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かわいい。
選者が担任した小学一年生が日記ノートあのね帳に書いたもの。
ということは、この一年生達は今は最高齢で70代かも。
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素晴らしい!
1年生の純真無垢な心から発せられる言葉とヨシタケシンスケさんの絵のコラボ。クスッと笑えてほろっとする。贈り物にもいいかな。
せんせい
にゅうがくしたときは
せんせいは
てんしよりやさしかったのに
いまやったら
やまんばよりこわい
せんせいというのは
だっぴしてへんしんしていくのかな
ゆうやけ
あのね せんせい
きょうのゆうやけをみましたか
あさがおのはなのいろが
いっぱいにひらっと
そらにそめたいろだったのよ
ちょっとうえには
ぶるうのそらから
こんばんわっていってました
わたしは
はずむようなきれいなこころになりました
おばあちゃん
…
おかあさんがわたしをやさしく見るように
おばあちゃんの目がおかあさんを見ていました
くちごたえ
…
くちごたえってなんですか
わたしは
いけんをいっているつもりです
へんなこと
ねるときは
もっとおきときたいのに
おきるときは
もっとねたい
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鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの「あのね帳」からセレクトした詩。子どもたちから生まれた言葉、子どもの生きる世界はなんておもしろいんだろう。笑っちゃったり、ドキッとしたり、真理をついていたり、胸を打たれたり。自分にも確かにあったこの世界、忘れたくない。ずっと持っていたい。心の奥底にあればいい。
ヨシタケさんの絵も良かったよ。
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笑える、、、
せんせいは
わたしたちに てつぼうを10かいやらせる
せんせいは いっかいもやらない
って、、、
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1年生の担任をしています。
あるある! と思ったり、こんなに芯をつくようなことを言ったりするのかと圧倒されたり…
1年生は毎日面白いです、この感覚を忘れないように大切にしたい一冊です。
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“あのね帳”から生まれた1年生のつぶやきがヨシタケシンスケさんのイラストで復刊
昭和の子どもたちのつぶやきなんだけど、まあそんなにかわらへんなあと。
かわいいなあ。
へんなこと
にしあきのぶ
ねるときは
もっとおきときたいのに
おきるときは
もっとねたい
↑わかるぞ!キッズ!
○あのね帳とは何かなど、この作品集の出来た背景を、あとがきなどで紹介してくれるともっと良かった
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「どうとくのじかんに きりぎりすとありのはなしをしてくれました もしぼくがありだったら なつのあいだにいっしょうけんめいに バイオリンをひいているきりぎりすに「あそんでばかりいないで ちょっとははたらいたらどうですか ふゆはさむいから たべものがなかったら こごえてしんでしまうよ」といっていっしょうけんめいにはたらきます……」実際の1年生が学校の日記ノート「あのね帳」に書いた詩を選定し、かわいいイラストとともに紹介した絵本。
******* ここからはネタバレ *******
これは、子どものためというよりも、大人が子ども時代を懐かしんで癒やされる詩集のように思えました。
なぜならば、「せいるすまん」が来たり、人間が「たっぷりあそんで たのしむために」生きていると思ったり、1日24時間が「みじかすぎる」と思ったり、子どもの発想とは思えない事が書かれていたからです。
しかしナントこの本は、子どもの生の声だったんですね。
しかもこれは、1981年発行の「一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント 」が原書なんですね。あの灰谷健次郎さんの超有名本です。ただしこれは、教育者向けの解説付きの本でした。
問題は、これが”児童書”として出版されたことです。
文中に誤字や文法誤りも多く、まだ日本語の基礎学習中の低学年さんにはお勧めできません。
特に「たいじゅうそくてい」は、促音抜きの文章ですね。小学校低学年さんに誤った文章を見せるのは危険だと思います。
「ゆうやけ」の「あさがおのはなのいろが いっぱいにひらっと そらにそめたいろだったのよ」はこのままだと意味が通りませんし、「こんばんわ」も誤りです。
「うん」の「しやわせ」
「ほし」の「ほしのかたちがしてないの」
「りんご」の「によい」
「あさがお」の「ゆおう(言おう)」「おおくなふくらみがしていた」(なんで最後だけは「おおきなこえでいった」なんでしょうね?)
ちなみにアサガオの開花時間は日没から8~10時間程度。学校がある7月だと朝の4~5時、9月だったら3~4時(!!)、投稿時間に開花するなんて日本の小学校ではないことだと思います(実際に子どもが書いているので否定のしようがないのですが……)。
「おにぎり」の「たべれる」もやめていただきたい。もうその頃から「ら抜き言葉」は市民権を得てしまったのでしょうか?校正できないのは仕方ないですが、子どもに与えたくないです。
「たべるとき おにぎりが やさしくたべれる」も申し訳ありませんが、意味不明です。
「つうちぼ」もわかりません。「さえこのものをゆうとき」とはなんなのでしょうか?この詩自体が理解できないのです。
嬉しい気持ちはなんとなくわかります。でも、それをきちんと言語化して伝えるのは大人の役目です。このまま子どもに与えるのは無責任ではないでしょうか?
「せんせい」への批判もちょっと危険な気がします。先生批判は学級経営の危険要素なので、高学年さんのように皮肉が理解できる年齢ならいいと思うのですが、低学年さんには勧めませ��。
「うそ」は辛いですね。低学年さんには受け止めきれないかもしれません。
「こんな思いやりのない子とはおもわんかった」はきつ過ぎませんか?
