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主人公が、盗まれた本を巡って、いろんな本の世界を冒険しながら本を盗んだ泥棒を捕まえるお話。
不思議の国のアリスみたいな感じ?と思いながら読み進めていった。
ラストはなかなか意外な感じだったけど、最後、主人公のお父さんがひるねのことを忘れてしまったのが切ない(全部忘れきってしまったわけではないとはいえ)。
最後、書くことによって消えた二人が戻ってくるの、セイバーのラストかそんなんちゃうかったっけ?と少し思った。
できれば消えた二人が親子と一緒に暮らすハッピーエンドになって欲しいけど、現実的にみると厳しいか…?
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曾祖父のコレクションから盗まれた本を取り戻せ!主人公・深冬の物語への冒険がはじまる!
↑のような熱血な感じではなく、巻き込まれ系な主人公だった。
物語ジャンルは割と大人向け泣きがするけど、雰囲気はヤングアダルトのよう。
「物語に入り込む」が慣用表現ではなくて、実際に起こる世界観。
深冬と真白のバディがほほえましい。
ラストのおさまりの良さ、とても良い。
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本が好きな人ならば、冒頭から心をわしづかみにされるだろう。面白い話が始まる予感でワクワクが止まらない。
読長町の「御倉館」の当主である御倉嘉市。書物の蒐集家であり評論家、しかも街の名士でもあった。跡を継いだ娘のたまきは所蔵本の大量盗難を機に、父とは反対に「御倉館」を閉鎖し、膨大なコレクションを人々から取り上げ、御倉家だけのものにしてしまった。これ以上の本の盗難を恐れたたまきは所蔵する本に「ブックカース」という呪いをかけたのだ。これに巻き込まれてしまった孫娘の深冬は謎の少女と出会い、物語の中に入り込み「ブックカース」と戦い、様々な困難に立ち向かう。
たまきを激怒させた盗難事件の犯人は誰だったのか。
「ブックカース」の呪いとは何なのか。
謎が明かされる最後まで、一気に読みたくなる作品だ。
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前半は、とても…ページ捲る手が進まなかった。
なんでだろう?飽きちゃうんだよね、面白さが分からなかったのかなぁ。
テーマとしてはとても興味ある面白そうなものだったが、理由はないけど前半は本当に飽きてきていた。
読むのやめたいけどせっかく買ったし…って
ずっと思ってた。
後半に差し掛かり、ようやく面白さが出てきた。そうなれば早い。どんどん進む。
だけど、また読みたいかと言ったら、ナシなので評価は低め。
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図書館にて。
現実には起こり得ない世界観なのに、描かれている情景が頭の中にはっきりと広がる。
なんという筆力!
1話ごとの絶妙な長さも飽きさせない。
本好きにはたまらない本でした。
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本の町 読長町に住む主人公深冬は、本が大嫌いな高校生。物語の世界に取り込まれた町を取り戻すため、大嫌いな本を開く。ファンタジックな本の世界にのめり込んでしまいました。これもブック・カース?泥棒を捕まえなきゃ、、、
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決して難しい文章ではないはずなのですが、物語の世界が想像しきれなくて読むのに少し苦労しました。「かがみの孤城」とどことなくストーリー展開が似ているかも。巻末に向けて少しずつ読む手が進み始め、呪いの謎が解け、なんとかスッキリ終われた気がします。
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深緑さんの本を初めて読んだ。まず、この町、どこにあります?って交番で聞きたい!行ってみたい、本の町!
お店に並ぶ食材や料理はどれも美味しそうで、焼き鳥食べたくなってきたし、本に囲まれて死ねるなら本望だと言いたくなる御倉館にも足を踏み入れてみたい!サンルームなんて憧れるじゃないか。眩しそうだけど。
とにもかくにも、ページを繰ればそこには、様々に変化する魅力的な町が広がっている。それくらい没入できる小説でした。
できれば映像化してほしい!
