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一気読み。母親、先生、息子の3つの視点で話が進む。『怪物って何のこと?』と思いながら読み進めたらあっという間で、読了後は、???がいっぱいでもう終わり?って感じだった。ただただいじめっ子が酷過ぎだけど、子どもの時、あんなに大々的ないじめなのに先生って気づかないのかな?って不思議だったな。と、嫌な記憶が蘇り、湊が感じたであろう生きづらさに共感した。母親も、先生も、息子もそれぞれの立場で一生懸命で、キャパを超えているから周りがみえてない?視点が変われば事実も変わってしまう恐ろしさ。逆に映画ではどのようなオチなのか気になる。
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とにかく読了後のモヤモヤ感と、
え? あれはどうなったの? という要素が多すぎて、読者に自由に考えさせるとしても、ちょっとわからないことが多すぎて消化不良でした。
最初面白くて、どんどん読み進められただけに残念でした。
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ニュースや日常にある物事に対して、これまで表面的な理解だけしかしてこなかったのではないかと思う。その方が解釈が簡単な場合も確かにあるけど、もっと奥にある事象を見つめて、時には疑ってみたりして、そうすることで初めて分かる何かもあるかもしれない。
もう少し綺麗に伏線を回収して欲しかったような気もする。
映画を見ての追記
本を読んだ後に映画を見ると、やっぱり本の方が良かったと思う事が多いが、本作品は逆だった。
映画を見て初めて納得いく描写もあった。
何が、誰が主人公の彼らをそこまで追い込んだのか。
「怪物だーれだ」というセリフがあるが、この作品の中の怪物=悪者って誰なんだろう。
最後の展開には胸が苦しくなった。
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映画のノベライズとのことで映画(未鑑賞)の予告編のイメージにばっちり合っていたし内容も構成も面白くて頭の中で映画上映したなって感じだった。
問題は文章で、何となく文法がおかしいところとか、場面が台無しになっちゃってる余計な一節があった。
ノベライズだからいいんだろうけど。誰かが心理描写を効かせてがっつりした小説にしたら面白いだろうと思った。
あと関係ないけど映画上映前にカンヌでとった賞はネタバレだよね、、
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母親の視点、教師の視点、子供の視点から描かれています。
大人から見えればいじめかと思っていても、
子供にしてみればいじめではないことで
あったりすることがありますが、
この作品の中では様々な要素が絡まってしまい
怪物のようになってしまったのだと思いました。
得体の知れないものが怪物のようになってしまい、
それは誰にでもあてはまり、
当てはまってしまったら怪物になってしまうものかと
想像してしまいました。
依里と湊は特別な関係で友情という絆が見えますが、
湊にとっての依里は友情ではなくそれ以外の関係が
見え隠れしていたのでLBGTもテーマに盛り込んでいるのかと思いました。
最後がはっきりとよく分からず、
生まれ変わったのか、それとも・・・
やたら子供なのに生まれ変わりを信じているというのが
何だか心に引っかかてしまうので
映画を観ないと全てのことが全然分からないと思いました。
坂元裕二さんの脚本のドラマはよく見ていましたが、
このノベライズ版ではあまり手応えが無かったように思いました。
何よりもカンヌ映画祭で絶賛されていたので、
ノベライズ版は予備知識として読む程度として
機会があったら映画を観てみたいと思いました。
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母親、教師、子どもの視点の3部構成になっており、母親の視点から始まる1話目は、シングルマザーとして息子を愛して大切に育てていくが、思春期に差し掛かって何を考えているのか分からない息子の言動に戸惑いを感じていく様がリアルでした。
物語としても面白く、気になり過ぎて一晩で読み終えましたが、終盤になるにつれて、ん?と感じるようになり、読後としての感想は何となく消化不良に。
ジェンダーレスというかLGBTな今の世の中に自分の感覚が追いついていないからなのでしょうか…
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シングルマザーが思春期の息子の変化に戸惑う描写に共感して胸が苦しかった。
母親目線、息子目線、学校の先生目線のそれぞれが描写されていて、それが全て繋がったときなるほど!とストーリーがスーッと入ってきた。
息子のイジメ問題。いじめたのは担任の先生?!と思ってイライラしながら読み進めると、全く違う展開にビックリした。
でもありえそうな話しで心に突き刺さるものがありました。
最後は死んでなかったと思いたいが…。
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ノベライズ作品って初めて読んだけどこんな感じなのか。映画がこの作品の表現としては最適というか、ノベライズなんだからそれは当たり前というか、映画のおさらいにはちょうどいいかな、と言った感想。
ただラストの湊とよりの生死に関しては完全に答えが出てた。生きててよかったーと思うと同時にこっちの解釈にしてくれてもよかったのでは?と思ったりもした。
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子供ならではのピュアで未成熟な感情や行動と大人の視点からの戸惑い、困惑、感情など丁寧に表現されていてとても良い作品でした。
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か~いぶつ、だ~れだ?
映画は観に行けないだろう……と、思い文庫を。
フムフム……?……
あぁ……?……
ん……?ん……?
ほー!だから、いろんな視点から!?
と、言う具合に読み終えました。((笑))
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話題の映画をまずは活字で。
同じ出来事でも違う視点から見ると取り方、考え方も違ってきてしまう。
面白く読み進められましたが結末に。。。
映像ではどうなるのか興味深いです。
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映像作品のノベライズということでそこまで期待しておらず、あらすじと結末だけ分かればいいと流し見で済ますつもりだったが、思いのほか面白かったため購入した。
話が面白いのはもちろんだが、文章も読みやすく、小説として楽しめた。
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映画「怪物」にて
シングルマザー視点、教師視点、子ども視点
それぞれの視点で描かれて初めて、あぁ、そういうことだったのか...と理解する
切り取られた一部分だけが一人歩きしてしまう危うさ
そうなると、何が本当で何が間違っているのか見えてこなくなる
全体を見て初めて理解できることがあるというのに。
人が人を信用するこころ
人が人を疑うこころ
何が真実なのか見極めるのはとても難しい
ラストはとても美しいが、感じた人それぞれに委ねるスタイル
どうすればよかったのか、正解は誰にもわからない
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賛否両論ある終わり方だったかも知れないけど私は凄く好きな作品です!!言葉に表すのが難しいけど見る人の視点によって怪物は変わるんだって事に気付かされた時は驚きました。湊が病院の検査を少し拒んだ理由とか他にも色々、後から伏線みたいに分かってくのが面白かった。機会があればもう一度映画を見に行きたいです。
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映画館で予告を見て、「怪物だーれだ」の子供の声が頭から離れず、なかなか映画を見に行く時間がないので思い切って購入。
映画を見てもいないのに気になってノベライズを買ったのは初めてだったなぁ。
あまりにおもしろくて一気読みでした。
息子を持つ母として早織にはすごく共感したし、、、だからこそ苦しかった。
担任教師の保利の印象がどんどん変わっていったところは、なんて勘違いをしてしまってたんだろう。と反省した。
最後に真実が明かされるシーン。湊と依里の関係。えっ、と声が出てしまうくらい驚いたけど、そんな自分が少し嫌になったりもした。
抱き合ったシーンは美しかったなぁ。絶対に映像で観たい!
きっと私だって「怪物」になりうる。
怪物はどこにでもいる。