「かみさま」の「にんげんがかみさまをつくったのでしょう」も子どもの発想とは思えない。大人なら自分の信条に合わせて処理できますが、信仰のある家に生まれ育った子どもは混乱するでしょう。
子どもの表現に驚くこともありました。
「やわらかごはん」はきついですね。
「みんなおかあさんにきをつかっている」んですね。低学年の子どもがそんな潜在感情に気づくなんて。
「けっこん」の両親は、子どもの前でマウント争いしているんですね。これはまた辛いですね。
でもそこで「ぼくがいることがだいじなんだから」と思えるなんて。
「おかあさん」の足の裏について「かがみをみいや」という女の子も辛辣ですね。お母さんはたくさん働いているから足が黒くなったと思うのに。
「じゅぎょうさんかん」では、手を挙げなかったから怒られるから手を挙げて褒められた子どもが描かれています。今どきまだそんなお母さんがいるんですね。
お父さんが来られなくてお母さんだけが来た「さんかんび」では「あたまのうしろがへんなかんじでした」とありました。わかる気もするのですが、挿絵の女の子の後頭部にたくさんの人が貼りついている意味が私にはわかりませんでした。
子どもに与えても良いと思える詩もありました。
「おおみそか」のおばあちゃんが千円札にアイロンをかけるのは良いですね。お年玉の用意でしょうか。きれいなお札でお年玉をあげたいおばあちゃんの優しさとそれを感じている孫の気持ちが伝わってきます。
「おばあちゃん」のおかあさんは病気なんですね。ちょっと胸が痛くなりました。
「うんこ」はびっくりですね。「1ねん1くみ1ばんでっかい!!」を思い出しました。お姉さんが測ってくれたり、夜まで流さなかったり(その後のトイレ使用はどうなったのでしょう?)、なるおくんの作品(?)を見守ったようすが伝わってきます。
子ども向けのものもあるにはありますが、全体数と比較すると少ないです。
悪い本ではありません。ただ、私としては、低学年さんにはオススメしない本です。
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子供の感覚ってこんなに自由で柔軟なんだな…
私がスルーしてしまう出来事でも
疑問に思ったり,感情に落とし込んで誰かと共有したり,
なんかいいな〜って羨ましくなった。
読んでる間はクスッと笑ってしまったけど,
子供たちの感覚に脱帽でした。
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一年生の娘の宿題どんぴしゃ内容でジャケ買い。
舐めてかかっているつもりはなかったのだけれど、一年生の自由な発想と着眼点、大人への鋭い風刺にどきりとさせられた。頭の凝り固まった大人なんかより、世の中や世界を正確に捉えられる感性があるんだなと実感できる絵本です。
ヨシタケさんが書く不審感丸出しの子どもの目、大人のずるい部分なんてものはうまく取り繕ってるつもりで全部見抜かれてるんだろうなぁ。
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[墨田区図書館]
楽しいし面白い。
恐らくこどものつぶやきセレクションとあるし、名前も書かれているので筆者の受け持っていた子供たちの実作文なんだろうけれど、ヨシタケシンスケの絵と一緒に出されると、ノンフィクションでなく作られた絵本かと思うような秀逸作品ばかり。1つめの「つうちぼ」も「たいじゅうそくてい」みたいに書き間違いなのかなと色々考えてみたけれどよくわからなかった。それ以外はうんうん、と同意したりくすっと笑ったり、、、自分が"母"だったら!?!?と思うようなものまであったり!
こういう本を読むと甘いと言われそうだけれど進路の1つとして思い描いた先生職にもあこがれてしまう。いいことばかりじゃないのはわかっていても、こんな子供たちと接することができる瞬間は、楽しいだろうなぁ。そんな楽しいだけの一瞬だけを垣間見ることができるなんて、凄く幸せ。
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純真でキラキラな文章がたくさんつまってるんだろうなあ··☆
と思って読んだら、
案外鋭い視線で大人を観察していたり、
笑いのセンスあふれる文章もあったり。
表現が豊か。
あふれる自由!
自分の考えをこんなふうに綴れるなんて。
一年生、すごいすごい。
何度も読み返したくなる一冊でした♪
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2年生と4年生に、いくつか選んで読み聞かせした。
実際の1年生が感性豊かに書いた詩に、みんな笑ったり、うんうんうなずいたり、
いろんな表情を見せてくれた。
ヨシタケさんの挿し絵が本当に文と合ってる!
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さすがセレクションされただけあって
一年生って素敵と思わせてくれるつぶやきばかり
「じしん」「まりつき」「へんなこと」の3つが
特にお気に入り♪
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思わず声に出して読みたくなる文ばかり。
ハッと気付かされることもあって、子ども心ってやっぱ侮れないなと。
大人になるにつれ、良くも悪くも生き方が上手くなってしまうけれど、それは我慢と遠慮を覚えただけであって実際は腑に落ちていないことが多い。
本当はもう少し単純に考えて、嫌なことは嫌って、好きなことは好きって言いたい。代弁してくれてありがとうって思える本。
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お気に入り
7.にんげん
22.かみさま
26.じしん
34.くちごたえ
35.けっこん
37.へんなこと