紙の本
二章が一番良かった
2023/11/22 15:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言いにくいことを婉曲的に伝える京都人の話術本。
タイトルに興味を持ち。
内容は興味深いが、一章まるまる前書きみたいだし、二章は具体例やクイズ形式で面白かったけど、他は主題や解説が沿ってない感じで目が滑って頭に入ってこない感じだった。
京都人の話術に学ぶべきところはあると思うけど、会話の中でその言い回しが通じるのは京都人だからだろうな、と思う面も多いし、察しろ、という圧が強い。
察しなければ見下して縁を切るようなコミュニケーションで、独善的というか閉鎖的な手法にも思えた。
全てが現代に即しているとは言いがたいかも。
私の好きな異世界ファンタジーラノベとかの貴族の社交上での婉曲表現会話に通じる部分があって、そういう副読本的には楽しんだんだけど、だからこそ余計に、閉鎖的で嘲笑的なイメージに見えるのかもしれない。
英国紳士の会話術にも近い。
そういえば、会話の中にユーモアとオチをつけるという点で、大阪人の会話術とアメリカンジョークって実は近い関係にあるのでは。
投稿元:
レビューを見る
洛中ではない、肩身の狭いほうの京都出身です。
親戚のおじさんおばさんの顔をめちゃくちゃ思い出させる、京都人ならこう答える!のコーナー。あのおばちゃんやったらああ言わはるやろなぁと楽しみながら読みました。
地元を離れてみてはじめて、出身地・ルーツを意識するようになり、こういった京都や京都人について書かれた本を時々手に取ります。
エレガントに毒を吐けるような洗練された京都人とは残念ながら違いますが、その精神というか、根底にある相手に対する配慮や尊重する気持ちはコミュニケーションを取る上で大切な事。それは忘れずにいたい。
投稿元:
レビューを見る
●なぜ気になったか
毒をはけるようになりたいのではなく、筆者の京都人に対する考えを知るのに読んでみたい。京都人ってそうなんだ!、と鵜呑みするのではなく一つの考えとして楽しみたい
●読了感想
僕としては、裏を読み合うよりは本音コミュニケーションがいいな。読み合いは誤解を招くリスクが高いし。副題には違和感! 京都人スタンスでは、察することができない人には伝わらないのでは
#エレガントな毒の吐き方
#中野信子
23/5/3出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
https://amzn.to/3Vnxz0l
投稿元:
レビューを見る
タイトルをみて?となってしまったが、要は言いたいことをストレートに言って関係を悪化させるよりは、京都人の様にどうとでも取れる言い方をして関係をいつでも復帰できるようにした方がトータルで見てお得になると言っている。
論破するよりは余程良いとは思うものの、この本に載っていた京都人の事例は逆に人として良い対応なのか?と疑問に思ってしまった。(京都人が全員そうであるとは全く思ってません。)
投稿元:
レビューを見る
中野先生の意見は結構好きなのですが、この本に書かれている内容を実行するだけのエネルギーは自分にはないなと思いました。
結局、毒を吐きたくなる相手というのは、たいてい何を言っても聞いてくれない人であって、この本のように、京都の人のように言ったところで、文面通りに受け取るだけかなと。本にもあるように、本当にイケズな人は棺桶に片足突っ込んだときに気づくぐらいの毒を吐くとのことでしたが、気づくなら今気づいて欲しいし、死ぬ間際に気づくぐらいなら、別にもう生きている間に気づいてくれなくていいよとさえ思ってしまいました。
自分は自己肯定感は低いのですが、それでも自己保身は多少しますので、毒を言うよりは、もう本人がどうにも気づかなそうなら、相手に嫌われるよりは自分が飲んでしまえ、と思う方だったりします。それでも厳しければ、もうその相手からは物理的に距離を置く、という手段でしか、自己防衛の方法はないなと思いました。
自分は多少は慣れているものの、結構、世の中、文句言わない人にガミガミ言うタイプの人も多いので、言われちゃっている人が病まないことを願ってやみません。
投稿元:
レビューを見る
読みやすい文章でした。
なるほど〜と思う事が沢山ありましたが、東京で生まれ育った私には全然気付ける気がしません(笑)
投稿元:
レビューを見る
著者の講演を聴く機会があって、紹介していたので読んでみた。
言いにくいことを直接言わず、間接的に伝えるという京都人の言い方を学ぼう、という内容。
参考にならなかった。生粋の京都人をひとまとめにして語っているのがどうも納得できないし、そもそも生粋の京都人というのが、一体どれくらい存在しているのだろうか?
