に丁寧に説明されてて説得力あり真摯な感じが良かった。ところどころ難しくてついていけなかったが
最後にシンプルなまとめもあって、とても参考になった。大豆がすごい。食物繊維もっととるべし。畜肉は減らすべし。
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平均ー健康寿命=男8.73年・女12.07年
脂肪摂取過剰→生活習慣病の急増
1950年と比較し平均エネルギー摂取量は減少
動植物性脂肪の摂取量は70年間で約5倍
脂肪エネルギー比率を下げ、食生活の健全化が必要
人類:脳の容積の巨大化に成功した唯一の動物
調理仮説:火による加熱調理→脳の巨大化
食品の機能:栄養素の供給・旨味の発見・機能性食品の創製
大豆タンパク質:血中コレステロール低下・心臓病発症リスク低減・肥満予防効果
下半身の筋肉の重要性;早歩きは長寿命
畜肉消費を抑える
動物性脂肪<ヨーグルト・サツマイモ
色のついた野菜・果物・コーヒー・緑茶
1日1万歩までは2000歩ごとに死亡リスクを下げる
毎分80歩の歩行速度が最も効果的
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最近生物や健康に興味があるため、こちらの本を読みました。
著者が大学教授の方であり、また出版日も最近なので、引用する文献が多く最新であり説得力があります。図もそこそこあるので読みやすくはあります。
最後にどのような食材を取り入れたら良いかが書かれており、その根拠は前半部分に十分なほど述べられているので納得して取り入れやすいです。
ただ、専門的な成分が多く紹介されており、説明もわかりやすく書かれていますが、日を開けるとすっかり忘れてしまうので、一気に読むことをお勧めします。
大学で医療系を専攻していたり、根拠に基づいて食生活を見直していきたい人にぴったりだと思います。