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ファンタジーは好きな方だが、いまいちピンと来なかったな…。
自分にとって軽過ぎるというか、何か一つ物足りなく感じた。
構成的には面白いんだけど、深みが足りないんです。
気楽に読みたい時にはいいかと思うけど、それはそれでページ数多いからなぁ…。
まぁでも、登場人物の一人の真白ちゃんは可愛くて好き。
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最初の1ページ目を読んだだけで、ちょっと無理かもと思いましたが、頑張って1章までは読みました。
ここまででした。
文章がごちゃごちゃし過ぎてて、描写が不必要に細かいので、却って内容が頭に入って来ません。
好き嫌いがかなり分かれる文では無いかと思います。
自分は全くダメでした。
本の中の世界の意味のない摩訶不思議な描写も、ただ思いつくままに適当な描写を並べているだけで、後から深い意味を持ってくるようには思えませんでした。
最後まで読むと何かが有るのかもしれませんが、そこまで付き合うだけの時間と労力は払えないと判断して、途中で読むのをやめてしまった。
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読み手(自分)が本の世界に上手く入り込めず、終わってしまった。深冬と一緒に上手く入り込めたらすごく楽しめると思う。
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☆3.5
「本の呪いから街を救い出せ!」という帯に惹かれて購入した作品。
物語の舞台である「読長町」は「本の町」として知られており、本関連のお店が50店舗ほどもあるという本好きには堪らない!とっても魅力的な街なのですが、一度ブック・カースで物語の世界に入ってしまうと、こちらの想像力がついていかず…読み進めるのに疲れてしまう印象を受けました。
そして主人公である高校生の深冬になかなか感情移入が出来ず…何だか消化不良のまま読了してしまいました。
もし映像化されたら、映像を観た後にまたリベンジしたいと思います!
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本の街・読長町にある巨大な書庫「御倉館」の全ての本には“ブック・カース”という呪いがかけられていて、もし本が盗まれると町が物語の世界に変貌してしまう。
泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った「御倉館」の管理人の娘・深冬が不思議な少女・真白とともにその世界に入り込み泥棒を探しながら様々な物語の世界を冒険していく、というお話。
この作者さん好きなのになあ…、本作は“ブック・カース”の世界に入ってしまうと、その描写にまったくついていけず、読み進めるのがかなり辛かった。
何度も挫けそうになりながら斜め読みも含めてようやく辿り着いた第4話からはお話も落ち着いてなんとか普通に読めるようになり、着地に向かってまあまあ盛り上がったが、それでもなんかスッキリしなかった。
設定には惹かれるものがあったのだが、難儀するばかりで面白く読めずに残念。
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初めての深緑野分作品
表紙のデザイン、イラスト、かなり好みで思わず買ってしまった。
内容はファンタジーでありミステリー
本嫌いの高校一年生、深冬が*ブックカース*という本の呪いに立ち向かう物語。
本の町、読長町に住んでおり、そこは多種多様の本好きで賑わう。
絵本専門店、ブックカフェ、大手書店、古書店、しゃれた新刊書店、翻訳小説を主に扱う古書店、街に住んでいた小説家の書斎を改装した喫茶店、などなど十歩歩けば本にまつわるなにがしかの店に行き当たる街。
なんと羨ましい、そんな街に住んでみたい!
(私の最寄り駅前の書店が先月閉店したばかり、
本当に悲しいのです!)
ブックカースとは
書物が貴重品であった紀元前のアッシリアの図書館では、(当時は粘土板)本を持ち去る者や勝手に自分の名前を刻む者対策に、後の代までのろわれろ!
とか呪いの言葉が記されていた。
また、印刷技術の無い中世では
この本を持ち去る者は死ね!とか
鍋で焼かれ、病に倒れ、首を吊られよ、アーメン
などなど書かれていたらしい。
現代は本屋さんは次々閉店してしまうけど、なんとか欲しい本は手に入るし、図書館もあるし、よきかな!
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猛暑日 買い物後
大荷物を持って本屋さんで
本みて購入した本
(表紙と帯のコントラストと
"野分”という名前に惹かれたんだと思う)
頭も体も疲れている時に
選んだせいか..相性が悪かった
最後まで主人公の女の子が
好きになれなかった
最初の1〜2ページ読んだ時
(フォントとかなのか)
文字が読みにくく感じて
すんなり頭に入ってこなかった
この時点で相性悪かったんだと思う
自分の好みには合わなかった
2020年刊行
2021年本屋大賞ノミネート作品