近所の人に、ピアノがうるさいことを伝えるのに「お子さん、ピアノが上手ですね~」などと言って伝わるとは思えない。「そうでしょう?」と、より調子に乗るとしか思えない。現代では、間接的に伝えて裏の意味を察してもらおうというのは通じないと思う。
投稿元:
レビューを見る
中野信子という人はけったいな人やなぁ。
こんなに頭のいい人でも毒の吐き方に悩むんだなぁ。
毒に気づかない人が最強かも。
人間関係は維持しつつ、やめてほしいことを本人に気づくように促す。気づかなければ嘲笑して終了。我慢するとストレスになっちゃうから、我慢はしないけど、人間関係も徹底的には壊さない。
1️⃣褒めてると見せかける。おもしろいなぁ、仙人ですね。
2️⃣みんなが言ってる きれいにおめかししてるとみんな言ってる。いい匂いがするとみんな言ってる。私はいいですけど他の人にいったら事件ですよ
3️⃣おうむ返し 旦那さんのお仕事何でしたっけ?結婚っていいものですか?
何も出ませんよ
幸せです、酔ってます
投稿元:
レビューを見る
はじめにp8
現代にあってよく見かける「本音が大事」という、実はあまり根拠のない、相手を打ち負かす快感をほとんど自制することなくただ追い求めるような現代の風潮に一石を投じることを試してみたいなという気持ちもありました。
P26
立ち位置が変化した、まさにそのとき、切らずに、あいまいな形で塩漬けにしておいた相手との関係を、何事もなかったかのように復活させ、良好な関係としてコストもリスクも最小限に抑えた形で再構築できるというのは、このコミュニケーション方法の大きな強みです。
しかし、おんなじことを何回も書いてるのは、ちょっと疲れる。大事なことだから5回(10回?)言いました。ってことかな。こうやって脳みそに刻むのかな。
投稿元:
レビューを見る
京都の建前と本音に興味があります。
途中まで読んで挫折しました。初めは面白く読めました。途中から飽きてきました。中盤までは読みました。そのあとは・・・
投稿元:
レビューを見る
「おもしろいこと」は原義的にはポジティブな言葉ですが、イケズにおいては基本的には、「理不尽なこと」「奇妙なこと」「理屈の通らないこと」などを指し、ネガティブな意味で用いられます。大阪で買い物する時は、店主がなんかボケて、そこにいる人たちが軽く笑うといったシーンがよくある。ボケていくで、大阪やで、こっちは!という意気込みがみえてしまって、しょうもな、と思いました。
投稿元:
レビューを見る
自分には全くないセンスに感服。
ユーモアのある嫌味とか、無理だと思ってしまった。
自分にはできないけど、そういう表現もあるんだということがわかったのが収穫かな。
投稿元:
レビューを見る
ひろゆき氏の論破が小気味良いと感じながらも、SNSでネガティブな発言はこの先特にやめておいた方が良いなんて実感して実際に行動している人に手にとってもらいたい本。
著者自身の性格なのか、本全体のテーマに合わせて表現をしているのかの真実は分からないけれも、とても読み手に配慮した書き方をされている。
と同時に、難解さを感じないよう言葉を選ばれてきて、気持ちよく読み進めることができた。
投稿元:
レビューを見る
京都に生まれ育った自分としては、無意識のうちに当たり前に言動していることが、そら恐ろしいことのように書かれていて、ある意味新鮮だった。京都の人は会話の中に結構しっかり毒を盛っているが、毒のままストレートに盛るような人は無粋。万一それが毒だとわかってもらえなくてもOKで、その人はそれなりの人やな、とあまり相手にしなくなる、それが京都人。最後のブラマヨのところは全然面白くなくて、ブラマヨをひたすら持ち上げるその陳腐で歯が浮くような筆者の表現が奇妙でさえあった。と、遠回しでなくストレートに書いてみた。
投稿元:
レビューを見る
自分には向いてないと言われましたが、けっこう使っている時もあります。
イギリス人の皮肉もこんな感じなんでしょうかね。