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<本のタイトル>
折れない心 人間関係に悩まない生き方
<本の紹介>
〇「みんな仲良く」という呪縛から逃れよ
〇人間関係を気にせず生きるには、どうすればいいか?
〇他人に振り回されず「組織の中で自らを貫く要諦」
<感想・気づき>
・人間関係は「ドライ」と「ウェット」のバランスで考える
ドライ=論理的、ウェット=感情的、人間的
ドライ×ウェットを掛け合わせたハイブリッドな働き方を心がける
20~30代はドライに現場の技術的スキルを磨けばやっていけるが、
40~50台は縦割り組織のウェットな派閥争いや合意形成に巻き込まれていく。
ただし自分1人でドライとウェットを全部やる必要はなく、得意な人に分担すればいい
政治の世界での成功例は「安倍政権」であり、
安倍首相が方向性を示し、菅官房長官がドライな官僚仕事を束ね、
各政党のリーダーがウェットな人間関係を束ね、バランス感覚に秀でていた。
世間から求められることと、自分の能力や資質に乖離(ズレ)があるときは、
何らかの方法でそれを補う必要がある。
「ズレ」を自分で補うのか、「ズレ」を埋め合わせてくれる人間とパートナーを組むのか、
そうした戦略を立案して実行に移していくのがリーダーとして必要である。
・持論を述べる際のポイント
1、相手の人格否定をしない。自分が絶対正しいはNG。100人いれば100通りの持論がある。
2、物事に「ラベリング」をしない。そうしてしまうと聞き手に先入観が入り、誤った情報伝達になる。
3、相手の立場に立って考える。自分と相手のメリデメ、強み弱み、両視点を理解した上で持論を話す。
4、ブーメランになる発言をしない。絶対○○と決めつけると、同じ状況に自分がなると返り討ちに遭う。
5、比較優位の思考より「マシ」な案を探る。何らかの基準をもとに最適解を探す。100%の正解は無い。
6、Noを言うだけの批評家にならない。どうすれば改善できるか、自分が持論を提案し、上司を説得する。
・ずれを見抜き、持論を生み出す情報収集術
日々苦労して勉強しても、実際にはすべての内容が何かに生きるとか、持論形成に役立つことはない。
感覚的には1万個の情報を仕入れて、そこからやっと1つ使えるものが出てくるぐらい。
ただしこれは初期の話で、ある一定の閾値を超えたら、指数関数的にこれまでの情報が線でつながる。
明確なモチベーションがあることも、そうでないことも、将来どこでリンクするか分からないので、
長い人生においてはあまり選り好みをせずに、多くの情報に積極的に触れることが大切。
何かのチャンスが巡ってきたときに「いまから勉強します」では遅いので、常日頃から準備が必須。
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折れない心を持つためには、ズレから逃げずに、ズレを持論に変えること。説得力のある持論は人を惹きつける。インプットとアウトプットを繰り返し行い、質の高い持論を整理できるよう日々努力したい。
折れない心を持ち、個を貫くには、確固たる自分の軸が必要。そのためには、「自分と他人が異なることのズレを怖がらない」訓練が必要。
人間関係は、ドライな論理性とウェットな人間関係のバランス、使い分けが重要。
世間と自分とのズレを正しく認識して、それをどう自分の考え方に落とし込み、発信していくのか。ズレの可視化=持論。
ズレを見抜き、持論を生み出す情報収集術
大量なインプットとその情報を組み立てて持論を導きアウトプットする。
このスパイラルを際限なく回し続ける。
個性=持論の特徴性×知識・情報量
組織を生き抜く方法
見えない掟を見抜く
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世間と自分のズレを認識。そのズレを契機として持論を語る。持論を語ることで自分の軸、個性と呼べるものを見出すこと。
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前に読んだ橋下さんの本のインパクトがすごくて、再度手に取った。
その時ほどの衝撃はなかったけど、、、
あれだけ炎上する橋下さんも、新聞を5紙毎日目を通したり、常にズレを意識しながら持論を書き殴ったり、、、努力しているんだなと再認識
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ただの精神論ではなく、悩まないための具体論が示されており、参考になった。自分軸をもつために、ズレを認識し、ズレを受け入れ、ズレを味方につけること。情報の見分けと活用。メディアでの姿とは違う一面が見られた良かった。
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説得力がある力強い言葉で、納得させられる。
例えば「心理的安全性とは、誰でも安心してツッコめる組織である」というような持論は著者の鋭い明確さと優しさで自分の中にストンと落ちた。
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橋本さんらしく、独自の視点で人間関係の立ち回り方を解説した本。これからの多様化や情報化時代を見据えた実体験に基づいた内容
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チャンスを得るために、自分ができることを始めよう。チャンスがきてから準備してたら遅いんだ。
あと、仕事の【ズレ】を探す。わたしの敵は誰?
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「【分かってもらえなくても】自分が信じる道を行け」や「何を言われても君は君のままでいい」ではなくて、
「達成しなければいけない課題があるが、批判も多い場合、周りをどう説得すべきか?」という、
多人数の関わる仕事や組織に対処するための現実的な「折れない心」の持ち方を、実体験をもとにアドバイス。