投稿元:
レビューを見る
【現代人気作家7人の豪華恋愛アンソロジー】唯一無二になれない私はどうすれば?夕暮れのバーで、勝負のバレンタイン前夜のデパートで、海辺の別荘地で。鮮やかな恋愛短編集。
投稿元:
レビューを見る
すごい豪華な作家陣。そしてすべて文庫オリジナルだからワクワクした。特に好きだったのは綿矢りささんの深夜のスパチュラ。夜中にてんやわんやしながらバレンタインのガトーショコラを作ってなんとか告白してカップルになるも相手もまさかのバレンタインを用意してくれてて、それがまぁなんといちごとマンゴーと洋梨のタルトフリュイたいうパティシエ顔負けの完成度の高さっていうオチ、好き!!
あと窪美澄さんの海鳴り遠くにの女性同士の恋愛もすごく好きだった。
投稿元:
レビューを見る
うっとりするようなお話が多かった。全ての作品にその人らしさが浮かんでいて、それも良かった。窪美澄さんの「海鳴り遠くに」が1番好きだったなあ。女性同士の恋愛をこんなにも美しく描けるなんて。
p.290 「無事に、行きなさい」桜木紫乃
学校なんて現代的にY染色体を理解したいなって。実際のY染色体っていうのは、すごくちいさくて、ほとんど遺伝子が乗ってないんです。唯一の働きは生物をオスにすることくらい。XXYもきれば、XYYもいるとなると、もはや性別というのは見える部分の肉体差異なんです。性染色体っていうのは、もともと異常が起きやすい部分なんですよ。だから、本来真っ二つに割るのは難しいんです」見かけは男女の別があっても、性的成熟の訪れない性があるということだろう。
投稿元:
レビューを見る
恋も二周目となると、本当の自分のことがだんだん見えてくる。
だから、大人の恋愛はちょっとややこしくて面倒くさいのかなぁ。
人気女流作家さん達の恋愛小説は、そんなややこしさが描かれていて面白かった。
一穂ミチさん「カーマンライン」が一番好み。
投稿元:
レビューを見る
島本理生さんの「最悪よりは平凡」が良かったです。年齢を重ねて恋愛に臆病になってしまうところとか、そうだよね、と思いながら読みました。相手の言葉や行動を深読みしてしまって、実際はただ何でもなかった、ただ遊ばれていただけとか、強がってみてもちょっとショックだな、やっぱり。
仕事においても「不満だけになっていた自分が恥ずかしくなる」というのはわかるよ!と思う。
私も誰にも話した事ないけど、同じようなモヤモヤを現在進行形で抱えているから。
一穂ミチさんの「カーマンライン」もよかったです。
投稿元:
レビューを見る
二週目の恋、一度学ぶが恋愛の複雑さが伝わってくる。
特に私の好きな綿谷りささん、初めて読んだ窪美澄さんの話が好き。
(一部抜粋)
綿谷りさ
一般的な女子大生の恋愛観が描写されてるような気がした。思考が幼くも懸命に目的に取り組もうとする姿が可愛らしい。
共感できるところもあり、できないところもある。物事に対しての考え方が色々あるんだな〜と思った。私は主人公みたいに考えることもあるけど、時間をかけてまで悩むことはないかなと思った。
波木銅
個人的に少し切なく感じた。後から気づく内容が深く感じた。
窪美澄
読みやすくて話の展開が面白く、引き込まれた小説。
多様性と言われる中、この作品も該当するのかと思ったがその考えが間違っているのかもと感じされられた。
投稿元:
レビューを見る
好きな作家さんが 何人も入ってて 豪華なメンバーのアンソロジー。テーマが決まってて 書くって言うのは 難しそう。でも どれも面白かった。
窪美澄さん 一穂ミチさん 島本理生さん 綿谷りささん 遠田潤子さんが良かった。
遠田さん 波木さんは初めましての作家さん
短編集は 初めての作家さんに 出会える楽しみもあります。
投稿元:
レビューを見る
二周目っていうのがよく分からなかったけど、
大体は面白かった。
2つ、好みじゃなくて飛ばした。
綿矢りさのバレンタインの話は
めっちゃ共感する。
投稿元:
レビューを見る
読みたい&読んだことない作家さんが半分ずつ。恋がからむ物語は、僕が好みの人の感情の交錯が楽しめるので読みたい
#二周目の恋
#一穂ミチ
#窪美澄
#桜木志乃
#島本理生
#遠田潤子
#波木銅
#綿谷りさ
23/7/5出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3pHYyIp
投稿元:
レビューを見る
一穂ミチの作品が1番好き。島本理生と綿矢りさも面白かった。
窪美澄の話は私に合う合わないが結構はっきりしてて、この本に収録されてる話は面白かったけど合わなかった。最初の方の展開が急に感じた。特に2人が自己紹介してるところ。浮いてるように感じた。
でもどうしてもセックスがえもいみたいな雰囲気苦手だな
投稿元:
レビューを見る
感想
青春時代のキラキラはないかもしれないが。それでも恋愛のトキメキを忘れることはできない。後ろ指を指されても。あの人のことを愛したい。
投稿元:
レビューを見る
最悪よりは平凡 と
カーマンラインがすき。
わかるよ。の温度で、
心が解きほぐされる。
一番笑って泣いたのは、深夜のスパチュラ!
投稿元:
レビューを見る
タイトルも作家さんもいい感じでしたが、一話読んで「お、当たり!」と思ったのも束の間、最後まで不完全燃焼。企画倒れ感あって、ちょっと残念でした。
投稿元:
レビューを見る
人気作家さんということでどの作品もその作家さんの
世界観が広がっているのを楽しめました。
短編集なのでもう少し読み込みたいと思う前に
完結してしまうので寂しい気もしますが、
気楽に読めてしまうのが良いです。
印象的だった作品は綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」、
バレンタインの手作りチョコレートを前夜に作る奮闘劇が
まるでコメディドラマでも見ているかのようにコミカルに描かれていて
チョコレート作りに奮闘しているのが面白くてたまりませんでした。
最後のオチも面白くてさすがだなと思いました。
一穂ミチさんの「カーマンライン」は日米で分かれて育った
男女の双子が久しぶりに再会をした物語が描かれていますが、
双子といっても置かれた環境がこれ程違うと双子とは違った
間柄になってしまうのかなと想像してしまいました。
双子という特別な関係をまた違った環境の視点からユニークに
描かれているのも面白く切なかったです。
遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は優美の彼氏の誠がやたら
容姿に対して干渉しすぎたり、他のことでも束縛しすぎていたので、
読んでいるだけでも腹が立ってしまいました。
容姿にコンプレックスのある優美の壮絶な過去も読んでいるだけで
胸が苦しくなりそうでしたが、最後には自分を奮い立てて頑張ったのが
凄いなと思います。けれどまだ誠との仲が切れていないようにも思うのに驚きでした。
窪美澄さんの「海なりの遠くに」は夫と亡くして海辺に住んでいた女性が
新しい出会いに辿り着くという物語ですが、今の時代に合っているというか、
新たな出会いが異性ではなく同性というのに意外性がありました。
あまり女性同士の恋愛を読んだことが無いので新鮮さもあり、
本当に好きな人と巡り合うことの大切さというのを知れた気がしました。
ちょっと変わった視点から
波木銅さんの「フェイクファー」は大学の手芸サークルで出会った人達の
その後が描かれテいた物語ですが、着ぐるみをこんな風な思いをしながら
着たり作ったりしているのかなと思うと特別な気持ちになり、
今までと違った視点で着ぐるみを見てしまいそうになりました。
切ない思いを着ぐるみ馳せているようにも思いました。
島本理生さんの「最悪よりは平凡」はタイトルと同様に内容も安定した面白さでした。
二度目の恋ではなく、二周目の恋だから
特別ということはなく、一度目よりも少し深い恋だから
こういった恋愛模様にもなるのかなと思いました。
けれど特にタイトルに拘ったという内容でも無かったようにも
思えますが、それぞれの恋愛模様の面白さや切なさが楽しめた短編集でした。
投稿元:
レビューを見る
女性作家による様々な恋のカタチ7編♪
「最悪よりは平凡」島本理生
37歳の悩み、不満、年下の男との一晩だけのセックス…ラストの出会いまでがリアルだった。
「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
大学生の主人公…バレンタインのチョコをどうするか?考えるところから闘いは始まる笑
「フェイクファー」波来銅
ストーリーは面白いけど、恋の話?着ぐるみに恋?
ん〜よくわからなかった笑
「カーマンライン」一穂ミチ
10年ぶりに再会する19歳の男女の双子…
心の欠けた部分がピタリと合わさる感覚は恋なのか?ひと夏の再会が切なくて暖かい。
「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子
遠田さんらしい毒を含んだ年下の大学生彼氏との恋愛。ラストの彼女の変化が素晴らしい!
「無事に、行きなさい」桜木紫乃
アイヌの女性と年上の男…
アイヌの強さと中年男の弱さ…
「海鳴り遠くに」窪美澄
海辺の別荘で暮らす女性が出会ったのは若く美しい画家の女性。偽りの人生を送ってきた女の結末は…
話題の女性作家さん達ですが、読んだことのない方がかなりいたので良かったです♪
たまにはアンソロジーも良いな!
綿矢りさのコメディ?は爆笑だった(●︎´艸`)ムフフ